昨日の「行列のできる法律相談所」
いつも結論が別れるので、ホントにそれでいいのかと思っていたのだが、昨日のは明らかに変だった。
相談の内容は、「ライバルである同僚の前で、同じく同期である経理部の者が、自分の給料をバラしてしまった。訴えたら慰謝料は取れるか」というもの。
常識的に考えて、「人の給料を皆にバラしてはいかんだろう」とは思っていた。
思った通り、北村・住田両弁護士は「プライバシーに係る問題であるし、そもそも経理の人間には守秘義務がある」ということで、慰謝料は取れると答えた。
これに対して、橋下・丸山弁護士が「取れない」と反論。
毎度毎度、相談の内容は極端なものなので、何か面白い解釈でもしてくれるのかと思っていたら、この二人は口を揃えて次のように答えた。
「給料の額は、社内規定などで決められているので、誰にでもわかって当たり前。だから、こんなものをバラされても慰謝料を払う必要はない」
すぐに北村弁護士が反論。
「そんなのは30年前の話だ。今は能力に応じて給料が違ってくる」という旨の内容だったが、まさにその通り。
30年前がどうだったかは知らないが、少なくとも橋下・丸山の言うとおりだとしたら、同期入社の者はずっと給料の差がない、ということになる。
そんなことは、常識的にも考えられないだろう。
評価とか成績という基準があることを、この二人は知らないのだろうか。
しかも、それは皆が知りえることではない、ということも。
もしも「他人の給料もわかって当たり前」と言うのであれば、少なくとも社員の成績が、すべて公表されているという前提でないと成り立たない。
ところが、相談者は「ライバルの方が評価が高い」ということを知らなかった。
ということは、評価や成績は公表されていない、と考えるのが筋である。
だいたい、相談者は「同期なのに、給料に差がある」ことを知らなかった。
ライバルの方が給料は多い、ということも、相談者が同期の中では給料は高い方だ、ということも、知っているのは経理の人間だけである。
この時点で「誰にでも給料はわかる」ということが間違いであることはわかるはずだ。
二人の弁護士は、その点を見落としている。
丸山弁護士は、パフォーマンスが時々入るので、変な解答をしてもまだ納得(?)できるが、橋下弁護士については、ちょっとがっかりした。
アンタ大丈夫か?
いつも結論が別れるので、ホントにそれでいいのかと思っていたのだが、昨日のは明らかに変だった。
相談の内容は、「ライバルである同僚の前で、同じく同期である経理部の者が、自分の給料をバラしてしまった。訴えたら慰謝料は取れるか」というもの。
常識的に考えて、「人の給料を皆にバラしてはいかんだろう」とは思っていた。
思った通り、北村・住田両弁護士は「プライバシーに係る問題であるし、そもそも経理の人間には守秘義務がある」ということで、慰謝料は取れると答えた。
これに対して、橋下・丸山弁護士が「取れない」と反論。
毎度毎度、相談の内容は極端なものなので、何か面白い解釈でもしてくれるのかと思っていたら、この二人は口を揃えて次のように答えた。
「給料の額は、社内規定などで決められているので、誰にでもわかって当たり前。だから、こんなものをバラされても慰謝料を払う必要はない」
すぐに北村弁護士が反論。
「そんなのは30年前の話だ。今は能力に応じて給料が違ってくる」という旨の内容だったが、まさにその通り。
30年前がどうだったかは知らないが、少なくとも橋下・丸山の言うとおりだとしたら、同期入社の者はずっと給料の差がない、ということになる。
そんなことは、常識的にも考えられないだろう。
評価とか成績という基準があることを、この二人は知らないのだろうか。
しかも、それは皆が知りえることではない、ということも。
もしも「他人の給料もわかって当たり前」と言うのであれば、少なくとも社員の成績が、すべて公表されているという前提でないと成り立たない。
ところが、相談者は「ライバルの方が評価が高い」ということを知らなかった。
ということは、評価や成績は公表されていない、と考えるのが筋である。
だいたい、相談者は「同期なのに、給料に差がある」ことを知らなかった。
ライバルの方が給料は多い、ということも、相談者が同期の中では給料は高い方だ、ということも、知っているのは経理の人間だけである。
この時点で「誰にでも給料はわかる」ということが間違いであることはわかるはずだ。
二人の弁護士は、その点を見落としている。
丸山弁護士は、パフォーマンスが時々入るので、変な解答をしてもまだ納得(?)できるが、橋下弁護士については、ちょっとがっかりした。
アンタ大丈夫か?
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