老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

のんびり心空っぽの お さ ん ぽ

2016-12-12 11:12:14 | 俳句
       🐇    ぬた場荒れ猪の鼻息聞こえさう

       🐇    朴落葉ふめば楽しい音がたつ


       

のんびりと散歩をしていると、こんな光景が。
ガードレールの端に眼鏡をかけたネズミが。そしてパンジーの鉢がぶら下がっている。
思わず足を止める。楽しい。

      💐    苦忘れの術を取得し冬ぬくし

    

電柱に止まっているのは無数の鳩。
群て飛んできたと思うと、電線にも、ずらーと止まった。

     

常には入りにくいお寺であるけれど、門から中を覗くと、紅い紅葉が見えた。
このお寺は、桜が美しい。
本堂の脇の紅葉が素晴らしい。
春ともなれば、勝手を知った人が桜の下で宴を催していることも。

      💐    閑かなる方丈に映ゆ紅葉かな

     

一時間余りの散歩を終えての帰り道。
高徳線を走っている特急列車が近づいてきた。
たった、二両の特急列車。
徳島と香川を結ぶこの列車が無ければ、岡山から瀬戸大橋を経て徳島へ行くビジネスマンや旅行客は困ってしまう。
都会の人には推し量れない、悩みを四国のJRはかかえながらも頑張っているといつも思っている。

      💐    ラガー等は電車過ぐ間も二足跳び

日記がわりのブログだ。
この日こんな花を見た。

          
せっかく撮った写真を載せておく。

  

      💐    花八つ手更地となりて年巡る

      💐    残る菊閼伽桶並びをりにけり

      💐    茨の実先行く夫婦手を繋ぎ

      💐    花アロエお陽さまの匂したりけり

二~三日のうちに思い出してそうだ、そんな感じだったと句が生まれると信じている。
たいそれた、吟行でなくても、日常の生活で、句はどこにでも転がっている。
私は見落としているし、感性が鈍いだけだ。
コメント
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