はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

高校生を利用する大人たち

2004-02-03 | 日記
宮崎県のどっかの女子高生が、イラクへの自衛隊派遣に対する慎重な対応を求めて、小泉首相あてに嘆願書と5千人余りの署名を提出したそうだ。

新聞では、小泉首相がこの嘆願書を読んでいないことや、「学校の先生も、自衛隊の平和的貢献を教えることがいい勉強になる」と言ったことに対してしか反応していないようだが、この女子高生がどういう人間なのかまったく触れていない。

だいたい、どこの高校か書いていないのは、いったいどういうわけだ。
知られると何かマズいことでもあるのか?

正々堂々と行動したのであれば、名前が出たところで何も後ろめたいところはないだろうに。
このあたりが、何だか胡散臭い。

記事によれば、この女子生徒は、イラク戦争終結後もテロが相次ぐイラク国内の現状に「いても立ってもいられなくなった」そうだ。
それで、昨年12月から署名活動を開始したらしい。

そんなことより、「どうして、戦争終結後もテロが相次ぐんだろうか」って考える方が先じゃないのか。

現在では、ネットでも何でもいろんな情報を得ることができるのに、自分でまず考えてみてから行動を起こせばいいと思うのだが、間違ってるか?
まあ、ちょっとでも考えてれば、嘆願書や署名だけでは何の解決にもならないということはすぐにわかるだろうから、こんなことはしないのだろうけどね。

ところが、この子曰く「イラクの人々が本当に求めているものは何かということをわかってほしい」だと。
何と、イラクの人々が本当に求めているものがわかってるんだ。

で、その内容は何かといえば「自衛隊や軍隊では問題は解決しない。血を流さない平和的解決こそがイラク国民に必要」ということなんだって。
ホントにちゃんと考えたのか?

ただ私は、この子の考えていることを全面的に否定はしない。
若い頃には、いろんなことを大人以上に真剣に考えたりするものだ。

私だって、中学生の頃「日本も社会主義の国にすべきではないのか」と考えたことがある。
しかし、それも大人になるに従って、現実やいろんな考え方を見聞きしながら、必ずしもそうではないことがわかってくる。

それが教育・学習ってもんじゃないのかねえ。
だから、むしろこの子よりも、こういう行動を陰で後押ししているに違いない大人たちのいやらしい魂胆が見え隠れしていてイヤだ。

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