老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   誕生日

2020-04-25 17:39:30 | シニア
   
   


NHKのラジオが今日のお誕生日お花は「ライラック」です。、、、と告げていた。

今日は連れ合いの誕生日。
昨夜
「明日は僕の誕生日、、、ウン才になる」

全く忘れていた。

いつもの年だと、どこかの小奇麗なレストランで食事。
ちょっとした誕生プレゼンをする。
もう後期高齢者だ。かたちばかりの誕生を祝う。

💌 (「ライラック」の花言葉は「思い出」「友情」。 紫色のライラックの花言葉は「恋の芽生え」「初恋」。 白いライラックの花言葉は「青春の喜び」「無邪気)
だそうです。アナウンサーもそう言っていた。
 
       

最近、散歩の途中で見つけた ライラック を携帯写真で撮った。
出合た老人から(男)「何という花ですか?」と聞かれ「ライラックです」と教えてあげた。

路地の奧の菜園の隅で良い匂いを放っていた。

不要不急の外出や買物は禁止をされている昨今。

プレズントを買いにも食事にも行けない。

近所のスーパーで特上のお寿司と天婦羅とお刺身とおすましを求めて食卓に綺麗そうに並べて、お茶を濁した。

ちょっとだけビールを飲んで、老夫婦が揃っている事に意義を感じた。


      🎂     負けるなよコロナなんぞに生身魂
      
      🍰     よき香する路地は右なりリラの花

      🎂     想ひ出に匂ひありけりライラック 

      🍰     生まれ代はりてもこの街にリラの花


ささやかでも、来年も二人で生きていようと願あった。
    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

    良い季節なのに  

2020-04-24 18:04:16 | さみしいシニア
                 

公園に藤の花が咲いた。
去年より花房が短い感じだ。
いつもだとゴールデンウィークの前。最も風もお日さまもすがすがしくしのぎよい季節。

屋島が見え、五剣山が見える。
双方とも頂上には、遍路寺の屋島寺と八栗寺がある。

その寺々へのお遍路さんがめっきり減った。と云おうか全く見えない。

遍路寺には納経所がある。
お詣りをした証しに、お遍路さんは納経所で納経帳にお印を書いてもらう。
朱い朱印を押してもらい、このお寺をお詣りしたと八十八の朱印を見ながら艱難辛苦をした遍路行を振り返るのであろう。

その納経所がコロナウイルスで、納経帳に記帳をする際に濃厚接触をすると、閉鎖をされた。
仏さまに、お仕えをする人々も人の子だ。
コロナは怖い。
しかしオランダからお詣りをしていた人が受け付けてくれないと悲しそうに立ち去る姿のテレビニュースを観て、どうにかならぬのかと、宗教家も人の子とは理解をしていてもと、、、、お互いが気の毒だと思った。
世界中で同じような出来事がおきているのだろうな。


      🌹     藤棚に虻やら蜂やら集いをり

      🌹     そのかみは合戦場なる藤の花

      🌹     藤の花昼酒に酔ふ好々爺

      🌹     いひたまふけふは藤の花冷と
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

      北の大地を彷彿する、、、

2020-04-23 10:57:38 | さみしいシニア

さて、良く知らないが。香川県のコロナ対策。
ここは国営満濃公園。 一昨年の写真。公園も入園禁止になってるの?

コロナウイルスの蔓延で香川県も他の県にもれず、休業を強いられている施設が沢山ある。

うどん県からうどんも営業自粛のニュース。
うどん好きの私にとっても、困ったニュースだ。 (非国民と、あらどられるか)

                                


過去の事を思い出して、あの時、そんな時の想い出に浸って感慨にふけってばかりる。
老人の証拠だ。

コロナの事しかり。心臓のことしかり。
一番に幸せだったのは、犬がいて、猫がいて、犬と猫の健康に気7を使っていたほんに気楽な頃。

      

ここは余りにも広く、犬の目にはどう写ったのか?
慎ちゃんに、おしめをして誰もいないのを見計らって放してやっても、私達の傍から離れようとしない。
リードを持って歩き始めると、静かにおとなしく借りてきた犬のような散歩だ。

春夏秋冬の北海道にも何度か行った。
今になれば、その記憶も貴重なもの。

初夏のラベンダー畑も今年の観光客の出足は? (北海道の感染者は半端じゃない)

写真を見ながら想い出話か? ああああああ ああ あ あ あー

本当に一日も早く、コロナ禍に去ってもらいたい。


     🐕     明易し散歩うながす亡き犬よ

     🐈     亡き猫が蝶々を追ふ昼の夢

     🐇     海芋咲く御手洗を水溢れ落つ
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

  罌粟の花

2020-04-22 11:46:11 | シニア



罌粟の花は好きだ。
不思議な花だと思う。

ギリシャ神話を想像する。
江戸の昔、大名屋敷の庭に咲いていた?
喜多川歌麿の描くところの美人画のバックに咲かせていたり。
すべて、私の想像である。
いつも、そんな想像をしながら不思議な魅力をもつ罌粟の花に接する。


     


散歩道の家の花壇に咲いていた。
<罌粟の咲く丘が満濃公園に行くばあるが、今年はそうもゆかぬ>


罌粟の花の句はおちおち作ろう。
歳時記にも好きな句が列記されているが。皆さん詠みつくしている。名句ばかりだ。
まこと、好きな句ばかりだ。

漱石の小説「虞美人草」もすぐに心に浮かぶ。

    
                                       


     🌷     新しい友は尼さま新茶くむ

     🌷     境内で掘つた筍持ちくれぬ

          🌷     筍掘り手慣れておりぬ御前さま


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

     運動がてら

2020-04-21 23:58:26 | シニア

一日、テレビにかぢりついていた。
老人が筋肉を鍛えなくてはコロナに憑りつかれると重症になると、頭をかすめるものが。
午后5時近く、夕飯の支度もあるが、「屋島東照宮」の躑躅が綺麗だろうとふと思いつく。

     

夕方の光。少し薄い感じの躑躅の花。
去年の躑躅と比べて、今年はなぜか元気が無い、、、主観か?



夕方の散歩の人もちらほらと。
考えると、ここまで歩いて20分くらいか。
全く良い場所のちかくに私は住んでいるのだろうと、あらためて思う。
こんな贅沢な環境を忘れているなんぞ、もってものほかだ。幸せだ。

    
   

僅かなお賽銭で、コロナが終息しますようにと、家康さんにお願いをした。


 


境内から見下ろすお成り街道と屋島の街並。
屋島山頂から降りて来る車は平常と変わらない数だ。
高い建物はマンションばかり。
高松市内のオフィスへ通うサラリーマンが人口の多くを占めているのだろう。
私のように、病院の近くが便利だと税金も払わずに暮らす、生産性の無いお年寄りにとっても住みよい街だ。

杖をついて春落に敷き詰められた裏参道を帰る。


     🐦     鶯が頭すれすれ宮の奧

     🐦     春落葉湿りて積る裏参道

     🐦     こころ満つ躑躅明かりの石の階
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする