はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

何だか呆れてしまう

2004-10-31 | 日記
イラク人質事件のその後。

人質の身元が明らかになるにつれて、ますますこの男の本性がさらけ出されてきた。

香田証生、24才。

一昨年まで仕事についていたらしいが、「やりたいことがある」と言って仕事を辞めたとのこと。
典型的な「今どきの若者」だろうか。

つまり、な~んにも考えていないヤツ、ということだ。

だいたい、イラクへ渡航した理由が、はっきり言うと「ない」

「バクダッドやサマワで何が起きているかこの目で見たい」と言っていたらしい。
何なんだろう、この頭からっぽの発言は。

アンマンのホテルで、たまたま彼に出会った映画監督が、「緊張したり怖がっているというより、好奇心がいっぱいという様子だった。戦場に行くという自覚はなさそうだった」と述べている。

好奇心旺盛、という前向きなものではなく、むしろ感情がないというのか、生きるための基本的なものを持っていない、そんな感じを受ける。

実際、テロリストと共に映った映像の中の彼には、恐怖というものを感じている様子はない。
だからこそ、一部で「もしかして、ヤラセでは?」という声があがっているのかも知れない。

たぶん彼自身にも、何が起こったのかいまだにわかっていない面があるのではなかろうか。


ところで・・・

「ダーウィン賞」というものがあるそうだ。

ダーウィンの「種の起源」を皮肉って、『優秀な人間は次代に種を残して人類に貢献することになる。それと同様に、ダメな奴は早く死ねば劣悪な種をそこで断つことによりやはり人類に貢献することになる。つまりそういう人に与える賞』ということなのだが、もし彼が残念なことに最悪の結果になったとしたら、まさにこの賞の候補者になるのではないか。

なぜなら、危険な場所に行くという意識がまったくないのだから。
「危険かも知れない」と考えもしなかったのだろうかと思うと、何だか呆れてしまう。
「旅行者だから大丈夫」などと言っていたらしいが、どういう意味だか、さっぱりわからない。

それにしても、今回の人質事件に対するマスコミの対応が、ちょっと変だ。

今夜のNHKのニュースでも、4番目の扱いだった。
そんなに心配している感じではなく、「ちょっとした事件です」という扱いだ。

3バカの時には、さかんに政府を批判したり、見当違いな反応を見せていたのに、今回は「どうでもいい」とでも思っているかのようだ。
「利用価値なし」と判断したのだろうか。

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