はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

何が問題なんですか?

2005-09-23 | 日記
今日も天声人語。

またまた何を言いたいのかよくわからない。

しかも、前半と後半でまったく話題が変わっている。

これまでなら、前半の意味のない話題や引用も、後半の主題(?)に対して一応の前置きとなっていた。
しかし、今日は違う。

前半は「バブルの再来」、後半は「五輪誘致」の話。
同じ東京都を軸にしているとは言え、話につながりはない。

しかも、後半の話題は、言っていることがおかしい。

『64年の五輪では、都心の川を埋めて道を造り、道の上にまた道を走らせ、東京を車優先の街に変えてしまった』のは、まだいいとしても、『いわば車とビルのバブルで街並みを壊し、地上の人の視野を奪った』って偏見じゃないのか。

「視野を奪った」かどうかは知らないが、『今はむしろ、五輪よりも前の街の姿を取り戻す試みの方が必要なのではないだろうか』などと思っているヤツなんているだろうか?

五輪よりも前って、40年以上も前だぞ。
そんな昔に戻して、どうしようというのだ。
会社の飛行機で、年末にわざわざ日の出を見に行くようなおっさんが、何をエラそうに言う。
石原都知事が気に入らないからと言って、こんな言いがかりをつけなくてもいいと思うのだが。

しかも、最後は『東京には、五輪で得たものと失ったものが数多くある。いったん失ってしまえば回復するのは難しい。その功罪を見極めず、やみくもに誘致に走るとすれば、バブルの再来をあおりかねない』と、五輪誘致と前半のバブルとを無理やり結びつけようとしているようだが、うまくつながっていない。

だいたい、「五輪で失ったもの」とは何だ。
人々の「視野」か?
「人優先の街並み」か?

それ以外には、いったい何があるのだろう。
逆に、五輪で得たものの方が大きいだろう。

新幹線も、今や全国規模で運営されており、今さら昔のような鈍行列車に戻そうなんて雰囲気はどこにもない。
五輪を機に、日本も一気に先進国の仲間入りをしたのではないのか。

それに、韓国や中国みたいに、世界に恥をさらすような運営もしていないはずだ。

個人的には、東京で二度目の五輪を開催する必要はない、と思っているのだが、高橋クンみたいに、わけのわからない言いがかりをつけるつもりもない。

具体的に「どうすべきだ」と一切言わないくせに、相変わらず問題提起だけの男。
その問題が問題になっていない時点で、この男の存在価値なんてゼロだろう。

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