はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

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2006-07-08 | 日記
遅ればせながら、キチガイ国家のミサイル発射についての、各社の看板コラムを見てみた。

朝日は「天声人語」、読売は「編集手帳」、毎日は「余禄」、そして産経が「産経抄」

やはり異彩をはなっているのが、天声人語。

他の3社が、この話題に絞って書いているのに対して、どう見たって高橋クンのは、ついでに書いたとしか思えない。

今回も全文引用する。

『通り道の小さな図書館の入り口に、あおあおとした一本の笹が立てられていた。脇の机には、赤や青の短冊の束と鉛筆が置いてある。誰もが、七夕の願い事を書いてつるしていいらしい。  幼い字の短冊が幾つもある。悪くない風習だと思って見ていると、警備の人が寄って来て言った。「久々に、書いてみませんか」。久々過ぎてまとまらないということにして遠慮したが、駅の方へ歩きながら、あれこれ考えてみた。  〈あの国の指導者が、早く省みますように〉。北朝鮮がミサイルの発射を認めたが、その言い方が相変わらずだ。「わが軍が行った通常の軍事訓練の一環である」。確率の大小はともかく、日本海上空を飛ぶ飛行機を撃墜しかねない危険なことをしておいて、「通常」とは。  古い映画に、こんなせりふがあった。「俺は地中海の水平線上にうたれた巨大な疑問符なのさ」(『ゴダール全集』気狂いピエロ)。ジャンポール・ベルモンドが口にすれば味わいもあるが、この「朝鮮半島にうたれた巨大な疑問符」はいただけない。  〈増税を言う前に、税金の浪費をなくしますように〉。衆院の国政調査活動費や科学研究費の流用、官製談合、天下りの害などが絶えない。〈輸入を再開するなら、正確な産地表示が伴いますように〉。米国の牛たちには、罪も恨みもないけれど。  〈みんなが健康で過ごせますように〉。この辺りが万人の願いか。王貞治監督が入院した。「逆境に強い王さんですから」と長嶋茂雄氏。〈病を乗り越えた姿が、早くグラウンドで見られますように〉』

キチガイ国家のことは3行だけ。
しかも、なぜ危険かと言うと『日本海上空を飛ぶ飛行機を撃墜しかねない』からだ、と言っている。

つまり、「発射の目的は、まあいろいろあるだろうから理解はするが、万が一飛行機に当たったらどうするんだ!」と言っているわけだ。
全然怒っている雰囲気が感じられない。

次の3行は、北朝鮮のことなのか韓国のことなのか、はっきりしない。

だいたい『朝鮮半島にうたれた巨大な疑問符』とは、何のことを言っているのか、彼は明確にしていない。
それに、なぜここにジャンポール・ベルモンドが出てくるのか。

どうして、「普通」にこの話題に触れることができないのだろう。
そして、話題をすぐに変える。

「増税」やら「アメリカ産牛肉」やら話題をあちこち振ったあげくに、最後は王監督の話。

彼のこれまでの書き方からすれば、一番言いたいことは一番最後の文章だけ。
つまり、王監督の病気のこと。

彼の今一番心配していることが、たとえ王監督であったとしても、今ここで触れる必要はないし、逆にそれだけのテーマでコラムを書けばいいだけのこと。

結局今回も高橋クンは、キチガイ国家について触れないわけにはいかない、とさすがに感じたが、とは言え「別に日本に落ちたわけじゃないからいいじゃん」という気持ちがあるので、こういう書き方にしたのだろう。

いいのか、朝日新聞。
社説はすでに叩かれているだろうけど、天声人語にまで誰も文句は言わないだろう、と考えているのかね。

それとも、このコラムについては、完全な野放し状態か?
誰も校正しているように思えないのは前にも述べたが、内容についても気にしてなさそうだ。
だから、平気でウソも書くし、何も言わないし、引用ばかりする。

高橋クンって、そんなにエラいのか?

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