Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

防護・防御意識の向上が必要

2014-01-05 15:56:17 | 社会・経済

昨年末、今回は長いなぁと思って迎えた9日間に亘る年末年始休も、早最終日。そんな日に限って、良過ぎる程の冬晴れの上天気。中々、気象の事は上手く行かない所が多い。

明日よりの日常モードに何とか戻せる様、今から態勢を、と頭では分かっているつもりだが、いざ明朝になってみると、中々そうは行かない事であろう。とに角、粛々と向き合い、やるしかないのだろうが。

さて、一昨日の帰省ラッシュにかかる形で、東京都心は東海道・山陽新幹線の至近にて火災事故が発生、ほぼ半日に亘り、同線の東京~博多間にて運転不能となる麻痺状態に陥った。俗に「抑止」と呼ばれるストップ状態は数時間に及び、午後の再開後も列車ダイヤの乱れが続き、運休多数、乗客への影響は、数十万人に及んだ様だ。帰省よりのUターンの行程を狂わされた方々には、一言お見舞いを申し上げる次第。又、これと前後して、中米方面へ新婚旅行中だった日本人2名が襲撃され、残念なから内1名が落命の模様。こちらも、犠牲の方への弔意と、被災の方へのお見舞いを申し上げておきます。

国内の火災事故。確かに、直接には火災が原因で新幹線が止まったのは事実であり、その方の問責が先行するのはその通りとしても、新幹線の施設に、火災や水害、あるいは高架道路よりの自動車落下などに対する防護の備えは万全だったのだろうか。帰省よりの帰途、今回の抑止の影響を受けた、ある知人の方も記していらしたが、火災そのものの熱や煙の影響と共に、通信線が切断された事が抑止のやむなきに繋がった様だ。運行管理をするJR社も、監督する国土交通省も、こうした事態を読み切れていなかった事は(先の震災における原子力発電所大事故を予見できなかった東京電力や経済産業省・文部科学省と同様に)問題視されるべきだし、再発の防止へ向けた取り組みは、相当にレベルの高いものとしなければ、対応し切れない事だろう。JR社は、東海道新幹線の新しいルートとなる、リニア・モーター式新線の建設に向け準備中であるのは良く知られるが、かつては在来線以上にセキュリティなどの防護に優れているとされながら、不正な線路取り外しなどの大きな列車妨害に複数回見舞われている。果たして、そうした事件の教訓が生かされているのか、又、リニア線を初めとして、これから開通する新しい線区に、それに見合った防護や防御が正しく適用されるのか、乗客の立場となる我々は、今の内より監視する必要があるのでは、とも愚考するのだが。

海外 中米にて生じた、日本人が襲撃された事件にも通底するものを感じる。事件当時、被害の各位が入った国の都市部は犯罪が多く、治安は決して芳しくなかった様だ。加えて、余り著名な旅行先ではなかった由。そうした所への行程は、事前に現地の状況を少しでも情報収集にて理解すべきだし、外務省の関連部署や旅行会社よりも、入手可能だろう。事件に遭った各位に対しては酷かもだが、やはりそうした用心が希薄だったのでは、と思わざるを得ないのだ。

我国の新幹線も、遠出先の日本人も、これまで、これからに関係なく事件事故に見舞われるリスクは解消しない。やはり、対策や心構えなど、色んな事態を想定した普段よりの防護・防御が求められるのだと強く思う。

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コメント (4)
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