Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

古くて新しい感染症の事

2014-09-21 07:25:31 | 日記・エッセイ・コラム
各位お早うございます。俺は昨日より、首都圏の悪友らと共に新潟入り。写真の傍ら、あるいは今年最後かも知れぬ、新潟磐越にての交流に充てている所。今日は、午前中まで新潟辺りを巡り、午後 名古屋へ帰るつもりであります。

海外にては、英国北方のスコットランド独立の是非を問う住民投票が遂に実施され、僅差で スコットランド住民積年の夢だった独立は、ひとまず見送りと相なった。有望な北海油田、何よりも、英国屈指の名産 スコッチ・ウィスキーの聖地。これらのもたらす経済力を武器に、独立志向勢力は300年を超える懸案実現を図るも、英王国連邦の国際的影響力の保持や、国際経済・安保問題への対応もあって、今回は連邦存続という判断となったのだろう。勿論、歴史は生き物。10年、20年後には今回の決定は、或いは覆っているかも知れず、その辺りは引き続き注目と言う事だろう。前置きはこの辺で。

さて国内。雨がちだった先月の盆明け辺りより、東京都内にて、これまで我国内にては目立つ流行のなかった(限定的には、昭和中期に国内症例がある模様)、南方に多いとされる、デング熱の症例が見られるのは気になる所。患者を刺して吸血した蚊が媒介するとされ、昨日までで140人を超える感染者を数えている様だ。この各位は、いずれも海外渡航のご経験がない由だが、考えて下されたい。今の我国内には、前世紀とは比較にならない位、多くの外国人旅行者らが入国して来ているのだ。もし、目立つ症状がなければ、デング熱の感染が見逃され、その方を刺した蚊が、周囲の住民に移す事態は「あり得ない事態」ではないのではないだろうか。

確かに、厚生労働省以下の行政や、病院などの医療機関の対応は、決して十分とは言えない。特に後者の、的確な診断ができないケースがあったのは問題だろうし、薬の処方を誤れば重症化があり得る事を考えれば、今後はなくさなければならない。しかし同時に、我々国民市民のレベルにても、こうした病気への警戒を新たにする必要がありはしないかと言う事だ。

もう昭和の末期辺りより地球温暖化が指摘され、元々は南方の病気が、我国本土でも見られる可能性が囁かれていはした様だ。生態系でも然りで、我々の周囲でも、昭和期の夏には普通にいたアブラゼミが大きく減り、代わって、九州辺りまでしか生息していなかったクマゼミが、少なくとも本州南西部では、ありふれた虫と化してしまったのである。これは、此度の感染症問題とも決して無関係ではないだろう。

東京都内で、今回のデング熱に感染したのは、その多くが医療知識に疎い、若い世代だった。国際交流の進展に伴い、我国内でも、この様な健康問題が、今後も続いて生じ得る事を考え、警戒心を養う、早い段階からの教育啓蒙が必要と思うがどうだろう。

今回画像は、先月の下旬、滋賀県下の琵琶湖西岸にて捉えた、大阪対北海道を結ぶ夜行長距離特急「トワイライト・エクスプレス」の、上り便大阪ゴール
直前の模様。不順な天候を乗り越え、健気に色づく稲穂を眺めながらの、ほぼ30分の遅れを取り戻しての力走には感銘を受けた次第。
高レベルで充実した内装は、海外よりも好評だった様だが、残念ながら再来年春に迫った北海道新幹線の開通に伴い、それを待たずに近く使命を終えよう
としています。
コメント (2)
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