4巡131位 Jack Ikegwuonu

　補填ドラフト権の4巡131位はWisconsinのCB Jack Ikegwuonuを指名しました。
　5-10 192ポンドのIkegwuonuですが、1月にACLの手術を受けています。その為にスカウティングコンバイン・プロデイ共に欠席している為に身体的な記録が残っていません。しかし、手術を受ける前は2巡候補として名前が有った選手です。2008シーズンはIRに登録され、2009シーズンデビューを計算した指名と考えられます。
　バンプが強力で、その後のターンから併走するスピードが素晴らしいと評価されますが、この手のCBに付き物のホールディング癖も持っていると言う事です。後はやはり膝の手術の影響がどうなるかという事になりますが、普通のACL手術ならば今年の1月手術なら2009年の8月には完治と考えて良いでしょう、無事にフィールドに戻ってくる事を期待します。強盗に関与しているという疑いをかけられた事が有る様で、性格素行面に問題が有るようです。
　Lito Sheppardのトレードが成立しなかった事を考えれば、この指名は非常に分かりやすいLitoが抜けた後のニッケルバック候補の確保と言う事になります。

4巡117位 Quintin Demps

　MINとトレードした4巡117位でTexas大El Paso校のS Quintin Dempsを指名しました。
　6-0 207ポンドのサイズで40ヤード4,41の記録を持っています。広い守備範囲を持つFSと評価されますが、素晴らしい40ヤードの数字をフィールド上で見せる事が出来ないとも言われています。4年間スターターで17INTとビックプレイ能力が高いようですし、マンマーク能力が高いようです。
　必要だったSを指名しました、6-0ぎりぎりのDempsよりもう少しサイズの有るSを期待していましたがスピードは十分ですしFSのバックアップとしてBrian Dawkinsから学ぶ事になります。

4巡109位 Mike McGlynn

　CARとのトレードで手に入れた4巡109位はPittsburghのOT Mike McGlynnを指名しました。
　6-4 311ポンドでカレッジでは4年間RTのスターターを務めています。パワーとクイックネスを兼ね備えた選手のようですが、横への動きが悪い事と腕が短い事からNFLではOGへのコンバートが必要とも言われています。Todd Herremans,Shawn Andrews共にOTからOGへのコンバートですし、OTに戻す事も出来るでしょう。まずはOGとしてキャリアを始める事になると考えます。
　取るべきはOGではなくOTだとは思います、それでもランブロックタイプのOLを獲得した事は評価していいでしょう。LG争いに入る事になります、HerremansをLTに戻せるようになるとやりくりが楽になりますし、競争を激しくするという意味でも期待します。

3巡80位 Bryan Smith

　2日目最初の指名3巡80位はMcNeese StateのOLB Bryan Smithでした、正直聞いた事のない学校ですし、2部なのか3部なのか良くわかりません。
　6-3 240ポンドのパスラッシャーで3年間の実績は7サック、13サック、11サックと素晴らしい数字を残しています。コンバイン当時は240ポンドですが、カレッジ時代は230ポンドだったようです、260ポンド程度まではすぐにバルクアップ可能な骨格と評価されていますからDEコンバートが有るかもしれません。
　記録の通り、パスラッシュに持ち味がある選手でDE/OLB両方で起用されていたようです。SLBとしてCris Gocongのバックアップに入るのかバルクアップからTrent Coleのような道を進ませるのかはまだ分かりません。どちらにせよ、スモールカレッジのサック王系と言う意味ではGocong,バルクアップ可能なパスラッシャーと言う意味ではColeの2匹目を狙った指名になりました。