Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

中枢が「仮設」とは・・

2013-03-20 22:50:06 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!「春分の日」の今朝、普段より寝坊をして何となく外を眺めたら、拙居所の敷地内の桜が綻び始めていたのを目撃した。例年より1週間は早いだろう。今月途中より、それまでの厳冬が嘘の様に温かくなった事も影響しているだろう。明日辺りの「寒の戻り」が今季最後となるのだろうか。今日午後と、3/24(日)辺りに予想される降雨が、当地の花を一気に開かせる事となるかも知れない。

さて、発生より2年を経た今も、所によっては花見どころではないのが、東日本大震災の被災地の方々であろう。この災禍に際しては、福島県下のT電力 原子力発電所の未曾有の大事故が、被害を大きくしたのは良く知られる所だが、あろう事か先日、当該発電所の事故原子炉にて使用後の、核燃料冷却施設の電源が停止、長時間に亘り冷却不能となる事態が露見した。現在は復旧したとされるが、不具合が長引けば、使用後燃料の温度上昇を招くなど、極めて危険な状態に陥りかねなかっただけに、停電報告が大きく遅れた事と共に、大変遺憾な所である。

停電事故の原因は、使用後燃料冷却電源を司る配電盤の故障だった模様。万一の不具合に備えての、電源系統を複数にする安全策、フェイル・セーフは不十分。そんな危険な状態で一部系統の改修工事を行ったりもし、しかも配電盤自体が仮設のものだったと言うから驚き、と言うより呆れる他ない。更に今日分った事として、この仮設配電盤内に小動物(鼠の可能性大)が侵入して感電した為のものらしい事が判明したのだ。

多くの方々がお感じだろうが、これが、福島県下、特に浜通り地方の万を超える住民各位の、故郷や生計を根こそぎ奪う罪業を働いた企業のやる事なのだろうか。使用後燃料の温度上昇を抑える事が叶わなければ、一昨年の震災に伴う原子炉事故と同様か、それ以上の災禍が、同じ土地を襲う事となりかねないのである。その自覚がT電力にはあるのか?改めて俺には疑問に思われる。既に、被災各位向けの賠償姿勢についても、誠実には程遠い姿勢が見え始めていると言う。大体、二次事故を抑え込む為の電源設備の中枢が仮設のままと言うのがそもおかしい。この設備は、小動物の侵入などを積極的に防護する仕組みにはなっていない様で、こうした対応の不良が、此度の様な事故に繋がっていやしないか。(かねての癒着体質より、徹底は期待できないかもだが)国や自治体も、T電力のこうした実態を改めて把握し直し、被災地域の真の復興の為にも、監視態勢を強める様切にお願いしたいもの。勿論、我々被災地以外の国民市民も、無関心を捨ててこの事故や問題と向き合って参る必要があるでしょう。

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