老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  颱風 終わった

2017-10-23 11:55:11 | 俳句
        
お日さまが射し込む窓辺の椅子で猫ちゃんが寝ている。
今まで、自分は何をやりたいのか、わからなくて、私に抱っこをされて、甘えていた。

 ある意味での 大型台風が去った。
作夜は風呂に入っていても。風呂場の換気扇が空回りをしている音がする。こんな事は滅多にない。よほど風が強かったに違いない。
我が街周辺では何も事故が起らなくてよかった。

 お池にぽちゃってしまった、小池女史。
お鼻がつんと 宙 に向かって留まることをしらず伸びよう伸びようとしていた。
今回の選挙の大敗を受けて 少し は反省をしたかしら。しないだろう。

反省の弁を語る 、フランスからの中継ラジオを聞いていると、あのフランスのパトカーの音が微かにする。グローバルになったものだ。 フポ プホ と 聞こえるではないか。

 ある意味では、東京の有権者の方々に敬意をしたい。
しかし、与党と野党の勢力図は、もっと拮抗をしていなくてはならぬ。
安倍さんに、又 忖度政治の機会を与えてしまった、、、と思う。
北朝鮮も、この恥知らずの総理のポイント稼ぎに手をかした。彼は私は嫌いだ。
判官びいきで枝野さんが第一野党に踊り出た。 頑張れよ。
安倍さんも枝野さんも、「運」の女神を味方にした。 その「運」も才能のうちだから。

   

 私が椅子の傍に寄ると、眠っていた、猫ちゃんが 「どうしたの ?」と顔をあげる。
鼻がつまっているらしく、かわいそうに思う、そう 鼾 が聞こえるのである。

我が家の日常とはこんなもの。
選挙の結果がどうなろうと、生活の体制に変化はない。

今週の末には 夫の心臓の手術がある。
こちらの方は凄く心配だ。
医師から、手術は4時間くらいかかると、説明をされている。
病気慣れをしている、夫婦だけれど やはり気が思い、、。、心臓の手術 うまく ゆきますように。

     🍒    颱風一過寝させをく自転車を立て

     🍒    灰色の海颱風の曇残る

     🍒    枸杞の実や寡黙は吾に苦難とも

 つまらん句を絞りだした。
又 お裁縫をしよう。何を作ろうか。

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    目下の生きがい

2017-10-22 17:13:22 | 俳句
      

 洋服が縫えた。
しんだい、疲れると言いつつ、ブラウス風のチュニックが仕上がった。

 先週は倉敷へ句会に行った。
草臥れて 商店街に設けられていた休憩所で休んでいた。隣に、仕立て屋さんがあってそこを覗いてみた。
オーダーの専門店だったらしいが、最近は既製品にお客を持って行かれて、商品が無くなり次第に店を閉じるらしい。

 商品は全て、半額になっていた。
お買い得の商品から見つけた生地。
絹90パーセント ナイロン10パーセントの表示。
手ざわりも結構。縫いやすそうであった。

               

 店に置かれている生地はどれも高級品ばかり。
悲しいかな、時間が無いのと、持ち合わせているキャッシュも些少。
ゆっくりと商品を品定めできなかった。かえすがえす残念であった。

 黒が一色の生地。前開きの服を縫った。釦はくるみボタンにした。夫の派手な赤いネクタイを廃物利用をした。
上手くいった。会心の洋服に仕上がった。

        
        (美男葛の実)

      🍒     万葉茶房さねかづらの実の揺れる棚

 目下、私の生きがいは 俳句、猫ちゃん、お裁縫。
順位はつかない。
すべて楽しい。一番くるしいのが、俳句かな。いつまでたっても、じょうずになれない。しかし辞めようとはおもわぬ。
猫ちゃんが一番の癒し。寒くなってから、気が付くと、いつの間にきたのか、寝床では枕を半分取られている。声も発てずに、蒲団を占領している。

そして お裁縫。着る機会も無い。出かける所も無い。
洋服は増えるばかり。見て楽しむばかりだ。
 
 大型台風がきている。
我が街7でも有線放送が、全市に避難勧告を出した。それを尻目に私はお裁縫に励んだ。



 しりとり俳句

     🍒     けぶりつつ雨の去りゆ紅葉山

     🍒     ハロウィン限定ケーキ小鳥来る

     🍒     ななかまど汐の満ちくる運河かな  

 今日のお遊び終了。        
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   待ちくたびれる

2017-10-21 23:14:05 | 俳句
     

 夫が他に用事があって、電車で病院へ。
予約は十二時。
血液の検査があるので、十一時には病院に入る。
十二時までは時間があったので、栗林公園に時間潰しの散策に行く。

蓮池の蓮は枯れが進んでいる。
折れて曲がった茎が、幾何学模様になり、池に落ちた影に思わずシャッターを押す。

     🍒    敗荷に残る蜻蛉の止まりをり

      

