Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

北海道・洞爺湖サミット雑感・続き

2008-07-11 00:58:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!沖縄、九州、四国と本州西端が梅雨明けした模様ですが、その後は足踏みしている様ですね。中国地方の大半と近畿以東のそれは、もう少し先になりそうです。まあ私個人は猛暑が苦手につき、梅雨明けの遅れは余り気にならない訳ですが。

そう言えば一昨日、梅雨が明けたばかりの九州大分にて遺憾な事件がありました。同県下の公立小学校教員試験を巡り、小学校長の子弟を基準以下でも合格させる不正があった模様で、あらゆる意味で中立公正が厳しく求められる教育機関でのこうした問題はあってはならない事でしょう。事件当事者の厳重な処分と、徹底した実態解明を強く求めたい所です。

さて本題に入ります。北海道洞爺湖畔にて行われていた第34回先進国首脳会議、所謂洞爺湖サミットが3日間の日程を終え閉幕しました。
最大の目玉である地球温暖化対策の他、食糧&エネルギーの供給不安や朝鮮民主主義人民共和国絡みの核兵器拡散の脅威、更に同国による日本人初め外国人拉致などへの対応が話し合われたのはご存じの通りで、やはり会期が短かった事もあって具体性には欠けるものの、主題だった地球温暖化対策については、具体的な数値目標の設定には至らなかったものの、今まで環境面に積極的でなかった米合衆国や中華人民、インドの両共和国などを引き入れる事で、今世紀半ばには温暖化ガスCO2を今の半分に減らすべく、各国が取り組む方針が明記され、宣言されました。
ただ、この温暖化対策に際して原子力エネルギーの活用が取り上げられ、一時停滞していた原子力発電所の建設が、再び加速する気配を見せている事には一応の注意を要すると私は思います。原発は温暖化防止に威力を発揮する一方で、一度事故や不具合となれば放射能漏れなどの深刻な問題を生じかねないのも事実。
決して安全面が疎かにされてはならないのも事実であり、ここは我々も気をつけて見守る必要があるでしょう。
食糧&エネルギーの方も、前者の供給不安が深刻な途上国の農業政策や後者産油国への増産要請などが行われた様ですが、やはり短期的に食糧や原油相場を押し上げている投機資金規制に、米合衆国などの反対があっても踏み込むべきだったと思いますね。議長国だった祖国日本は、ある程度同盟国の反感を買っても多くの庶民が苦しめられているこの問題に、蛮勇を振って切り込む位の姿勢があっても良いのではと思います。

原子力再評価への動きは米合衆国の思惑が通ったとされますが、我国としては、所謂北朝鮮による日本人拉致問題への対応を明記させた事も一定の成果と見て良いと思います。
勿論拉致家族の各位のサイドよりは決して納得できるレベルでないのは事実ですが、曲りなりにも宣言の文言に盛り込ませる事ができたのは、必ず次に繋がると信じます。

とに角議題の多いサミットではありましたが、計3日間と言う日程は当然ながら不足であり、各議題をじっくり話合うには厳し過ぎるものがあるのは事実です。
今までの国際会議の手法では解決への道筋さえ叶わないこれらの事共に対し、新興国をも含めた新しい角度で、息長く取り組む姿勢が求められている様な気が致します。*(地球)*
コメント
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