コナサン、ミンバンワ!OCN Cafeの拙日記より読み進まれた各位はやや重複するかもだが、今夜はご存じ「クリスマス」。本来は、世界三大宗教の一、基督教の開祖とされるイエス・キリスト師の生誕を祝う厳粛な宗教行事とされる。正直な所、俺はこの日の前夜のクリスマス・イブと前後して強行された歴史上不当とされる、先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争の戦後処理を目的とした東京裁判こと極東国際軍事裁判の判決に伴う、所謂A級戦争犯罪人とされる7名の各位「殉国の七士」への死刑執行に対する遺憾の意もあって、余りお祝いムードには浸れないでいる所。現ローマ法王、ベネディクト16世も危惧されている様に、ともすれば商業志向に流れがちな嫌いもある。それでも、一方で国民的慣習として定着しているのも事実であり、少しは触れてみようかな、などと思っている次第。
今冬も、所謂「クリスマス寒波」が図った様に到来。「ホワイト・クリスマス」と記せば聞こえは良いが、北日本と日本海側は、昨日より記録的大雪に見舞われている様だ。交通への影響も大きく、今夜のJR夜行列車は、その大半が運休の由。まあ無理に運転して不慮の事態に陥るよりは、まだ率が良いだろう。或いは、昨日のイブから楽しむ所ではない地方もあるだろう。そうした地方へのお見舞いと共に、それに比べれば、雪に降られなかった太平洋側の我々は、この状況に感謝しなければ、とも思っている所だ。
次に、クリスマスと来れば、夜間のサンタクロースよりのプレゼント。まあ実際にはないけれど、「そう言うものだ」との想像を巡らせるだけでも、大いに楽しくはないだろうか。拙幼少の頃は、本気でその存在を信じたりしたものである。
そのサンタクロースのモデルは、4世紀頃の東ローマ帝国の高僧、聖ニコラウス師だったと言われる。言い伝えかも知れないが、ある時、極貧の為三人の娘に身売りの危機が迫ったある家庭の事を知った同師が、最悪の事態を阻止すべく、夜間その家庭に赴いて、居宅の煙突より金貨を投下した。その家の暖炉には靴下が吊るされていて、金貨はその中へ。迷う事なくその金貨を入手できた一家は、娘達の身売りと言う大いなる不幸を免れる事となった・・・これが、一番良く知られるサンタクロース伝説の様である。その他、冤罪に苦しむ三人の無実の被疑者を、死刑執行の直前に救い出したとの言い伝えもある様だ。とに角、(心がけの良い各位には)幸せをもたらす聖人として、サンタクロースの名は世界に知られていると言う事だろう。
実は、程度の差こそあれ、我々自身もサンタクロースとなれる可能性があるのも事実だ。災害と、それに伴う疫病に苦しむ中米ハイチ国などへの金銭や物資などによる義捐活動もそうだし、赤い羽根や、交通事故遺児の援護などを行う「あしながおじさん」育英活動への大小の寄付活動もそうだろう。稼得不良につき、中々高額の寄付などは叶わぬ俺だが、できる所で協力して参りたい、との気持ちだけは持ち続けたいと思っている所である。