 鴨の覗き穴に目をやる。
反対側からはこの具合になっている。

     🍒    初鴨は未だ通しの鴨ばかり

 一時間ばかり散歩をして、病院に帰る。
用事を済ませた夫が迎えに来てくれる。それから未だ一時間も待つことに。
看護婦さんが、待たせて御免なさいと何度か言ってはくれるのだけれど、結局、診察を受けたのは一時半が過ぎていた。
食事をして、薬を貰って帰ったのは四時近くなっていた。

 家を出てから、帰るまでの時間を指で折る。七時間かかっている。
疲れるわけだ。大仕事だった。  ヤダ ヤダ。

 何もやる気力と体力が残っていない。
椅子で一時間くらい寝ただろうか。夕食の支度をするのがやっと。

草臥れた。病持ちの身体に老化がプラスされている。
ヤダ ヤダ それなりには身を持ちこたえたはいるけれど、無理が利かない。ヤダ。



 しりとり俳句から

       🍒    大花野風は前から後ろから

       🍒    出航のあとの身に沁む風なりぬ

       🍒    身にしむや俳句魔物と思ふ時

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倉敷 美観地区あちこち

2017-10-20 23:31:54 | 俳句
     

 まるで江戸時代にタイムスリップをしたような。
祭衣装をみにつけた人がいる。
スマホを覗いているようだけれど、古い町にこの衣装。

     

 お寺。
現代的なものは何ひとつ無し。
美観地区に溶け込んでいる。

     

 この風景も。
地下に隠された電柱。
江戸時代といっても、とおる。
映画のロケだってできる。

     

 倉敷川にある昔の舟着場。川に沿ってある。大きな商店の荷が揚げ降ろされた名残り。

     

 大きな家紋入りの幔幕を張った仕舞屋か?
丸い電灯が無ければ。

倉敷の探訪をもっとやりたい。
何度か句会に出たが、いつも時間に追われていた。今回も。
もっともっと楽しい場所がある筈だ。

 句会に出ていた誌友は、主に中国と四国の人。
初めてお目にかかる人が三分の二以上。
配られたメンバー票で句誌で名前は知っていても、顔は初めて見る人だ。
主宰は容赦のない選をする。
皆さん、選をされた句は良い時も悪い時もあって、定位置は絶対ない。
古い無鑑査の同人でも全没がある。
昨日、参加した新人でも良い句は良い句として巻頭になることも。
そんな人ばかりが参加をしていた。

 私の隣に座っていた方は選によく入り、名前を名乗る。
家に帰ってネトット句会を覗いて見ると、名前が載っている。知らなかった。
名前と顔が一致した。
これからが楽しみである。

愛知から京都から松江から、熱心に参加された人も。
六年間でわずか句会参加は三回目の私は落ちこぼれと言われてもしかたなかろう。
毎月参加している東京の編集者も混じっていた。

印象深い句会だった。

     🍒    秋愁ふ天上天下唯我独尊

     🍒    桜紅葉つかの間命洗濯す




     
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    倉敷吟行   ❸

2017-10-19 09:50:40 | 俳句
      

 倉敷の駅前にある花時計。
雨が降っているから、埃や排ガスが払われて いつもより花の色が鮮やかだ。
黄色と海老茶色の菊の花。他は遠目であるから、何の花か判別ができなかった。

      🍒    鳥渡る時計回りのロータリー

      🍒    花時計人足早に秋の雨

         

 駅前はロータリーになっていて、車がひっきりなしに通っている。
どこの駅も風景は同じ。

          

      🍒     在祭看板頼りに露路曲がる     

 観光名所の倉敷美観地区は倉敷川に沿うた 川岸も美しいが、露路も又 美しい。
大小の露地がたくさんある。
広い露地、人と自転車しか通れないような露路。様々な露路がある。

      🍒    祭衣装のまんまスマホや昼の虫

           

 焼杉の板塀の露地。
この露地はくねくねと長く曲がっている。カーブをしているのである。

      🍒     くねくねと曲がる裏露路ちちろ鳴く

           

 立派な石造りの建物。
車一台が優に走れる、古い商店街と倉敷川に沿うた観光客がそぞろ歩く道路へ行く道。

      🍒     秋霖や花街の看板面白き

      

 古い井戸があった。
釣瓶井戸か?
滑車に使用をしているのは、陶である。
葉が繁って、滑車部分は隠れてよく見えない。青い模様が描かれている。

      🍒     小鳥来る陶の滑車の古き井戸

      

 マンホールの蓋。
藤の花が描いてある。
倉敷と藤の花。どんな謂われか?
以前 阿智神社のお詣りをしたことがある。石段を登り参道を進むと見事な藤棚があった。

      🍒    秋の雨誰かゐそうでゐない露路


 句会は久ぶり。
やはり 独学には弊害と無理があることに気が付く。
それぞれの句会の内部事情をうちあけられた。人が寄り集まるところ、人間模様が見える。
老害と口害。私を含めて、歳はとりたくない。


      🍒     身に沁むや周る地球にしがみゐて

      🍒     生身魂口害老害振り撒ひて

      🍒     秋愁や吾が立位置は裾の縁

 さてさて 句友達の上手なこと。
惨めだった。
天下のどこに出しても遜色のない結社のエースばかりであった。


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