今日は「キングスマン:ファースト・エージェント」を見てきました。
『キングスマン』シリーズの第3弾。第1次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、スパイ組織キングスマンの誕生秘話と、彼らが巨大な陰謀に立ち向かう姿が描かれる。前2作に引き続きメガホンを取るのはマシュー・ヴォーン。『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』などのレイフ・ファインズ、『マレフィセント2』などのハリス・ディキンソンのほか、リス・エヴァンスらが出演する。
主演:レイフ・ファインズ
共演:ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス、マシュー・グード
その他:トム・ホランダー、ハリス・ディキンソン、ダニエル・ブリュール、ジャイモン・フンスー、チャールズ・ダンスなど
<ストーリー>
イギリス、ドイツ、ロシアといった大国間の陰謀が渦を巻き、第1次世界大戦勃発の危機が迫ろうとしていた。そんな中、コンラッド(ハリス・ディキンソン)は父親のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)に連れられ、高級紳士服テーラーを表向きの顔にしたスパイ組織キングスマンの一員として迎えられる。世界に迫る危機を回避しようと動き出す二人だが、その前に怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス)が立ちはだかる。
これは面白かった。
一言で言うと、レイフ・ファインズ大活躍!というお話だ。
ただし、最初から期待していたわけではない。
だいたいにおいて「〇〇誕生秘話」というタイトルの映画というのは、それまでのシリーズが頭打ちとなった(あるいは一旦完結した)時に出てくるようなものが多いので、本シリーズと比べてちょっと格落ち感が否めない。
今作も、時代背景は第一次世界大戦前後の話なので、ちょっと古臭い感じはする。
とは言え、歴史の勉強になった部分もあって、そこもまた面白かったのだが・・・
英国王やドイツ・ロシアの皇帝が出てきたり、ラスプーチンやレーニン、マタ・ハリなどの有名人も出てきて、それなりに話をうまく展開させていたと思う。
特にラスプーチンとのバトルは、なかなか迫力もあって面白かった。
とにかく展開のテンポが良くて、無駄なエピソードなどはほぼなかったと思うし、ハラハラ・ドキドキ感も適度にあって良かったと思う。
しいて言えば、歴史上暗躍していた有名人たちを陰で操っていた黒幕(ラスボス)が、意外と小物だったので、いったいどうしてあんな力を持っていたのか不思議だったことだろうか。
展開としては意外性があったものの、ちょっと小物すぎて意外だったのだけど、物語全体に影響を及ぼすほどではなかったと思う。
あと、最初は主人公の息子が次代のキングスマンになるのかと思っていたけど、まさかの結果だったので、ちょっと驚いた。
ということで、ジュディ・デンチに替わって「007ジェームズ・ボンド」のM役となったレイフ・ファインズが、もうすぐ60才を迎える中で、アクションなど大活躍していることに敬意を表して、評価は「A」にします。
ただ・・・
展開にはまったく関係のないところで気になったことが一つ。
ラスプーチンを殺害しようとした際にも使用した青酸カリ。
ちょっと臭いを嗅いだだけで、「ん?アーモンドの臭いがする。これは青酸カリだ」と言っていたシーンがいくつか出てきた。
昔の推理小説などでもよく出ていた「青酸カリはアーモンド臭がする」というヤツ。
今さらではあるが、「青酸カリは無臭」である。
それが胃に入ることによって、胃酸と反応してシアン化水素を発生させるのだが、これがアーモンド臭の正体。
しかも、普段私たちが知っているアーモンドの臭いではなく、収穫前のアーモンドの香りなんだそうだ。
「クロロホルムを急に嗅がせても、すぐに気絶したりなんかしない」というのもそうだけど、これほどまでに「実は・・・」と判明していることを、大々的に使用する製作者の不見識にはがっかりするが、評価を落とすほどのことではないと思ったものの、見ていてちょっと腹が立った!?
『キングスマン』シリーズの第3弾。第1次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台に、スパイ組織キングスマンの誕生秘話と、彼らが巨大な陰謀に立ち向かう姿が描かれる。前2作に引き続きメガホンを取るのはマシュー・ヴォーン。『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』などのレイフ・ファインズ、『マレフィセント2』などのハリス・ディキンソンのほか、リス・エヴァンスらが出演する。
主演:レイフ・ファインズ
共演:ジェマ・アータートン、リス・エヴァンス、マシュー・グード
その他:トム・ホランダー、ハリス・ディキンソン、ダニエル・ブリュール、ジャイモン・フンスー、チャールズ・ダンスなど
<ストーリー>
イギリス、ドイツ、ロシアといった大国間の陰謀が渦を巻き、第1次世界大戦勃発の危機が迫ろうとしていた。そんな中、コンラッド(ハリス・ディキンソン)は父親のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)に連れられ、高級紳士服テーラーを表向きの顔にしたスパイ組織キングスマンの一員として迎えられる。世界に迫る危機を回避しようと動き出す二人だが、その前に怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス)が立ちはだかる。
これは面白かった。
一言で言うと、レイフ・ファインズ大活躍!というお話だ。
ただし、最初から期待していたわけではない。
だいたいにおいて「〇〇誕生秘話」というタイトルの映画というのは、それまでのシリーズが頭打ちとなった(あるいは一旦完結した)時に出てくるようなものが多いので、本シリーズと比べてちょっと格落ち感が否めない。
今作も、時代背景は第一次世界大戦前後の話なので、ちょっと古臭い感じはする。
とは言え、歴史の勉強になった部分もあって、そこもまた面白かったのだが・・・
英国王やドイツ・ロシアの皇帝が出てきたり、ラスプーチンやレーニン、マタ・ハリなどの有名人も出てきて、それなりに話をうまく展開させていたと思う。
特にラスプーチンとのバトルは、なかなか迫力もあって面白かった。
とにかく展開のテンポが良くて、無駄なエピソードなどはほぼなかったと思うし、ハラハラ・ドキドキ感も適度にあって良かったと思う。
しいて言えば、歴史上暗躍していた有名人たちを陰で操っていた黒幕(ラスボス)が、意外と小物だったので、いったいどうしてあんな力を持っていたのか不思議だったことだろうか。
展開としては意外性があったものの、ちょっと小物すぎて意外だったのだけど、物語全体に影響を及ぼすほどではなかったと思う。
あと、最初は主人公の息子が次代のキングスマンになるのかと思っていたけど、まさかの結果だったので、ちょっと驚いた。
ということで、ジュディ・デンチに替わって「007ジェームズ・ボンド」のM役となったレイフ・ファインズが、もうすぐ60才を迎える中で、アクションなど大活躍していることに敬意を表して、評価は「A」にします。
ただ・・・
展開にはまったく関係のないところで気になったことが一つ。
ラスプーチンを殺害しようとした際にも使用した青酸カリ。
ちょっと臭いを嗅いだだけで、「ん?アーモンドの臭いがする。これは青酸カリだ」と言っていたシーンがいくつか出てきた。
昔の推理小説などでもよく出ていた「青酸カリはアーモンド臭がする」というヤツ。
今さらではあるが、「青酸カリは無臭」である。
それが胃に入ることによって、胃酸と反応してシアン化水素を発生させるのだが、これがアーモンド臭の正体。
しかも、普段私たちが知っているアーモンドの臭いではなく、収穫前のアーモンドの香りなんだそうだ。
「クロロホルムを急に嗅がせても、すぐに気絶したりなんかしない」というのもそうだけど、これほどまでに「実は・・・」と判明していることを、大々的に使用する製作者の不見識にはがっかりするが、評価を落とすほどのことではないと思ったものの、見ていてちょっと腹が立った!?
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