健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ヒトの細胞を含むキメラ動物

2016-08-23 09:00:00 | 研究
ヒトの細胞を含むキメラ動物を使った研究に関して、一般の方と研究者を対象にアンケート調査を行い、研究者と一般の方との間に許容度の差があることを明らかに。現時点では研究者と比較して一般の方々のキメラ動物を使った研究に対する許容度が低いことがあきらかに。
http://www.kyoto-u.ac.jp/…/research_resu…/2016/160805_1.html
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終戦前後、子供の頃貧乏だった男性は長寿

2016-08-23 08:03:06 | 研究
終戦前後に子どもだった頃の経済状況が悪かった高齢男性の死亡リスクは、裕福だった人より約3割低いとの研究結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。経済状況が悪くて若いうちに死亡した人が多い反面、丈夫な人が長生きしている可能性があるということです。2010年時点で65歳以上の男性7143人、女性8306人に、15歳の時の経済状況を世間一般から見て裕福なほうから上、中、下のどれにあたるかを尋ね、3年間追跡。年齢や現在の経済状況なども加味して分析したところ、男性では「上」の人の死亡リスクに比べ、「中」は25%、「下」は36%低かったそうです。経済状況が悪いほうが若いうちから働いて活動性が高まり、丈夫になったことも考えられるということです。女性に死亡リスクの差はみられなかった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20160815-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
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寄生虫

2016-08-22 08:30:09 | 研究
中国と地中海を結ぶ古代Silk Roadを行き来した商人たちは、金や織物、香辛料、茶といった商品だけでなく、腸管寄生虫も運んだとする研究論文がJournal of Archaeological Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)東アジアと中東、欧州を結ぶシルクロードをめぐっては、腺ペストやハンセン病、炭疽を含む、感染症がまん延する一因になったとの仮説がこれまでもあったそうですが、具体的な考古学的証拠が不十分だったそうです。今回、当時シルクロード沿いにあったトイレの内容物を調べ、2000年前の商人たちが実際にこれに関わっていたことを示す証拠を発見。英国と中国の共同研究チームは、中国北西部にあるシルクロードの中継地、敦煌(Dunhuang)懸泉置(Xuanquanzhi)で1992年に見つかった「排泄物」を調査。「排泄物」は、現代のトイレットペーパーにあたる、布でくるまれた木と竹の棒に付着していたもの。紀元前111年の漢王朝時代に設置され、西暦109年まで使用されていたとみられる当時のトイレからサンプル7件を採取。これらのサンプルから、回虫、鞭虫、条虫、肝吸虫の4種類の寄生虫の卵を検出。このうち、腹痛や下痢、黄疸、肝臓がんなどの原因となる肝吸虫は、湿り気の多い場所でしか生息できないが、これが砂漠の端に位置する乾燥地域の敦煌で発見されたというもの。
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時計で高低差を測定

2016-08-22 08:30:02 | 研究
低い位置にある時計は高い所の時計より、重力の影響を大きく受けるため、ゆっくりと時を刻むということを予測したアインシュタインの一般相対性理論を応用して、2地点の高低差を正確に測定することに成功したそうです(YOMIURI ONLINE)。約160億~50億年に1秒しか狂わない特殊な時計を使い、国土地理院が現地で測量したのに近い精度を達成。遠く離れた場所の高低差を即時に測ることを可能にする成果で、15日の英科学誌ネイチャー・フォトニクスに論文が掲載されたそうです。約15キロ・メートル離れた東大(東京都文京区)と理化学研究所(埼玉県和光市)の2か所に、「光格子時計」と呼ばれる超高精度の時計を光ファイバーでつないで設置。時間のずれに相当する周波数の違いを比較。その結果、東大の時計の方が周波数が低く、3日間で0・4ナノ秒(ナノは10億分の1)の遅れが出たそうです。これを高低差に換算すると、15・16メートルになったというもの。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20160816-OYT1T50070.html?from=ycont_top_txt
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ウイルス性肝炎の年間死者数

