老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    良い季節なのに  

2020-04-24 18:04:16 | さみしいシニア
                 

公園に藤の花が咲いた。
去年より花房が短い感じだ。
いつもだとゴールデンウィークの前。最も風もお日さまもすがすがしくしのぎよい季節。

屋島が見え、五剣山が見える。
双方とも頂上には、遍路寺の屋島寺と八栗寺がある。

その寺々へのお遍路さんがめっきり減った。と云おうか全く見えない。

遍路寺には納経所がある。
お詣りをした証しに、お遍路さんは納経所で納経帳にお印を書いてもらう。
朱い朱印を押してもらい、このお寺をお詣りしたと八十八の朱印を見ながら艱難辛苦をした遍路行を振り返るのであろう。

その納経所がコロナウイルスで、納経帳に記帳をする際に濃厚接触をすると、閉鎖をされた。
仏さまに、お仕えをする人々も人の子だ。
コロナは怖い。
しかしオランダからお詣りをしていた人が受け付けてくれないと悲しそうに立ち去る姿のテレビニュースを観て、どうにかならぬのかと、宗教家も人の子とは理解をしていてもと、、、、お互いが気の毒だと思った。
世界中で同じような出来事がおきているのだろうな。


      🌹     藤棚に虻やら蜂やら集いをり

      🌹     そのかみは合戦場なる藤の花

      🌹     藤の花昼酒に酔ふ好々爺

      🌹     いひたまふけふは藤の花冷と
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする