国際化って、何？

今日、私の働いている工場に本社から社長がお見えになった。

それで朝から、というよりも１ヶ月以上も前から大騒ぎしながら、この時を迎えたわけだけど、何とか無事行事も終わってホッとしているところ。

名古屋のはずれの小さな工場にわざわざ・・・だからではなく、実は私の会社も外資が入ってきて、今の社長って外人さんなわけ。

精一杯の歓迎ムードを作り出そうとがんばった成果か、特にトラブルもなく、ほほ時間通りに終わった。
で、この社長ドイツ人なんだけど、ドイツ人ってまじめだっていう人が多いが、ほんとそうかも知れない。

なぜかって、ジョークがあまり面白くない。
もっとウィットに富んだシャれたジョークならまだしも「ここは、もしかして笑わないといけないのか？」って気を使うくらい、つまらなかった。

通訳が悪いわけでもなかろう。うまく訳したところで、あんまり面白そうな話でもなかったし。

だけど、迎え撃つ日本人もだらしない。
社長はそれほど大きな男でもないのに、皆何だかものすごくビビってた。
一通り社長の話が終わった後、質問のコーナーがあったのだが、質問にたった者がすごく緊張しているのがわかる。

そのせいだろうか、言わなくてもよさそうなお世辞やらご挨拶の言葉を並べてる上に、通訳のことも考えずに一気に話すものだから、通訳も結構困っていた。
普段あんなこと言わないだろう、っておっさんまで「今日はようこそいらっしゃいました」などと言うものだから、周りではクスクスと笑いも出ていた。

私は英語はあんまりわからないけど、普段外人の前ではそれほどビビらない。
ただし日本では、っていう注釈はつくけど・・・

だって、街で外人が話しかけてくる時って、何か困ってるか、何か聞きたいかくらいしかないから、結構ゆっくりと話かけてくる。
たとえ早口で何言ってるかわからなくても「はあ？」って言い返せば、向こうは話し方変えるからね。

だけど、会社で外人を前に仕事の話をするとなると、やっぱり別なんだろうな。

今日は裏方だったもんで、出番はなかった。
ただマイクをもって走り回るだけ。

でもまあ、これからは英語も話せないといけないのかと思うと、ちょっとツラい。
何せ、もう４０も後半に差しかかろうとしているからね。

２０年前は、こうなるとは夢にも思っていなかったのに・・・

世の中の流れがちと早すぎるような気がする今日この頃でした。