2016-08-21 08:30:07 | 研究
ウイルス性肝炎による年間の死者数は、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)や結核、マラリアに比べて高いとの調査結果がLancetに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究によると、英国の研究チームが世界183か国のデータを調べた結果、ウイルス性肝炎を原因とする感染症や肝疾患、がんによる死者数は、1990年の約89万人から2013年には約145万人となり、63%増加していたというもの。2013年にその他疾患で死亡した患者の数は、エイズで約130万人、結核で約140万人、マラリアで約85万5000人。肝炎は、肝臓が炎症を起こし、さまざまな症状を引き起こす疾患で、大半はウイルスが原因ですが、薬物やアルコールの乱用、他の感染症、自己免疫疾患などが原因となることも。今回の調査で算出されたウイルス性肝炎による死者数のうち、B型とC型が96%を占めていた。またアジア東部と南部に死者が多かったことも分かった。
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4億年前の酸素

2016-08-20 08:30:31 | 研究
動物や人間の繁栄を支えるのに十分な量の酸素を地球にもたらしたのは何かという謎は長年にわたり科学者らの頭を悩ませてきたそうですが、この答えを「コケ」に見つけたとする新説がProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)に発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、地球に初の安定した酸素の供給源をもたらし、知的生命体の繁栄を可能にしたのは、約4億7000万年前に始まったコケの増殖だったということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3097609
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オメガ3脂肪酸が大腸がん患者の生存率を改善

2016-08-19 08:30:46 | 研究
大腸がんの患者が、マグロやサケなどの脂肪が多い魚に含まれるオメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性があるとの研究論文がGutに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究は、米国の17万人以上のデータを基に行われたものだそうです。このうちの1659人が大腸がんを発症し、オメガ3の大量摂取と死亡リスク低減との間に相関関係が強く示されたということです。診断後のオメガ3脂肪酸の摂取量が1日当たり0.1グラム未満の患者に比べて、同0.3グラム摂取した人では、死亡リスクが41%低かったというのです。大腸がん患者は、これらのマグロやサケなどの脂肪が多い魚の摂取を増やすことで、生存期間を延ばす恩恵を受けられる可能性があるそうです。オメガ3脂肪酸は青魚や一部植物および特定のナッツ油などに含まれるとのことです。
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慢性脊髄損傷

2016-08-18 08:30:41 | 研究
けがから時間がたった慢性期の脊髄損傷でも、神経のもとになる細胞の移植とリハビリを組み合わせることで、治療ができることが動物実験で確かめられたそうです(YOMIURI ONLINE)。3年後、慢性期の患者を対象に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作る細胞と、医療用ロボットを活用するリハビリを組み合わせた臨床研究の実施を目指すそうです。脊髄を傷つけて後脚がほぼ動かないまひ状態にしたマウスを使い、人の約半年後に相当する6週間後、ベルトで体を支え、後脚で歩く練習を開始。その1週間後に患部に細胞を移植。歩く練習は1日20分、計9週間続けたそうです。
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4歳の少年が老人のような外見に変化する奇病

2016-08-17 08:30:45 | 研究
バングラデシュの4歳の少年が、老人のような外見に変化する奇病にかかり、首都Dhakaにある同国最高峰の病院に検査入院したそうです(AFPBB NEWS)。この子は、貧しい農家の子どもで、生まれつき手足や顔の皮膚がたるんでおり、その症状に関連して心臓、視覚、聴覚に問題があるとのこと。医師らは当初、生後幼くして急速な老化が起こり、深刻な合併症を引き起こす早老症を疑ったそうです。しかし、早老症ならば、時間が経つほど老化は加速されるが、両親によれば老化は最近止まっており、改善がみられるとのこと。バングラデシュの地方部では、いとこを含む親族との近親婚が一般的にみられるそうで、この子供の先天的な症状はそうした近親婚の結果である可能性もあるということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3096947
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「人のにおい」を使うユニークな蚊取り器

2016-08-16 08:30:05 | 研究
マラリア媒介蚊をおびき寄せるために「人のにおい」を使うユニークな蚊取り器が開発されたとする研究論文がLancetに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。合成香料を用いるこの特殊な蚊取り器を使った研究では、同機器がマラリア蚊の地域個体群の7割を捕獲する助けになり、さらには機器を使用した家庭で患者数が3割減ったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3097150
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