はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

懲りないフジテレビ

2012-03-04 | 日記
昨日の「めちゃイケ」

割と好きな番組の一つだけど、時々「そこまでやるかね」みたいなクサい企画をやる。
まあ「ノリ」でやっているのだろうけど、それを差し引いても、昨日の企画はちょっと「ん?」だった。

大震災に見舞われた東北の人たちのために、めちゃイケのメンバーが、それぞれ自分の宝物を持ち寄って、それを皆さんに差し上げよう、という企画なのだが、違和感がバリバリだった。

その差し上げようという宝物は、大半は個人が持っていたもの、あるいは使っているものだ。

いちおう芸能人のものだから、確かにもらって喜ぶ人もいるかも知れない。
だけど、これに応募する人たちって、いったいどんな人?
少なくも、テレビを見る時間があって、しかも応募する精神的な余裕もある人しか、こんなものに応募するわけがない。

ということは、ホントに困っている人たちには、何の助けにもならないと思う。
それどころか、逆に神経を逆撫でしているような気もする。

「被災地の人たちに何かしたい、という気持ちはわかる」という人もいるかも知れないが、そういう問題ではない。

明らかに、「被災地の皆さんのために」という気持ちよりも、単に悪ふざけしているようにしか見えない。

特に、ジャルジャル福徳が提供した医療用の金属ネジ(?)なんて、ギャグ以外の何ものでもないだろう。
評判の悪い福徳に対して、わざと仕掛けた感じさえする。

使い古しのテレビやトランペットをやるくらいなら、新品を提供しろよ。
どうせ、また買うんだろ?

極めつけは、ナイナイ岡村が提供した日産インフィニティ(900万円相当)

この車をもらった人は、もらった後どうするの?
皆が住むところにも困っている中で、乗り回すのか?
私だったら、こんなものすぐに売っぱらってしまうぞ。

それ以外の提供品も似たり寄ったり。
ほとんとが「単品」なので、もらえる人は一人だけ。
これで、何かしてあげたつもりになれるのだろうか。

被災地の人たちのことをホントに思うのなら、必要なことは、「誰もが喜ぶ」ようなものを「大量」に提供することではなかろうか。

ニンテンドー3DSをもらった子が、持っていない子、もらえなかった子のそばで、はたして遊べるだろうか。

「いやいや、そんなつもりはなかった」という言い訳は通用しないと思う。
この企画からは、「悪意」は感じられないにしても、「な~んにも考えていない」という雰囲気しか感じられない。

結局、フジテレビって、どんなに批判があろうが、いくら「偏向しすぎている」と言われようが、終始ふざけまくっていて、「まあ、いいじゃん」で済まそうとしている感じがする。

だから、あれだけデモを起こされても、何ら反省もしていないし、報道姿勢は何にも変わらない。
そもそも悪いと思っていないのだと思う。



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