はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

勝てば官軍、かも知れないけど・・・

2018-12-11 | 日記
来年年明け早々に開催される箱根駅伝で、5連覇に挑戦する青山学院大学。

その青学の監督である原晋氏が、今年のスローガンは「ゴーゴー大作戦」だと言ったそうだ。

いちおう「5連覇」の5(ゴ)に引っ掛けているのはわかるが、これ以外にも「カギは五区」だとか「ライバルはゼッケン5番の東海大」とか語呂合わせで言うのはまだいいとして、「今、みんな燃えたぎっている、アーチチ・アチだ」みたいなことも言っていた。

さらに「優勝したら郷(ひろみ)さんにも来てほしい」とまで言ったらしい。

https://article.auone.jp/detail/1/6/12/17_12_r_20181211_1544475959064702


この監督、調子に乗りすぎだろう。

過去にも「ワクワク大作戦」だの「ハッピー大作戦」だと「サンキュー大作戦」だの、選手に対してよりも、メディア向けに言っているとしか思えないようなスローガンを掲げていたそうだ。

選手も「今年はワクワク大作戦で行くぞ!」と言われたところで、練習なんて今までとは特に変わらないだろうし、「監督は何言ってんだ?」くらい思っているかも知れない。

結果を出しているから、いちいちイチャモンをつける人なんていないのだろうけど。

ただ、最近バラエティ番組にも結構出ているのは、ちょっと気になる。

一般的に、スポーツで結果を出した人(プロでもアマでも)を、「理想の指導者」として持ち上げる人は多い。

と言うか、雑誌などではその手のアンケートが頻繁に行われている。

よく出てくるのが芸能人で、評判になったドラマで演じた役柄を、その人そのものだと勘違いして名前を挙げる人は多い。

武田鉄矢なんて、ドラマじゃ熱い先生を演じたかも知れないけど、ネットなどで見る彼の評判は最悪だ。

そんなもんである。

スポーツの世界でもそう。

ド素人なんかではなく、その道で少なからず実績を挙げてきた人たちを集めて、一つの強いチームにまとめ上げるのは、確かにすばらしい能力かも知れないが、それが学校や会社においても通用するか、と言うと、そう簡単にはいかないと思う。

野球なんて、その最たるものだろう。

28人の枠の中で、先発の9人を選び出し、状況によって人を変えていく。

もちろん、その前に彼らを鍛え上げていくことは当然である。

しかし、会社の場合、28人いたら、28人全員を同時に使わなければならない。

「お前は、終盤に向けて準備をしておけ」という指示などあり得ない。

「今日のお前の出番はなしだ」ということもない。

「理想の指導者」に選ばれたのが芸能人であったり、スポーツ選手であったりするたびに、「冗談じゃないよ。こんな人の下にはつきたくない」と思うことが結構ある。


この原監督も、どうせ引退後にあちこちで講演活動なんかするんだろうけど、その道(駅伝)の話ならともかく、教育論とか人生訓みたいなものまで話をするようになったとしたら、どっかですっ転びそうな気もするのだけど・・・

どうなんでしょうね。

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