はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

いったい、どうすりゃいいの?

2018-10-22 | 日記
スポーツの秋である。

そして、その一環として駅伝が盛んである。

先日も、箱根駅伝の予選会みたいなものが催されたが、結果がすべてなので、選手たちはみんな必死でやっている。

昨日も、福岡で「プリンセス駅伝」なる実業団チーム対抗の大会が開催された。

この大会でアクシデントが続いたそうだ。

まず、岩谷産業の2区の選手が、ゴール(タスキを3区の選手につなぐ場所)の200m手前で力尽き(?)、両膝をついて這ったまま3区の選手につないだそうだ。

また、三井住友海上の3区の選手が、トップを走っていたにもかかわらず、脱水症状を起こして走行不能となり、最終的には棄権したらしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181021-00368426-nksports-spo

https://eitokun.com/7845.html


岩谷産業の選手については、ネットでも「どうして棄権させない」とか「無理やりにでも中止させるべき」という声が多い一方、「本人がどうしても完走したがっているのだから、無理に止める権利はない」みたいな声もある。

確かに、駅伝ではタスキを本人が次の走者に指定の地点で渡さなければならないルールになっている。

つまり、次の選手が這いつくばった(あるいはフラフラになった)選手のそばまで駆け寄ってはいけないわけだ。

それを認めてしまうと、微妙な差での勝負となった時に、勝敗を左右してしまうかも知れないし、当然のルールだと思う。

とは言え、その這いつくばっている選手に対して「どうしますか?棄権しますか?それとも、このまま完走しますか?」などと聞けるわけもない。

間違いなく「いいえ、最後まで走ります」と言うに決まっている。

それなら、強制的に中止させるのか、と言うと、「脱水症状を起こして倒れたわけではないのに、そんな権限があるのか!」と言われたら、運営側としても困るだろう。

人道的な対応とは言え、この大会に向けて全力で臨んできた選手に対して、いったいどこまでできるか、ということになると思う。

となると、何かルールで決めておいた方がいいかも知れない。

たとえば箱根駅伝では、時間までにたどり着かないと「繰り上がりスタート」ということで、本来のタスキではなく、大会側が用意した屈辱的なタスキをかけて走る、というルールがある。

これに準じた形で、選手が這いつくばっている時点で、その選手に対してはそこで競技を中止させ、ある程度の時間的なペナルティを課してから、次の選手にタスキを渡す・・・みたいな。

「100mあたり何分」という数字が簡単に出せるのかどうかはわからないが、結果的に岩谷産業は後続の選手が挽回して、少し順位を上げてゴールしたそうだから、少なくとも強制的に中止させることに比べたら、選手たちも納得するのではなかろうか。

ただ、今回の岩谷産業の場合は、ゴール寸前であったことで、まだそのような対応ができたかも知れないが、三井住友海上のように、途中で脱水症状を起こしてしまった場合は、もう諦めるしかないだろう。

いずれにしても、早く決断するためには、ある程度のルールは必要かも知れない。



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