老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

凌霄花雲間より日矢射しきたる

2016-07-13 18:08:09 | 俳句


  ⁂   凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリア   中村草田男

凌霄花の花を見るとこの句を必ずおもいだす。
::::妻恋ふ真昼のシャンデリア)のこのシャンデリアが何とも、なまめかしい。
大地に根付く、子孫繁栄の健康的な艶めいた生命力あふれる句だと思う。
なにより、長く垂れさがって咲く凌霄花の花をシャンデリアと言い切ったのがいい。


どなたかが言っていた。
「凌霄花を見ると、晴れ渡った夏の空をものともせず元気に咲いている。私もこの凌霄花に負けないような元気がふつふつと湧き上がってくる。」
そのとおり。
自分も、この花を見ると、夏だ。青空だ。生きている。と拳を太陽にかざす。


今日は、微熱があって 37,2度。
一昨日から、何度か、胸の痛み、喉から耳まで突き上げてくる痛み。
病院に行く。
逆流性の胃炎。
自分の想像していたとおりでまあ安心。
心筋梗塞とか、脳梗塞のような、病気を心配する年齢になっているから。
帰り道、凌霄花の花を見て、少し元気をとりもどす。


    🍒   三味弾けばニャーニャーと鳴る百物語

    🍒   百物語磁石くるくる回りづめ
コメント
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