Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

戦場のMerry Christmas

2006-12-24 00:41:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

日付が変わって、今年2006=平成18年も遂にクリスマス・イヴを迎えました。残りは後1週間。冬の1つの節目のつつがなきに感謝すると共に、各位のつつがない越年を心よりお祈りするものであります。

さて今回の表題は、私の最も愛好する楽曲の1つ、坂本龍一さんの作品に因むもの。
この曲は1983=昭和58年公開の映画主題曲で、監督は大島 渚さん。出演者には坂本さんの他英国の歌手D・ボウイーさん、後に我国映画界の重鎮となる喜劇タレント 北野 武さん等がいらっしゃいました。
先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争下の我国の実効支配下にあった東南アジアを舞台に、敵対する日英2国の兵士達の人間模様を描いた作品であったやに記憶しております。今も感じるのは、戦争の持つ、勝者も敗者も本当はないのではないかとの一面でしょう。開戦は止むを得ない面があったとは言え、負の側面も多かった戦史を考えるとやはり、こうした事の再発防止への努力は今の世代の我々の責務ではないかとの思いを強くするものがありますね。

ただ、戦後処理のあり様についてはやはり、公正を期してもらいたいとの想いも強いです。
昨年の今頃も記しましたが、当時の戦後処理の中心的出来事であった極東国際軍事裁判が、果たして妥当なものだったかどうかは今も疑問符がつく所。折々に「勝者の裁判」と揶揄される辺りにもそれが表れていると思います。特に遅れて加わった旧ソビエト連邦の検事団の登場後は、連合国の我国への対応が俄かに峻険になった事は強く記憶されるべきだと思います。この様にして元A級戦争犯罪人とされた7名、当時の軍、そして政の最高幹部だった板垣征四郎、木村兵太郎、東條英機、土肥原賢二、広田弘毅、松井石根(まつい・いわね)、武藤 章の各位は絞首台へと追われたのではないでしょうか。
連合国側の、ある裁判関係者の「日本に対し、原子爆弾を投下した人間がいる。その者達が、裁いているのだ」の重い言葉を我々は決して忘れてはならないと強く思います。

元戦争犯罪人は全員無罪とされたインドの法学者R・Bパール博士も主張なされた様に、連合国によるこの裁判の進行は、事件後に制定された法律を根拠に判決を下した手法など疑問点も多く、願わくば再審の道が開かれる事を心より祈りたいものであります。そうする事がこれら「殉国の七士」とも「昭和殉難者」とも称される犠牲各位への、何よりのクリスマス・プレゼントとなる事でしょう。

1948=昭和23年に結審した極東国際軍事裁判は又、戦後の我国の内政面にも大きな影響を残しました。長所があったのも事実ですが、やはり理想主義に傾いた諸制度のあり様は我国の固有文化との間に軋轢を生じ、近年の社会各方面の荒廃に見られる様に、大きな禍根を残したのも事実です。
先般、その内の大きな1つ、教育基本法の改正が実に59年振りに決定を見、家族やその後ろ盾となる地域社会の価値が見直されようとしています。まずは日本的改善への一歩として、その行方を務めて冷静に見守りたく思います。*(日本)*

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする