コナサン、ミンバンワ!本日12/8(日本時間)は、先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争の、開戦の日。1941=昭和16年のこの日(現地時間は12/7)、ハワイ諸島真珠湾作戦にて、戦端が開かれたのはご存じの通り。開戦の経緯は複数の見方があるのは知っているが、当時の我国、大日本帝国側だけの一方的落ち度でない所は史実として押さえておきたい所。昭和初期の大不況に端を発する欧米列強の、我国を不利な位置に追い込んだ故の苦渋の決断があった事を、歴史を振り返る折に留意しておきたい。この戦の失敗は、開戦の理由よりも、むしろ終わらせる好機を見誤った事にある。内外の国民多数に犠牲を生じ、多くの苦悶の元となった泥沼戦争を二度と繰り返してはならない所を配慮するにしてもだ。
本題に入らせて頂く。来年初夏、三重県下にての開催が決まった先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」まで後半年を切った。当地を含む地元にては、それに見合った受け入れ準備がこれから本格化し、経済文化面ではそれなりの期待もして良いだろう。勿論難しい課題もある。各国要人が安心して議題と向き合える宿、食事をメインにした遺漏のない「おもてなし」や適格で安全な警備がその双璧だろう。今回は、特に後者を見て参りたく思う。
会場に予定される鳥羽市近郊の賢島は、ほぼ周囲を海に囲まれ、陸路も道路2箇所、鉄道1箇所があるが、ご存じの様に、海からの接近も容易である。島嶼部が多く、テロ行為を企てる危険勢力が身を隠したり、武備を集め置くに好都合な地形も多い。三重県警と海上保安庁の連携の大切さがかねてより指摘されており、その準備も進んでいるであろう事は分るが、くれぐれも前例に囚われる事のない、例えばいきなり撃って来るテロ勢力との銃撃戦など、想像想定を超える事態も意識して、訓練などの取り組みをお願いしたいものだ。折しも欧米にては、中東シリア国などで猛威を振るう国際イスラム軍事組織 イスラム国ISが多くの攻撃の挙に出ており、多数の犠牲を生じている折でもある。他国での例もある様に、こうした連中がサミット期間の前後をメインに、我国内を攻撃する様な事態は当然想定されなければならない。状況によっては、敵勢力に死傷者を生じる事態もやむを得ない場合があろう。銃の持ち込みは限られるにしても、爆発物や発火物、毒物などは想像もつかないレベルだろう。三重県下は元より、当地愛知や首都圏、関西圏の大都市部でも不測の事態は起こり得る。こうした所の港湾も、同様の警戒をすべきであろう。
同じ事は、陸と空でも言えるのではないか。例えば、少し前にエジプト国上空で爆発物テロ行為が原因で墜落、乗客乗員全員が犠牲となったロシア国航空機のケースでは、中東の空港の杜撰な保安態勢がこうした事件を許したとされるし、陸上にても、混雑する通勤列車や路線バスなどが標的とされたケースも複数ある。これらの事件は「我国の都市でも、いつこうした事件が生じるか分らない」事を雄弁に語っていると思うがどうだろう。特に空港周りと公共交通の安全確保は、移動が多くなる時季とも重なるだけに、重要な課題となる事だろう。
伊勢志摩サミットは、来年の5月下旬辺りの開催が予定されるが、この期間の前後はサミット会場は勿論、主要都市の交通機関や公的施設、商業施設にての警備も大きく強化されよう。そうした事共は、我々にとっての不便を伴う。警備の厳重化に伴い、鉄道駅やバス・ターミナル、商業施設などのゴミ回収箱やコイン・ロッカーなどが、爆発物対策の為一定期間使用禁止の措置が取られるのがその代表例だろう。又、場所によっては一定期間、立入そのものが不可となる所も出るかも知れない。そうした所があり得るにしても、我々は常に「何が一番大事か」と言う事を良く理解把握して、一時の不便を耐えながら、冷静に向き合って行かなければならないものと心得る。「今までが安全だったから、これからも」と言う様な性善説の思考は、もうこれからは通らない気がするのだが。
今回画像は、この夏訪れた鳥羽市近郊の様子。JR参宮線と近畿日本鉄道山田線が併走する、ちょっと鉄道模型的な風情もある場所です。
本題に入らせて頂く。来年初夏、三重県下にての開催が決まった先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」まで後半年を切った。当地を含む地元にては、それに見合った受け入れ準備がこれから本格化し、経済文化面ではそれなりの期待もして良いだろう。勿論難しい課題もある。各国要人が安心して議題と向き合える宿、食事をメインにした遺漏のない「おもてなし」や適格で安全な警備がその双璧だろう。今回は、特に後者を見て参りたく思う。
会場に予定される鳥羽市近郊の賢島は、ほぼ周囲を海に囲まれ、陸路も道路2箇所、鉄道1箇所があるが、ご存じの様に、海からの接近も容易である。島嶼部が多く、テロ行為を企てる危険勢力が身を隠したり、武備を集め置くに好都合な地形も多い。三重県警と海上保安庁の連携の大切さがかねてより指摘されており、その準備も進んでいるであろう事は分るが、くれぐれも前例に囚われる事のない、例えばいきなり撃って来るテロ勢力との銃撃戦など、想像想定を超える事態も意識して、訓練などの取り組みをお願いしたいものだ。折しも欧米にては、中東シリア国などで猛威を振るう国際イスラム軍事組織 イスラム国ISが多くの攻撃の挙に出ており、多数の犠牲を生じている折でもある。他国での例もある様に、こうした連中がサミット期間の前後をメインに、我国内を攻撃する様な事態は当然想定されなければならない。状況によっては、敵勢力に死傷者を生じる事態もやむを得ない場合があろう。銃の持ち込みは限られるにしても、爆発物や発火物、毒物などは想像もつかないレベルだろう。三重県下は元より、当地愛知や首都圏、関西圏の大都市部でも不測の事態は起こり得る。こうした所の港湾も、同様の警戒をすべきであろう。
同じ事は、陸と空でも言えるのではないか。例えば、少し前にエジプト国上空で爆発物テロ行為が原因で墜落、乗客乗員全員が犠牲となったロシア国航空機のケースでは、中東の空港の杜撰な保安態勢がこうした事件を許したとされるし、陸上にても、混雑する通勤列車や路線バスなどが標的とされたケースも複数ある。これらの事件は「我国の都市でも、いつこうした事件が生じるか分らない」事を雄弁に語っていると思うがどうだろう。特に空港周りと公共交通の安全確保は、移動が多くなる時季とも重なるだけに、重要な課題となる事だろう。
伊勢志摩サミットは、来年の5月下旬辺りの開催が予定されるが、この期間の前後はサミット会場は勿論、主要都市の交通機関や公的施設、商業施設にての警備も大きく強化されよう。そうした事共は、我々にとっての不便を伴う。警備の厳重化に伴い、鉄道駅やバス・ターミナル、商業施設などのゴミ回収箱やコイン・ロッカーなどが、爆発物対策の為一定期間使用禁止の措置が取られるのがその代表例だろう。又、場所によっては一定期間、立入そのものが不可となる所も出るかも知れない。そうした所があり得るにしても、我々は常に「何が一番大事か」と言う事を良く理解把握して、一時の不便を耐えながら、冷静に向き合って行かなければならないものと心得る。「今までが安全だったから、これからも」と言う様な性善説の思考は、もうこれからは通らない気がするのだが。
今回画像は、この夏訪れた鳥羽市近郊の様子。JR参宮線と近畿日本鉄道山田線が併走する、ちょっと鉄道模型的な風情もある場所です。