TPPに関しては、「言った」「言わない」だの「参加表明だ」「いや、参加が前提ではない」だの単なる解釈の違いだけに注目が集まっている。
まず、日米首脳会談での野田首相の発言については、「大統領は全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せるとの野田首相の発言を歓迎した」とのアメリカ側の報道に対して、日本の外務省が「そのような発言を行った事実はない」と否定している。
これについては、そもそもTPPの目的が「すべての物品およびサービスの貿易自由化が前提」ということであれば、野田首相が何と言おうが、参加に向けた交渉を始めた時点で、アメリカ側の認識の方が正しいはず。
とすれば、これまでの民主党のやり方からすると、次のことが考えられる。
「野田首相はそういうことは言っていない」
だけど・・・
「菅前首相は言った」
あるいは
「野田首相は、そういう言葉は発していない」
だけど・・・
「そういう意味のことは言った」
いずれにしても、あまり意味のあるやり取りとは思えない。
一方、今日の予算委員会での質疑においても、あまり意味のないやり取りをしている。
自民党・山本一太議員による「交渉に参加しない選択肢もあるのか」という質問に対する首相の答弁。
「国益を損ねてまで参加することはない」
これまた、実に曖昧な答弁だと思う。
文字通りに解釈すれば、「TPPが国益に反すると判断すれば、参加しない」ということになるのだが、「国益」とは何なのか、という解釈によっては、どうとでもなる。
事実、各紙の伝え方のニュアンスもかなり違う。
時事通信では、「国益に反するのであれば参加しない」に力点を置いているようである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111115-00000026-jij-pol
一方、読売新聞では、『「国益を損ねてまで参加することはない」とする一方、今後の協議に強い意欲を示した。「交渉参加に向けて、後ろ向きではなく、前向きだ」と明言し、「万全な態勢で協議に臨んでいきたい」と語った』とあるように、実際には「参加する方向」だととらえている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111115-OYT1T00503.htm
普通に考えれば、つまり相手が民主党であることを考えれば、これは野田首相の「逃げ」だと思う。
「国益に反するのであれば参加しない」と言われて、「では、参加しないのですね」とは、この時点では言えない。
あくまでも「国益に適うかどうか、これから検討する」と言っているだけ。
しかも、「国益とは何ぞや」という判断は、最終的には野田首相自身が下すわけだから、結局何も言っていないのと同じ。
そういう意味では、読売新聞の伝え方の方が「事実に近い」と思う。
「万全な態勢で協議に臨んでいく」だの「日本の立場を主張していく」だの「センシティブな品目については配慮する」だの、カッコいいことは言っているが、最終的には「でもダメでした」で終わりそうな感じ。
反対派や慎重派の言うことに対して、その都度配慮しているようではあるものの、実は何にもしていない。
「とりあえず、この場だけ乗り切ればよい」という態度しか窺えない。
「その場で議論になるような発言は一切しない」つまり「相手の意見に対して何も答えない」というスタンスは、考えようによっては「最強」だと思う。
だって、反論できないもの。
たぶん、このままTPP参加へ向かっていくのだろうと思う。
ところで・・・
ちょっと意味は違うけど、最近の民主党を見ていて思い出したのが、次の川柳。
『織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 すわりしままに 食うは徳川』
この川柳では、戦国の3武将はそれぞれ主役であるが、民主党においては、もしかしたら、首相はただのお飾りで、実は裏で「売国餅」が作られ、売られているかも知れない、という気がしてきた。
そこで思いついたので、タイトルの川柳
「鳩山」が、バカ発言連発で、国民を呆れさせる一方、裏で民主党が売国路線を敷く
「菅」が、「鳩山よりもマシだろう」と思わせておいて、とにかく憎まれ発言を連発し、またまた国民を呆れさせる一方、裏で着々と売国政策にとりかかる。
「野田」が、「鳩山、菅以外なら誰でもいい」と思わせておいて、とにかく何にも言わず、国民を呆れさせる一方、すべての売国政策を実行する。
「実は、野田はラスボス」という噂もあるけれど、とてもそんな風には見えないし・・・
もしかして民主党って、表に出てくるのはロクでもないヤツらばかりで、実は裏では頭のいい連中が蠢いているのだろうか。
首相とか大臣ばかりに気を取られていると、トンデモないことになる?
