Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

プロ野球、阪神の株式上場問題について

2005-10-13 22:40:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今夜は「アホな己」らしくもなく、ちと風邪気味につき、早めにお休みを頂こうと思いますが、その前に関西を騒がせている出来事に少し触れさせて頂こうと思います。
今季めでたくリーグ優勝を遂げたプロ野球、阪神タイガースの親会社、阪神電気鉄道の株式が元経済官僚、村上世彰さん率いる投資ファンドに大量に買い取られ、全体の約4割の株式を取得して、同鉄道の筆頭株主となりました。
村上さんの集団は、同鉄道が主に沿線の不動産に代表される阪神地区一円の優良資産と、プロ野球阪神球団の最近の強さに着目、企業グループの将来に亘る優良さに期待して株式買取を進めた様です。
民間の経済活動につき、とやかく言う筋合いではないのかも知れませんが、同氏は阪神球団に対し、株式上場を強く働きかけている様です。同球団の価値を更に高め、関連商品の売り上げ増を図るなどして球団の内容及び体力を強め、併せて多くの熱心なファンを擁している事に鑑み、株の発行価額や単位を極力低くして、多くのファンに球団株式を保有し易くする事も考えている・・・と来れば聞こえは良いですが、本当に問題はないのでしょうか?
この件に関し、かつて我らが中日球団にて花形選手としてご活躍、監督としても勇名をもって知られる星野球団SDが先日、あるTV番組にて興味深い事を仰っていました。
第1に「スポーツなどの勝負事は、常に勝つとは限らない。数年前までがそうだった様に、複数年低迷する事もある。
そんな時もファンは確実に応援してくれるが、投資目的の各位はそうして下さるか?その点が不安ではある。」
第2に「株式上場にて球団の価値が上がるのは良いが、同時にそれは甲子園などの試合球場の入場料を押し上げ、又ブランド力が付く事は、関連商品の一斉の値上がりを招き、折角株を取得し易くなっても、ファンにとっては返って不利益もあるのではないか?」とのご見解でした。
私もこれに同感です。
村上さんも、球団株式上場に際しては、ファンの意向を最大限に尊重する、とのご見解を表明しましたが、球団と親会社の鉄道、そしてファンと関係各位の将来に亘る幸せの為にも、どうか慎重かつ周到に事を進めて頂きたいものであります。*(野球)*

コメント
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