10-27

　2019シーズンが始まりました、ホームでのプレシーズンゲーム緒戦は10-27（前半10-14）で負けました。

　この試合最大の出来事は2番手QB Nate Sudfeldが左手首の骨折で2ヶ月程度戦列を離れることです。それまでは冷静にボールを散らしていて、Nick Folesの穴とまではいかなくても、平均的な若手の2番手程度はやれるかな？と思っていただけに、2番手を失った事と、プレシーズンでの実戦経験の機会を失った事は大きなダメージになります。
　CLE時代にスターター経験のあるCody Kesslerが当面の2番手でしょう。善戦すれど勝てない（チーム状況もあります）選手の印象ですが、6-5クラスの大型ポケットパサーを集めたチームでやや小柄なKesslerをどう使うのか難しい所ではあります。
　ルーキーClayton Thorsonはコントロールがイマイチの評判ですし、PS落ちの予想が多くなっています。
　反対側の左手ですし、致命的な怪我ではなく2ヶ月で復帰ならばシーズン序盤の2番手を3-4試合用意するだけで済みます。


　Miles Sandersは速さ、パワー、機敏さ、パスキャッチ、全部中の上で特筆する所がないようにドラフト時見えましたが、3回のキャリーで見せ場は全く無かったです。
　元々、RPOはOLの技量に依存する所が多いので、セカンドチームはラン出ないのが毎年のパターンではありますから、2戦目以降のOLと噛み合うかなのですけれど、少し不安になりました。

　JJ Arcega-Whitesideはサイズを活かしたプレイとお手手も悪くない（最初のパスは取って欲しい所ですが）のを見せました。ストレートスピードは平凡ですね、CBを引き離すような選手ではないでしょう。

　Andre Dillardはランでのパワーが少し足りない、フットワークは上々。前評判どおりでした。
　もう少しパワーアップ出来れば良い選手になるでしょう、1年目からLTを任されずに控えに居れるのは良い環境だと考えます。
　Jordan Mailataはもう少しパワーが有ると思っていたのですが、押せてませんね。6-8 340ポンドでラグビーの突進力が有るはずなのですけれど、RTとしての外への対処に手一杯で下手なサイドステップを何度も見る事になりました。LTは埋まりそうなのでもう1年鍛える事になるでしょう。

　Tre Sullivanが今のところFSの2番手なのですが（Andrew SendejoとJohnathan CyprienはSS）オープンでの1対1で派手に置き去りにされました。元々タックルは期待できない選手なのですが、あまりに酷い抜かれっぷりでした。

　DE Daeshon Hallが目立っていました、2017年3巡指名でCAR入団、翌年ファイナルカットに残れずにチームを転々としていました。Joe OstmanがIR入りしましたし、5番目のDE候補になるでしょう。


　セカンドチームのOLが期待したほど良くなかった、そんな試合でした。ファーストチームのOLが高年齢化しているだけにセカンドチームから若手が出てこないと困るのですけれどね・・・

一週間経ちました

　元JAC.TENのS Johnathan Cyprienと契約しました、去年の8月2日にACL断絶でIR入りし、今年の春に解雇されていました。JAC時代はランに強い好選手の印象でしたが、怪我の影響がどうなのかは不安材料です。
　STLから呼び戻したBlake Countessがキャンプでイマイチの評価を目にしています、その影響なのかベテランSのTre Bostonが先日CARと契約した事でFAの中堅どころが少なくなったからキープしたのか（Corey GrahamもFA市場にまだ居ます）事情は良く分かりませんが、膝などの怪我さえ完治していればスタータークラスのバックアップを手に入れたことになります。


　昨日の練習で左足を痛めたRB Miles Sandersは別メニューですが重大な怪我では無いもようです。春にハム痛めていますし怪我に弱いのですかねえ・・・カレッジでは1年しかスターターをしていないので使い減りはしていないはずですけど。
　RB Corey Clementも怪我からの復帰途中、やっと実戦練習に復帰したようです。開幕には間に合う予定らしいです。


　WR Carlton Agudosiと言う選手がレッドゾーンで良いキャッチを見せたようです。6-6で220ポンド、ドラフト時の40ヤードは4.66・・・・・・数字だけ見るとTEにコンバートされるような選手ですね。2017年にARIに入団しPSで過ごし、18年はファイナルカットに残れずPSにも入りませんでした。
　高さを活かしたパス投げられたらDBじゃ届きませんけど、JJAWやDallas Goedertも居ますしロスターに残るのは難しいでしょう。


