老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ととねえちゃん 愛用の?椅子かも

2016-07-19 10:31:30 | 俳句
           

栗林公園の商工奨励館の二階は、ジョージ ナカシマの家具の展示場になっている。
椅子に座って公園の玄関の辺りを見下ろすこともできる。紫雲山と言う美しい山を、座り心地の椅子に腰を下ろして一望することもできる。
涼しい風が吹き抜けてゆき、時間が経つのを忘れる。

ジョージ、ナカシマは、アメリカ生まれの建築デザイナー。
色々な生涯の変遷の後、、、、、
1964年 彫刻家、流政之の招きで高松の工房を訪ね、前年に流を中心に結成された高松の職人達のグループ「讃岐民具連」活動に賛同して参加をする。

木の自然そのままの美しさの厳選された銘木を使用した「コノイド チェア」を始めコノイドデスク、コノイドダイニングセット等々多くの家具が、今も高松市牟礼町で製造されている。

             
             コノイドチェア

昨日 NHKの「とと姉ちゃんの」のモデルになった、ヒロインの紹介番組があった。
暮らしの手帖」の創業者大橋鎮子氏が生涯使っていた椅子が画面に映し出された。
コノイドチェアにそっくりであった。
はっきりは言えぬが、彼女は生活における使い勝手を追求した方。この椅子であるやかも知れぬ。

私が未だ若かったころ、何も知らずに、この桜工房(ここ一軒がジョージナカシマの家具を製造している)の製作した家具に魅せられた。
一点物の家具でも、その頃の私には手に入らなかった。
ジョージ ナカシマの名前も知らなかった。

私は生活に余裕ができてからはぼちぼち気にいった飛騨の家具を揃えていた。

高松に転勤をして、栗林公園の展示場で再開をした家具の作者がジョージナカシマで桜工房は牟礼にあることを初めて知った。若い頃魅せられた家具が並んでいた。
桜工房は今ではいつも高松への買物の行き帰りの道路沿いある。

もう家具は要らない。
使いこんだ飛騨家具も愛着がわいている。
公園に行くとせめて座り心地の良いジョージナカシマの椅子で一刻を過ごす。
身体にフイットしたほんとうに座り心地の良い椅子たちである。

     🍒   風涼し大空に侍る椅子に座す   
コメント
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