今年の紫綬褒章受章者が発表された。
いつもほとんど気にしたことがないのだけど、今回はちょっと気になる人(たち?)がいた。
夫婦漫才コンビの宮川大助・花子だ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakanishimasao/20171103-00077717/
実はこのコンビ、かつてはテレビに出ているのを見るたびに「花子が一人でしゃべっているだけで、たいして面白くないじゃん」とか思っていた。
テレビに出ている多くの漫才コンビに対してそう思っていた部分もある。
しかし、ある時職場の親睦旅行で大阪に行った時に、若い幹事たちが考えたコースの中に、「なんば花月」で観劇というのがあった。
そこで見た漫才コンビの一つが、この宮川大助・花子だった。
そして・・・
大爆笑した!
とても面白かった。
「そりゃあ、売れるわ」と思った。
その時の印象が強烈だったこともあり、その後新宿ルミネの吉本新喜劇を何度か見にいったわけだ。
たぶん、テレビだと時間の制約があり、短すぎて面白い話も端折りながらやらなければならないので、中途半端になり、面白く思えなかったのだと思う。
だから、実際に劇場に行ってみると、ほとんどのコンビが笑えた。
もちろん、「???」と思えるコンビもあったけど・・・
そんな大助・花子の花子だけど、実は10数年以上も前のことになるが、会社の行事に呼んだことがある。
なぜそのような展開になったのかと言うと・・・
当時会社内にあったある組織の中で、毎年何がしかの講演会をやっていて、いつもは「自己啓発」とかいわゆる研修でやるような内容のものが多かったのだけど、たまたま私が幹事に任命された年は、いろいろあって会社の元気がなかった時期だったので、「今必要なのは元気だ。そのためには『笑い』が必要」と考え、お笑い芸人を呼ぼうと提案したのがきっかけ。
他の幹事からの提案がなかったこともあり、その提案が通り、いざ私が講師の選定にあたったのだけど、最初は落語家を呼ぼうと思っていた。
最初に、私が大好きな落語家の一人である春風亭小朝を呼ぼうとしたところ、講師を手配してくれるエージェントの方が、「はぶて虫さん、小朝さんは時間を守りませんよ」と言ってきた。
平気で遅刻したり、時にはドタキャンしたりすることもあるそうだ。
だからやめた方がいい、ということで、続いて同じく大好きな桂文珍を指名した。
しかし、多忙だったようで、うまくスケジュールが合わなかったので断念。
「誰かいい人はいませんかねえ」とエージェントの人に相談したところ、推薦してくれたのが、この宮川花子だった。
花子一人だけだから、漫談ということになるが、とにかく「この人の話は面白いですよ。そして泣かせます」ということだったので、そこまで勧めてくれるのなら、ということで、宮川花子にお願いすることにした。
そして講演当日。
実は、私が当日の司会進行を務めることになっていたのだけど、花子と一緒にやってきた吉本興業のマネージャー(とても強面のおじさんでした!)に、「進行はこちらでやるので不要」と言われ、司会進行はなし、ということになった。
その花子が連れてきていたのが若い女芸人。
この子が進行をする、ということだったので、何をするのかと思っていたら、何のことはない、ただの前座だった。
自分のネタをやった後で、師匠である宮川花子を紹介し、いざ花子の独演会が始まったわけだけど・・・
これがまた面白い上に、メチャクチャ泣かせるし、ホントにしゃべりがうまかった。
講演後に、「これは、ぜったいサインをもらっておこう」と思った私は、一応用意していた色紙を持って控室に恐る恐る顔を出し、強面のマネージャーを前に「あの~、サインをいただいてよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、花子と弟子の二人がイヤな顔ひとつせず「いいですよ」と言って、バッグの中から花模様のシールとかいろいろと持ち出して、サインとともに、それらを慣れた手つきで貼り始めたので、とても驚いたものです。
この時から、一気に宮川花子のファンになりました。
そんな花子が、今回の受章時に夫である大助に対して「漫才に誘ってくれて、ありがとう」と言ったそうだ。
ますますファンになりました。
ところで・・・
花子のコメントにあるように、漫才に誘ったのは夫である大助なんだとか。
先日やっていた某番組で、兄弟で漫才をやっているコンビがいくつかあるが、中川家では兄の剛が弟の礼二を誘い、千原兄弟でも兄のせいじが弟のジュニアを誘ったのだそうな。
なぜか、誘った者より、誘われた者の方が売れている、というのも何だか面白い!?