まず、日米首脳会談での野田首相の発言については、「大統領は全ての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せるとの野田首相の発言を歓迎した」とのアメリカ側の報道に対して、日本の外務省が「そのような発言を行った事実はない」と否定している。
これについては、そもそもTPPの目的が「すべての物品およびサービスの貿易自由化が前提」ということであれば、野田首相が何と言おうが、参加に向けた交渉を始めた時点で、アメリカ側の認識の方が正しいはず。
とすれば、これまでの民主党のやり方からすると、次のことが考えられる。
「野田首相はそういうことは言っていない」
だけど・・・
「菅前首相は言った」
あるいは
「野田首相は、そういう言葉は発していない」
だけど・・・
「そういう意味のことは言った」
いずれにしても、あまり意味のあるやり取りとは思えない。
一方、今日の予算委員会での質疑においても、あまり意味のないやり取りをしている。
自民党・山本一太議員による「交渉に参加しない選択肢もあるのか」という質問に対する首相の答弁。
「国益を損ねてまで参加することはない」
これまた、実に曖昧な答弁だと思う。
文字通りに解釈すれば、「TPPが国益に反すると判断すれば、参加しない」ということになるのだが、「国益」とは何なのか、という解釈によっては、どうとでもなる。
事実、各紙の伝え方のニュアンスもかなり違う。
時事通信では、「国益に反するのであれば参加しない」に力点を置いているようである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111115-00000026-jij-pol
一方、読売新聞では、『「国益を損ねてまで参加することはない」とする一方、今後の協議に強い意欲を示した。「交渉参加に向けて、後ろ向きではなく、前向きだ」と明言し、「万全な態勢で協議に臨んでいきたい」と語った』とあるように、実際には「参加する方向」だととらえている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111115-OYT1T00503.htm
普通に考えれば、つまり相手が民主党であることを考えれば、これは野田首相の「逃げ」だと思う。
「国益に反するのであれば参加しない」と言われて、「では、参加しないのですね」とは、この時点では言えない。
あくまでも「国益に適うかどうか、これから検討する」と言っているだけ。
しかも、「国益とは何ぞや」という判断は、最終的には野田首相自身が下すわけだから、結局何も言っていないのと同じ。
そういう意味では、読売新聞の伝え方の方が「事実に近い」と思う。
「万全な態勢で協議に臨んでいく」だの「日本の立場を主張していく」だの「センシティブな品目については配慮する」だの、カッコいいことは言っているが、最終的には「でもダメでした」で終わりそうな感じ。
反対派や慎重派の言うことに対して、その都度配慮しているようではあるものの、実は何にもしていない。
「とりあえず、この場だけ乗り切ればよい」という態度しか窺えない。
「その場で議論になるような発言は一切しない」つまり「相手の意見に対して何も答えない」というスタンスは、考えようによっては「最強」だと思う。
だって、反論できないもの。
たぶん、このままTPP参加へ向かっていくのだろうと思う。
ところで・・・
ちょっと意味は違うけど、最近の民主党を見ていて思い出したのが、次の川柳。
『織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 すわりしままに 食うは徳川』
この川柳では、戦国の3武将はそれぞれ主役であるが、民主党においては、もしかしたら、首相はただのお飾りで、実は裏で「売国餅」が作られ、売られているかも知れない、という気がしてきた。
そこで思いついたので、タイトルの川柳
「鳩山」が、バカ発言連発で、国民を呆れさせる一方、裏で民主党が売国路線を敷く
「菅」が、「鳩山よりもマシだろう」と思わせておいて、とにかく憎まれ発言を連発し、またまた国民を呆れさせる一方、裏で着々と売国政策にとりかかる。
「野田」が、「鳩山、菅以外なら誰でもいい」と思わせておいて、とにかく何にも言わず、国民を呆れさせる一方、すべての売国政策を実行する。
「実は、野田はラスボス」という噂もあるけれど、とてもそんな風には見えないし・・・
もしかして民主党って、表に出てくるのはロクでもないヤツらばかりで、実は裏では頭のいい連中が蠢いているのだろうか。
首相とか大臣ばかりに気を取られていると、トンデモないことになる?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます