はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

何だかわからないけど、大変なことになるぞ!?

2022-01-04 | 日記
日本でもオミクロン株の感染者が増えてきている。

とは言え、まだまだ欧米に比べたら「100分の1」以下であって、他国と比べても日本における感染者の少なさが際立っている。

これが、感染対策の効果なのか、あるいは先天的なものなのかは、よくわからない。

いずれにしても、異常なほど低いのは確かなようだ。

ただ、こういう「日本が優れている」という事実が気に入らない連中はいるもので、「モーニングショー」系の番組の中では、青木理と並んで「エラそうにコメントするくせに、何にも勉強していないから、言うことがいちいち的外れ」で有名なコメンテーターである玉川徹が、こんなことを言っていた。

「(中略)感染者数で言うと、だいたい欧米の10分の1くらいで推移し、なぜこうなっているかはわからないけど、ただ増え方が米英と同じならば、10分の1とはいえ、大変なことになる。(後略)」

(後略)の部分は、当然のことながら具体的な指摘・提案は何もないので、わざわざ載せる必要もないから省いただけなのだが・・・

まず、前提の部分からして平気でウソをつく。

感染者数は、欧米の「10分の1」ではなく、「100分の1もない」である。

こんなものは、ちょっと調べてみればすぐにわかるのだけど、大半の人たちはいちいち調べたりなんかしないから、「10分の1」とか言われると、「へえ~ このままいったら追いついちゃうのかな」と思ってしまうはずだ。

仮に「10分の1もないですよ」と言われた時にも、この手の連中は「いや、そういう問題ではない。このまま増えていけば、いずれ大変なことになる」という詭弁でもって、これに反論するだろう。

何が詭弁か、と言って、「このまま増えていく」の部分が、まず抽象的すぎるからだ。

例えば、米国で15万人の感染者がいたとして、これからさらに1万人増えたとしたら、それまでの感染者数と比べたら、6~7%程度の増加となる。

ところが、日本において感染者が200人から50人増えたとした場合、25%も増加したということになる。

仮に200人増えたとしたら、一気に「倍増した」ということになるわけだ。

もともとの数に100倍もの違いがあるのだから、単純に増加率だけ比べても、ほとんど意味がない。

倍・倍ゲームでどんどん増加するのであれば、いずれ追いつくだろうが、今の段階ではそこまで爆発的に増えているわけではない。

しかも、実際問題として「感染者数が少ないから何もしなくていい」というわけではないので、感染者数がどうであろうが、増え方がどうであろうが、何らかの対応をする必要がある。

そのあたりを突いた上で、具体的に指摘するのではなく、単に「大変なことになる」という言い方しかしないのは、はっきり言って卑怯だろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5be0003304fdc788009d2caa17a4fca6441389b5


こうこうことを知って言っているのか、あるいは「そんなことどうでもいいから、とにかく煽る」ことしか考えていないのか、いずれにしてもこういうバカがコメンテーターをやっていることが理解できない。

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