いつもほとんど気にしたことがないのだけど、今回はちょっと気になる人(たち?)がいた。
夫婦漫才コンビの宮川大助・花子だ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakanishimasao/20171103-00077717/
実はこのコンビ、かつてはテレビに出ているのを見るたびに「花子が一人でしゃべっているだけで、たいして面白くないじゃん」とか思っていた。
テレビに出ている多くの漫才コンビに対してそう思っていた部分もある。
しかし、ある時職場の親睦旅行で大阪に行った時に、若い幹事たちが考えたコースの中に、「なんば花月」で観劇というのがあった。
そこで見た漫才コンビの一つが、この宮川大助・花子だった。
そして・・・
大爆笑した!
とても面白かった。
「そりゃあ、売れるわ」と思った。
その時の印象が強烈だったこともあり、その後新宿ルミネの吉本新喜劇を何度か見にいったわけだ。
たぶん、テレビだと時間の制約があり、短すぎて面白い話も端折りながらやらなければならないので、中途半端になり、面白く思えなかったのだと思う。
だから、実際に劇場に行ってみると、ほとんどのコンビが笑えた。
もちろん、「???」と思えるコンビもあったけど・・・
そんな大助・花子の花子だけど、実は10数年以上も前のことになるが、会社の行事に呼んだことがある。
なぜそのような展開になったのかと言うと・・・
当時会社内にあったある組織の中で、毎年何がしかの講演会をやっていて、いつもは「自己啓発」とかいわゆる研修でやるような内容のものが多かったのだけど、たまたま私が幹事に任命された年は、いろいろあって会社の元気がなかった時期だったので、「今必要なのは元気だ。そのためには『笑い』が必要」と考え、お笑い芸人を呼ぼうと提案したのがきっかけ。
他の幹事からの提案がなかったこともあり、その提案が通り、いざ私が講師の選定にあたったのだけど、最初は落語家を呼ぼうと思っていた。
最初に、私が大好きな落語家の一人である春風亭小朝を呼ぼうとしたところ、講師を手配してくれるエージェントの方が、「はぶて虫さん、小朝さんは時間を守りませんよ」と言ってきた。
平気で遅刻したり、時にはドタキャンしたりすることもあるそうだ。
だからやめた方がいい、ということで、続いて同じく大好きな桂文珍を指名した。
しかし、多忙だったようで、うまくスケジュールが合わなかったので断念。
「誰かいい人はいませんかねえ」とエージェントの人に相談したところ、推薦してくれたのが、この宮川花子だった。
花子一人だけだから、漫談ということになるが、とにかく「この人の話は面白いですよ。そして泣かせます」ということだったので、そこまで勧めてくれるのなら、ということで、宮川花子にお願いすることにした。
そして講演当日。
実は、私が当日の司会進行を務めることになっていたのだけど、花子と一緒にやってきた吉本興業のマネージャー(とても強面のおじさんでした!)に、「進行はこちらでやるので不要」と言われ、司会進行はなし、ということになった。
その花子が連れてきていたのが若い女芸人。
この子が進行をする、ということだったので、何をするのかと思っていたら、何のことはない、ただの前座だった。
自分のネタをやった後で、師匠である宮川花子を紹介し、いざ花子の独演会が始まったわけだけど・・・
これがまた面白い上に、メチャクチャ泣かせるし、ホントにしゃべりがうまかった。
講演後に、「これは、ぜったいサインをもらっておこう」と思った私は、一応用意していた色紙を持って控室に恐る恐る顔を出し、強面のマネージャーを前に「あの~、サインをいただいてよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、花子と弟子の二人がイヤな顔ひとつせず「いいですよ」と言って、バッグの中から花模様のシールとかいろいろと持ち出して、サインとともに、それらを慣れた手つきで貼り始めたので、とても驚いたものです。
この時から、一気に宮川花子のファンになりました。
そんな花子が、今回の受章時に夫である大助に対して「漫才に誘ってくれて、ありがとう」と言ったそうだ。
ますますファンになりました。
ところで・・・
花子のコメントにあるように、漫才に誘ったのは夫である大助なんだとか。
先日やっていた某番組で、兄弟で漫才をやっているコンビがいくつかあるが、中川家では兄の剛が弟の礼二を誘い、千原兄弟でも兄のせいじが弟のジュニアを誘ったのだそうな。
なぜか、誘った者より、誘われた者の方が売れている、というのも何だか面白い!?
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