いじめられた側は「非暴力」を貫け！？

沖縄で、バカ中学生が同級生をどつき回したシーンを動画としてインターネットに流したという事件。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/82291

何で、わざわざインターネット上に流すのかまったく理解できない。

何のサイトに投稿したのかはわからないけど、自分たちのカッコ良さ（？）をアピールするつもりだったのだろうか。

こんなシーンが歓迎されると思っていたとしたら、その時点でバカ丸出しだし、動画は自分たちの仲間しか見ないと思っていたとしたら、インターネットって何だと思っているのか知らないけど頭が悪すぎるし、とにかく理由がわからない。


あと、学校側のコメントもよくわからない。

朝のニュースでは「いじめとはみていない」の部分だけが強調されていたので、「じゃあ、何だと思ってるんだろう」と思っていたが、実際のコメントを見てみると、もっとわけがわからなくなった。

学校側のコメント
「いじめだったかどうかについては結論付けていないが、背景に何があったかなど、関係機関とも連携しながら調査を進めていく」

学校側には、「いじめ」について自分たちなりのきちんとした定義があり、その定義に少しでも該当しない部分があれば「これはいじめではありません」とコメントする、というルールにしているのだろうか。

あるいは、「いじめ１件につき、ペナルティ○○」という規則でもあるのだろうか。

いずれにしても、「何としてでも『いじめがあった』という結論にはしたくない」という強い意思が感じられる。


ところが、一方で「いじめではないが、重大な暴力事件だ」ともコメントしている。

もしかして、「こんなのは『いじめ』とは言わない、立派な暴力だ」と正しいことを言っているのだろうか。

とても、そうは思えないけど・・・

もっとわからないのが、教育委員会が小中学校の校長会で指導した内容。

「非暴力の大切さや情報を取り扱う上での道徳などの情報モラル、人権について改めて指導するよう促した」

何だよ、「非暴力の大切さ」って。

「非暴力」って、弱い者が強い者に抵抗する時に「決して暴力は使わない」という意味じゃないのか？

ということは、ボコボコにされた生徒に対して「たとえヒドい目に遭わされたとしても、決して暴力で対抗してはいけない」と諭すつもりなの？

「暴力をしてはいけない」というのは、ボコボコにしていたヤツだけでなく、それを周りで見ていたヤツ、さらには動画を撮っていたヤツに対して言う言葉じゃないの？

ムチャクチャなコメントだと思うぞ。

沖縄って、大人も子供もアホばかりなのか？


それにしても、あの暴力シーンはヒドい！