　Isaac SeumaloがバックアップCとして2番手のようです、Stefen Wisniewskiにスナップミスが出ているようです。現状LGのファーストチームにSeumalo入っていますし、Cの2番手はWIZが収まるのがいいと思うのですけれどね。そんなにスナップ下手の印象はないのですが。


　CreVon LeBlancの怪我はつま先で復帰に数週間掛かるようです、怪我をしたあとのじょうたいがはっきりしなかったのですが、つま先だとシーズン終盤まで欠場かもしれません。復帰出来るIRに入れて10週目に復帰と考えておきます。

怪我人無く順調

　キャンプは順調に進んでいるようです、CB陣の怪我人を埋める為に（若手のデプスは十分厚いと思うのですけどね）DAL.KCのCB Orlando Scandrickと契約しています。

　練習を休んでいるのはPUPリストに載せられているJalen Mills。ウオームアップと筋トレだけ、チームドリルには参加しない別メニュー組は数人居ますが致命的な怪我ではなさそうです。今のところ開幕に間に合わないのはMillsだけの状態です。去年のIR組も練習に参加していますし（Ronald Darbyだけ少し微妙）順調と言って良いでしょう。


　ルーキーの評判ですが、Jason PetersやJason Kelceがベテランにだけ与えられる休養日で休んだ日にはLTのファーストチームに1巡指名Andre Dillardが入り、素晴らしいフットワークを披露したようです。前日には2年目のJoe Ostmanにぶち抜かれたなんて記事も有ったのですが、身体能力の高さは評判通りのようです。

　2巡のMiles Sandersはタックルなしのフラッグフットボール状態の練習ですが、縦のスピードと機敏なカットバックの両方を持つところを見せています。一芸特化ではなく総合力の選手と私は見ていますが、全てが高いレベルにあるように見えます。

　JJAWもNelson Agholorに次ぐWR4番手としての位置は固めている模様。レッドゾーンでの高さは強い武器になりそうです。CB陣とのスピード比べで勝った、と言う形に記事を目にしないのは少し気になります。

　Shareef Millerは苦戦でしょうか？Brandon Grahamの反対側という形で、OstmanやJosh Sweatの特集記事は目にしましたがMillerは地元の学校に防犯の広報活動をしに行った、と言う記事以外ほぼ名前を目にしません。

　Clayton Thorsonはコントロールが悪く荒い。と書かれていました。2番手を争うと言うよりも3番手として53人枠に残るかPS行きか？と言うところかもしれません。


　2年組みはDEの2人は好調、Dallas GoedertとAvonte Maddoxも順調のようです。Matt PryorはセカンドチームのRGとサードチームのLTのようで、ファーストチームに入るには少し距離があるようですが、成長していると言う記事が有りました。
　Jordan MailataはRTで練習しているようですが、若手DEがMailataを抜いた！と言う形の記事でしか名前を見ません。キャンプ初日はラグビーからフットボールの選手らしくなってきたと成長を期待させる記事があったのですけれど・・・


　解雇から格安再契約で戻ってきたTimmy Jerniganはコンディション不良も無く順調に練習しているようです。4番手争いをするTreyvon Hesterも良いプレイが有ったようですしFletcher Coxが足首の手術でやや出遅れていますが、DT陣は順調と言えるでしょう。


　膝の怪我で練習を所々休んでいるRodney McLeodも開幕にはあわせて来るでしょう。MINから来たAndrew Sendejoはランディフェンスで良い所が有ったようです。FSの2番手に不安が残りますが、CBからFSコンバートの噂があったRasul DouglasとMaddoxがスターター不在のCBファーストチームで良い練習をしているようです。この2人がFSやってる話は目にしていません。


　LB陣ではNigel Bradhamが手の怪我でやや出遅れ、Zach Brownがゾーンパスカバーにやや難がありニッケルLBではファーストチームから外れているようです。予想はしていましたけれど、ランパス両面で使えたJordan Hicksからラン特化のBrownへの入れ替えはパスディフェンスに影響するのでしょう。
　LB3番手Kamu Grugier-Hillは好調のようで、Nathan GerryもニッケルLBのファーストチームに入っています。


　今のところ順調のようです、2年目組が好調のようなのは良い印象を持ちます。