Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

大国の暗部

2010-12-12 01:10:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

世界の栄誉でもある2010年度ノーベル賞の授与式が一昨日北欧にて行われ、私の知る限り、我国の化学者お二方が受賞されたのは大変喜ばしく、一言奉祝申す次第。

その一方、中華人民共和国の著述家の方が、同国の民主化への大きな貢献があったとして、同賞の平和賞に輝いたにも関わらず、政治犯として獄中にある為に、授与式に出席不可能となる遺憾な事態もありました。

背後には、野党的な反対勢力の存在を認めようとしない、同国の一党独裁的姿勢が露呈している様にも感じられます。
余り詳しく触れる事は叶わなかったかもですが、そうした方々の言論活動の余地をも進んで確保しないと、中華人民共和国の明日は、決して明るいものではあり得ないのではないでしょうか。

続きは拙ブログ「トイレの雑記帳」に記しましたので、下記アドレスよりご一読下されば幸いであります。*(日本)**(中国)*
http://nanaseko.blog.ocn.ne.jp/bloghakase32/

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大国の暗部

2010-12-12 00:59:11 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!一昨日の、北欧にての2010年度ノーベル賞の化学賞部門の我らが日本人学者お二方受賞の栄誉は誠に喜ばしく、一言奉祝申したい。その一方で、隣の大国 中華人民共和国の著述家 劉 暁波(りゅう・しゃおぼー)さんが平和賞を受賞されたにも関わらず、同国政府は同氏を政治犯として投獄、同氏のご家族ご親族も軟禁状態に置いて出国を阻み、結果関係各位が誰一人授賞式に出席が叶わないと言う異常事態となった。

獄中の人物の受賞は、1991=平成3年のミャンマー(旧ビルマ)国の政治運動家 A・スーチー旧国民々主連合代表に続くもので、中華人民共和国の民主化を求める運動に関する貢献が受賞理由とされた事に対する同国政府の反発が背後にあるものと思われる。 

今世紀に入り、飛躍的な経済発展を遂げ、それと並行して軍事力も抜かりなく強化し、国際社会にての発言力をも増した中華人民共和国ではあるが、遺憾な事に政治思想面では旧態依然とした所が大きい様だ。劉さんのお立場は、欧米や我国でならさしずめ一野党々首に過ぎず、悪くしても「又あいつ、ほざいとるな。まあ放っておけ」程度で済む事だろう。仮にそこでノーベル賞受賞だったとしても、若干の揶揄はあっても、多くは「あ、そう」程度でお終い。後は「受賞奉祝。めでたし、めでたし」でチョンである。

が、違う立場の者の栄誉は頑として認めないのが、今の中共の姿勢と言うかスタイルの様だ。まあこれが、米合衆国やロシア、インドの両共和国と肩を並べる大国の姿勢とは思えない。まあ、中国内の民主的立憲制の確立を求めた「零八憲章」に代表される劉さんの政治活動の問題以外にも、チベット自治州の長らくの紛糾とか沖縄尖閣や南シナ海の南沙諸島の領有を巡っての周辺国との諍いなど、枚挙にいとまのない所であろう。この独善的な強硬姿勢が、同国の暗部と言われる所であり、こうした事が長期化しそうであるのはアジアの平和にとっても、又我々日本人としても、心理的に好ましいものではないだろう。

共産党の一党独裁につき、仕方のない面はあるのかも知れないが、いつまでもそんな事では、国際社会で通用しないのも事実だろう。劉さんの様な野党的知識人の発言余地を尊重し、必要なら堂々と見解を主張させる位の余裕が、大国にはあって然るべきであると思う。そうでなければ、中華人民共和国はどんなに経済力、軍事力を備えても、世界の一流国とはなり得ないのではないか。

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