Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

大陸の、大気汚染とどう向き合うか

2013-03-03 16:10:11 | 社会・経済

2013=平成25年3月も、拙ブログを宜しくお願い致します。

北海道にて、大雪による犠牲を複数生じ、又、青森県下にては、観測史上最高の積雪を記録するなど、歴史に残る程の厳冬となった今季だが、それでも春の兆しは各所で見え始めている様だ。本日の日中は、当地東部の名古屋市農業センターへ、名物の「しだれ梅」の様子を見に参ったが、この厳寒のあおりで、今季はまだ咲き始めの状態。気温が上向く今週末よりが見頃だろうか。機会あれば、又覗きに参ろうと思います。

さて話は変わる。昨夜は、WBC第1次RDにて、我国代表「侍JAPAN」が、日本野球を良く知ると言われる難敵ブラジル代表と対戦、七転八倒とも言える苦闘の果て、僅差で辛勝を収めた。試合後半、膝の不調を抱える正捕手、阿部の一打は初球狙いの危機感に満ちたもので、見ているこちらにも気迫が伝わる凄まじい執念を感じた。やはり「頂点の闘い」に楽勝はない事を改めて感じた次第。その日本代表の、今夜の対戦相手でもある、昨年来、沖縄・尖閣諸島の領有帰属を巡り冷え込んでいる印象の、中華人民共和国と我国の間だが、ここへ来て同国が、新たな悩みを抱えている事が明らかになったのはご存じの所だろう。主に、暖房や自動車燃料の大量消費より生じる、PM2.5と呼ばれる排気微粒子による、深刻な大気汚染の問題。既に、首都北京や上海、南京や大連と言った大都市圏にては自由な外出に支障を生じる程まで進展してしまい、これから内陸砂漠より飛来する黄砂に乗って、我国にも相当に影響する予測が出されている様だ。俺も報道などを拝見したのだが、首都圏より九州・沖縄にかけてが大きな影響を受けそうで、汚染の度合いによっては、外出を抑えるなどの対応が必要となるかも知れない。微粒子PM2.5は、肺や気管支の奥にも到達し得る由なので、飛来が多くなれば、マスクの着用や、特に影響を受け易い子供達や若者達は、野外活動を制限するなどの対応に踏み切らざるを得ない場面もあり得よう。

この深刻な国際問題に、対応策はあるのだろうか。即効策はなしとしても、長期的にはゼロではなかろう。我国の当地周辺でも、かつての高度成長期には、四日市喘息を引き起こした三重県下の都市部にての公害問題を乗り越えた経験がある。それから得られた経験則やノウハウを、中国大陸に提供し、技術協力をして参る道はあるのではないか。同国にとり「今、そこにある危機」とも言える、この大汚染問題は絶対に放置できないはずだし、その様であれば、膨大な数の中国人民に深刻な呼吸器病を生じ、ひいては未曾有の医療危機に繋がりかねないであろう。我国としては、持てる環境技術を投入して、此度の大気汚染に向き合って、少しでも早めの収束を図れる様、必要な協力を惜しまない姿勢が一方で必要ではないのか。

沖縄・尖閣の領有帰属の件は勿論譲れないし、その事で大陸側との対話chを持ち続けるべきは当然必要だろうが、もう一方で、大陸側に原因ありとは言え、未曾有の大気汚染問題には、協力して当たる姿勢を示す事が、むしろ環境面での自国防衛にも繋がるし、又、高まった中国大陸との緊張を緩和する切り札としての利用価値もあろう。又、可能な所で情報の共有も必要だし、近隣で当事者になり得る中華・大韓の両民国とも必要な連携を取るべきだ。そうした努力が、今は冷え込んでいる島嶼(とうしょ)領有帰属の問題解決への道を開くかも知れず、我々日本人は、そうした努力や思考も顧慮すべきと強く思う次第であります。

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コメント (2)
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