老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

自慢 自慢

2016-12-25 15:54:39 | 俳句

お見舞いに行く。
いつも見舞われてばかりであるが、今日はお見舞いに。

     前身頃

初めての街であるから、お花屋さんに寄って病院への道を尋ねる。
買物に来ていた、私くらいの年齢の人に
「奥さん、素敵なお洋服ですね、、、、、、。」
何を言っているのか解らないので聞き返すと、
「着物のリメイクですか?綺麗ですね」
私の着ていた洋服のことを褒めて下さっている。
「ああ、これ私が作りました」
と答え、言葉を交わして道を教わった。

後身頃 

帰り、道の駅に寄って野菜を買う。
私と同年齢の二人連れの人が声をかけて下さる。
「奥さん、着物のリメイク 綺麗ね~。」とざっくばらんの口調で話かけてくる。
「有り難う、自分で縫ったのよ。」
「へ~上手だこと」
「趣味でぼちぼちとね」と云うと、もう一人の方が
「商売人泣かせだわ。商売あがったりになるわ」
正直に褒められたと受け取ろう。ちょっとお世辞も混ざっている言葉だけれど。

今日は二回も私の着ている物に興味をしめされて、お見舞いの方が思ったよりも元気だったこととで、帰り道は心が軽かった。
何年も前に縫ったリメイクの服も、着ないままにあるので、たまには袖をとおさなければ。


      🍒    オフィスの隅のゆりかご冬ぬくし

      🍒    蒟蒻と冬至餅買ふ山の駅
コメント
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