老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     マスク狂想曲

2020-04-18 18:11:47 | シニア

昨年の四月20日の近所の公園。
歩いて10分くらいの距離だ。
こんなに藤の花が咲いていたのか?今年はまだまだ細い枝先が風に揺れているばかり。

    

公園に接して琴電が走っている。
屋島はもう緑一色。我が家の窓から見る景の延長線の山の端だ。

去年、一年前はコロナウイルスに世界が脅かされると、誰が想像をしたであろうか。

昨夜、息子が
「母さんが縫っているマスクを頂戴」と来た。
聞くと、友人がマスクが手に入らなくて困っているらしい。
友人は独身貴族。
しかし重い心臓病を抱えて今はホテル住まいだそうだ。
医師からは手術を勧められているのに、老舗の商家で、店の事が気になってどうしても入院をしないと言うらしい。
母親が亡くなり、父が社長。従業員を使い手広く商いをしている。
昼は店にいる。夜は病院の近くのホテルで、何かことがあれば、いつでも病院に駆け込める生活をしているらしい。
その友人がマスクが手に入らない。
息子が、私の所へ彼のためのマスクを欲しい、、、と来たのである。

縫い置きのマスク数枚と、我が家の備蓄の市販のマスクを数十枚持って帰らせた。
マスクは数日後、東京の友人が送ってくる手配になっているらしい。
当座のマスクは、私の作ったマスクでと、、、、

金はあっても、マスクだ手に入らぬ。何という昨今。

遍路道から遍路が消えて、安倍夫婦のような能天気な輩が政治をする。
変だぞ、日本!


     🌳    どこで今宵宿借る碧い眼の遍路

雨と強い風の中、窓の下を異国のお遍路さんが通った。



コメント
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