ちょっと古い話にはなるけど、年末に安倍首相が靖国神社を参拝したことに対して、その日の閣議後記者会見において新藤総務相とのやり取りで面白いものがあった。
質問したのは、もちろん朝日新聞で、イトウという記者らしいのだが、やり取りの概要は以下の通り。
<やり取り概要>
イトウ:話が行ったり来たりで申し訳ないですけれども、靖国のことなのですけれども、朝日新聞の伊藤と申します。昭和天皇がですね、ずっと靖国にお参りを続けていらっしゃったと。ところがある時期から、参拝を取りやめになった。どういうことが、きっかけだったかということは御存じですか。
新藤: それは、その前後の事象というのは承知しておりますが、しかし、それは天皇陛下の御判断ですから、私がコメントすることではありません。
アサヒ: 伝えられるところによるとですけれども、本人から聞いたわけではないですから、A級戦犯の合祀がきっかけですよね、タイミングは。正にそのことが、海外の批判を招いている原因であって、よく皆さん方がおっしゃる、国のために命を捧げた人たちをお参りするのに、どこが悪いのだという論法とはですね、若干ずれていると思うのですが、そこについての大臣のお考えを、是非この際お聞きしたいと思います。
新藤:まず、海外からの批判というのは、どこからの批判なのでしょうか。
アホ:例えば、韓国ですとか。
新藤:例えばではなくて。
バカ:韓国、中国。
新藤:と?
ボケ:と、いや、もう私が直接、ニュースでよく見るのは、その2ヶ国ですね。
新藤:ほかに、ありますか。
タコ:どうでしょう。記憶には、私の記憶にはありません。
新藤:それは、海外とは言わずに、その2ヶ国からの御批判ということだと思いますね。
(注)新藤大臣以外は、すべて同じ人物です、念のため
http://terusoku.ldblog.jp/archives/35322930.html
何ともバカな質問をする記者だけど、驚くのは、アサヒが相変わらずなのに対して、それを受けて答える大臣が実にしっかりとしていること。
実際のやり取りにはもう少し続きがあるのだけど、その内容を見ても、今までの腰抜け大臣とはちょっと違う「頼もしさ」を感じることができる。
菅官房長官と言い、新藤総務相と言い、なかなかいい人材を登用しているなあ、と改めて思います。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000241.html
さて・・・
ところが・・・
こんなことくらいでアサヒが挫けるわけはなく、新聞紙上では、相変わらずアホなことをほざいている。
今日の天声人語だ。
例によって全文引用します。
<1月7日の天声人語>
鞭(むち)で打たれて初めて走り出すような馬はだめなのだそうだ。優れた馬は人間のもつ鞭の影を見ただけで進むべき道をきちんと疾走していくという。「快馬(かいば)は鞭影(べんえい)を見るや正路(しょうろ)につく」。中国の禅の指南書とされる『摩訶止観(まかしかん)』にある▼この言葉を公明党の山口代表が新春の街頭演説で引用していた。そして「国民の声に、国際社会の声に謙虚に耳を傾けて、進むべき道をはずさない。これが連立政権の歩む道だ」と。ここで馬とは年男の安倍首相か、自公の2頭立てか▼靖国神社に参拝し、中韓のみならず世界から厳しい声を浴びている首相である。鞭の影を感じて進むべき道を選ぶ賢明さはうかがえなかった。打たれた後も正路をゆくかどうか。公明党を首相の御者に見立てるなら、もう少し厳しく接してもいい▼さすが年男というべきか、首相は元気いっぱいだ。年明けのお国入りでは「障害をひらりと乗り越えていく駿馬(しゅんめ)のように、ひるむことなく立ち向かっていく」と気炎をあげた。速く駆けすぎて背中の国民を振り落としてしまわないか、心配になる▼きのうの年頭会見でも引き合いに出した。馬は視野がとても広い。周りが見えすぎるがゆえに、臆病な面がある。それではいけないと首相はいう。「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」。なにごとも実際に経験することが大切だ、と▼挑戦する姿勢はむろん保っていたい。だが、周りを見て細心の注意を払うことも忘れるわけにはいかない。鞭の影で悟る快馬であれかし。
馬に例えて云々はどうでもいいのだけど、肝は次の一文。
『靖国神社に参拝し、中韓のみならず世界から厳しい声を浴びている首相である』
言うまでもなく、安倍首相の参拝に対してイチャモンをつけているのはシナ・チョンだけ。
一部に「アメリカも文句を言っている」という人いるが、あれは参拝に対して苦言を呈しているのではなく、「同盟関係同士で仲良くしろよ」という意味の苦言だ。
それを知ってか知らずか、わざわざ「中韓のみならず世界から・・・」とまで言い切るこのメンタリティ。
あえて「アメリカも・・・」とも言わず、少なくとも「中韓だけではないのだ」と言いたいだけの表現。
まさかアメリカが参戦(?)すれば、世界中から非難を浴びているということになると思っているのだろうか。
普段は「アメリカに追随しすぎだ」とか文句を言っているくせに、そのアメリカがちょっと苦言を呈すと、「どうしてアメリカの言うことを聞かないんだ」と言っちゃう、このダブルスタンダードは相変わらず。
まあ、天声人語子はいわば「御隠居さん」みたいなものだから、直接大臣とやり取りすることなんかないから大丈夫だもんね、とタカをくくっているのだろうけど、もう少しマシな文章を書けよ、とまたまた言いたくなるコラムでした。
質問したのは、もちろん朝日新聞で、イトウという記者らしいのだが、やり取りの概要は以下の通り。
<やり取り概要>
イトウ:話が行ったり来たりで申し訳ないですけれども、靖国のことなのですけれども、朝日新聞の伊藤と申します。昭和天皇がですね、ずっと靖国にお参りを続けていらっしゃったと。ところがある時期から、参拝を取りやめになった。どういうことが、きっかけだったかということは御存じですか。
新藤: それは、その前後の事象というのは承知しておりますが、しかし、それは天皇陛下の御判断ですから、私がコメントすることではありません。
アサヒ: 伝えられるところによるとですけれども、本人から聞いたわけではないですから、A級戦犯の合祀がきっかけですよね、タイミングは。正にそのことが、海外の批判を招いている原因であって、よく皆さん方がおっしゃる、国のために命を捧げた人たちをお参りするのに、どこが悪いのだという論法とはですね、若干ずれていると思うのですが、そこについての大臣のお考えを、是非この際お聞きしたいと思います。
新藤:まず、海外からの批判というのは、どこからの批判なのでしょうか。
アホ:例えば、韓国ですとか。
新藤:例えばではなくて。
バカ:韓国、中国。
新藤:と?
