目くそ鼻くそ

西尾市で、副市長がスギ薬局の会長夫妻に対して、コロナワクチンを優先的に接種できるように便宜を図ったという件。

報道では、会長の秘書が近藤副市長に便宜を図るように要求してきた、ということだけど、これに対してスギ薬局側が、公式に「あれは秘書が勝手にやったことであって、会長は知らない。だいたい会長はアナフィラキシーショックを経験しているので、接種は希望していない」などと弁解していた。

もちろん、公式コメントでは「一日も早い接種をと慮った秘書の使命感ゆえ」などと書いているが、誰がどう読んでも「秘書が勝手にやった」としか読めない。

ところが、報道では「10日午後から接種の予定でしたが、外部から指摘を受けたことから、近藤副市長から依頼して予約は取り消されました。 その際、夫妻は集団接種会場に向かって移動中でした」とある。

もう、接種する気まんまんだったわけだ。

おそらく、会長側から秘書を通じて「オレたちを優先にしろ」とかいう相当強い要求があって、それを受けた副市長が耐え切れず（？）に無理やり優先順位を先にしようとしたものの、「そんなことはできません」と反対する声があったはずで、そこから外部に漏れたものと思われる。

にもかかわらず、「わしゃ知らん！」という公式コメントを出す時点で、このスギ薬局の会長も相当なクズだな。

だいたい、秘書のせいにすればそれで済む、と思う感覚が理解できない。

そういう感覚が普通にまかり通っている会社なんだろうと思う。


さて、話変わって・・・

今、ネットでも話題となっているのが、衆院予算委員会での斉藤蓮舫の質問だ。

こいつは、菅総理に対して、次のような質問をしたそうだ。

「オリンピックの指定病院に選手と国民が同時に搬送された場合、どちらを優先して治療するのか？」

それに対する菅さんの回答が気に入らなかったのか、続けてこう言ったらしい。

「日本国総理大臣として答弁はたった一つですよ。国民が優先される、でしょう。守るべき命は国民じゃないんですか？」

すでにネットでもツッコミを食らっているが、まず選手と国民とが区別されていることがおかしい。

オリンピックの選手だって、当然国民だし、これを「外国人選手」という意味で使っているのだとしたら、「外国人よりも日本人が優先だ」と言っていることになるので、これまた頭のおかしい質問だ。

しかも、それを「日本国籍ではない」ヤツが言っているので、余計に意味不明な質問になっているわけだ。

当然のことながら、医療の現場で、「選手なのか国民なのか」などといちいち区別している人なんかいないだろう。

つまり、最初から菅総理の回答を聞き、その一部分をとらえてイチャモンをつけることが目的だけの質問、ということになる。

さすがに、この質問には、偏向まっしぐらの報道ばかりしているテレビのバラエティ番組でも不評だったようで、あちこちで「あの言い方はないよな」と言う声が挙がってきている。

中でも、自身が「もっとも嫌われているＭＣ」であり、日頃のものの言い方が不快極まりないあの坂上忍でさえ「あの言い方は不愉快だ」と言っているのには笑える。

こいつがそう言うということは、テレビ局自体もそのような発言を容認しているということでもあるので、もしかしたら、さすがの偏向報道丸出しのテレビ局も「蓮舫がいたのでは、こっちの印象まで悪くなってしまう」と思い始めているのだろうか。

斉藤蓮舫も、全方位で嫌われる稀有な存在になりそうだな。