ボケ:と、いや、もう私が直接、ニュースでよく見るのは、その2ヶ国ですね。
新藤:ほかに、ありますか。
タコ:どうでしょう。記憶には、私の記憶にはありません。
新藤:それは、海外とは言わずに、その2ヶ国からの御批判ということだと思いますね。
(注)新藤大臣以外は、すべて同じ人物です、念のため
http://terusoku.ldblog.jp/archives/35322930.html
何ともバカな質問をする記者だけど、驚くのは、アサヒが相変わらずなのに対して、それを受けて答える大臣が実にしっかりとしていること。
実際のやり取りにはもう少し続きがあるのだけど、その内容を見ても、今までの腰抜け大臣とはちょっと違う「頼もしさ」を感じることができる。
菅官房長官と言い、新藤総務相と言い、なかなかいい人材を登用しているなあ、と改めて思います。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000241.html
さて・・・
ところが・・・
こんなことくらいでアサヒが挫けるわけはなく、新聞紙上では、相変わらずアホなことをほざいている。
今日の天声人語だ。
例によって全文引用します。
<1月7日の天声人語>
鞭(むち)で打たれて初めて走り出すような馬はだめなのだそうだ。優れた馬は人間のもつ鞭の影を見ただけで進むべき道をきちんと疾走していくという。「快馬(かいば)は鞭影(べんえい)を見るや正路(しょうろ)につく」。中国の禅の指南書とされる『摩訶止観(まかしかん)』にある▼この言葉を公明党の山口代表が新春の街頭演説で引用していた。そして「国民の声に、国際社会の声に謙虚に耳を傾けて、進むべき道をはずさない。これが連立政権の歩む道だ」と。ここで馬とは年男の安倍首相か、自公の2頭立てか▼靖国神社に参拝し、中韓のみならず世界から厳しい声を浴びている首相である。鞭の影を感じて進むべき道を選ぶ賢明さはうかがえなかった。打たれた後も正路をゆくかどうか。公明党を首相の御者に見立てるなら、もう少し厳しく接してもいい▼さすが年男というべきか、首相は元気いっぱいだ。年明けのお国入りでは「障害をひらりと乗り越えていく駿馬(しゅんめ)のように、ひるむことなく立ち向かっていく」と気炎をあげた。速く駆けすぎて背中の国民を振り落としてしまわないか、心配になる▼きのうの年頭会見でも引き合いに出した。馬は視野がとても広い。周りが見えすぎるがゆえに、臆病な面がある。それではいけないと首相はいう。「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」。なにごとも実際に経験することが大切だ、と▼挑戦する姿勢はむろん保っていたい。だが、周りを見て細心の注意を払うことも忘れるわけにはいかない。鞭の影で悟る快馬であれかし。
馬に例えて云々はどうでもいいのだけど、肝は次の一文。
『靖国神社に参拝し、中韓のみならず世界から厳しい声を浴びている首相である』
言うまでもなく、安倍首相の参拝に対してイチャモンをつけているのはシナ・チョンだけ。
一部に「アメリカも文句を言っている」という人いるが、あれは参拝に対して苦言を呈しているのではなく、「同盟関係同士で仲良くしろよ」という意味の苦言だ。
それを知ってか知らずか、わざわざ「中韓のみならず世界から・・・」とまで言い切るこのメンタリティ。
あえて「アメリカも・・・」とも言わず、少なくとも「中韓だけではないのだ」と言いたいだけの表現。
まさかアメリカが参戦(?)すれば、世界中から非難を浴びているということになると思っているのだろうか。
普段は「アメリカに追随しすぎだ」とか文句を言っているくせに、そのアメリカがちょっと苦言を呈すと、「どうしてアメリカの言うことを聞かないんだ」と言っちゃう、このダブルスタンダードは相変わらず。
まあ、天声人語子はいわば「御隠居さん」みたいなものだから、直接大臣とやり取りすることなんかないから大丈夫だもんね、とタカをくくっているのだろうけど、もう少しマシな文章を書けよ、とまたまた言いたくなるコラムでした。
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