Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

刺身の話~鰤(ぶり)の対外輸出は慎重に

2016-06-10 13:43:43 | 社会・経済

今日は、梅雨の中休みの爽やかな晴天・・・と行きたい所だが、沖縄近海でキナ臭い事態が生じた様だ。

厳密な領海侵犯ではないが、中国大陸と、ロシア国の艦船が、一時前後して領海近くの接続水域に入り、防衛、外務の各省が情報を分析中とか。露艦船の接続水域航行はたまたまではないかとの見方もある様だが、真に受けるのは危ない。歴史的に、露助は他国の領土を巧妙に収奪して、その国勢を増して来た経緯があり、その体質は未だに変わった訳ではない。今回の沖縄近海接近にしても、どの道同国の国策上計算された上での事だろう。又、その事は中国大陸の当局も承知しているはずだ。これらの動きは、先般左派野党勢力が勝利した沖縄地方選挙の結果と無縁ではあるまい。つまり、理想主義的「お花畑」勢力が沖縄の大勢を占めた以上、我国からの離脱の可能性を意識した所がありはしないか。

穿った見方は承知の上だが、もし現実となれば、この両国が間を置かずに軍事行動の暴挙に出、沖縄を侵攻して不法占拠する恐れが強い。そうなったら沖縄県民はどう対処するつもりなのか。米軍基地諸問題で大変苦労されているのは分るが、そうなった最悪の事態も視野に入れて言動をする心得も必要ではないだろうか。基地問題同様、中露の侵攻も本土のせいにされるのは、正直心外だからである。もう言っても無駄かも知れないが、安倍政権を揶揄ばかりしている野党勢力も、本当は、この中露の動きに警戒を新たにすべきなのだが、どうせ社民と日共は応じるはずもないだろう。

前置きが長くなったが、本題に入りたい。今回は、良く話題にする政治社会の事共を一旦離れ、我々日本人の多くが愛する、魚の刺身の事。鮪(まぐろ)、鮭(さけ)、鰤(ぶり)の三種が特に好まれ、これに鯛(たい)が入って、刺身の四天王と言う事になろうか。俺も刺身は好感で、特に鮪と鯛が好み。鰤がそれに続くが、惜しまれる次点となった理由は後述する。鮭も口当たりは好ましいが、多く食すと寄生虫(条虫)感染が懸念される為、積極的には摂らない事にしている次第。

鮪については良く知られている様に、我国近海産だけでは賄いきれず、例えば大西洋なとからも、多くが輸入されている。それらも、現状のままではいずれ枯渇が心配され、国際的な漁獲規制の動きもある様だ。つまり、今は良いが将来は食せなくなる可能性があると言う事だ。鮭は、多くが北欧圏からの輸入。三大勢力中、残る鰤だけが、我国近海の特産であると言われる。

多くの方々に愛される鰤。柔らかな口当りと、程良い脂の乗りは本当に魅力で、それでいてしつこさを感じさせない食感は、心より称えて良い。ただ、難点が一つ。カットなどを慎重に行わないと、魚類に特有の臭みが付き纏い易く、これが一部の食い道楽を遠ざけてしまっている所があるのだ。

欧米では「Fishy smell(フィッシー・スメル)」と呼ばれるこの臭い。「どうせ魚だから」と割り切れなくもない僅かなものだが、やはりどうしても気になる方はあるだろう。我国の鰤養殖に取り組む業者が、この臭いを抑える為、養殖の餌に茶を混ぜるなどして、改善に取り組んでいるとの話も聞いた。そして、欧米や豪州への販路拡大の為、現地関係各位に、養殖した鰤のサンプルを試して頂いた所、取引が叶うなど好感触を得たと言う。それはそれで、未来を拓く良い話であるのは分る。しかし・・・

鰤は現状、養殖を含めて我国近海でしか得られない現実に、もっと留意して頂きたいと願うのは俺一人ではあるまい。世界で称賛されれば、それは急激に需要が増し、天然漁獲も養殖も、適正に規制をしなければ立ち行かなくなるだろう。つまり鮪の背を追いかける形になり、そうなるのは火を見るより明らかだ。今はほぼ、我国だけの大切な食糧資源である鰤。この事実に我々日本人はもっと真摯に向き合い、世界が認める品質を得る努力と共に、限りある資源である自覚を持って、天然ものの保護にも、養殖ものの取引にも慎重な、大事に進める姿勢を強く持つべきだと思うのだ。

つい近年、我国近海の珊瑚や秋刀魚が中国大陸や台湾の漁業関係者達に乱獲され、社会問題化したばかり。美味を誇る鰤に、同じ運命を辿らせてはいけない。又、養殖もの取引にしても、外国需要を的確に観察しながら、決して無理のない高品質を守った上での安定供給を図るべきだ。「ないものはない」などと、場合によってはむしろはっきりした姿勢を取る事こそが、鰤の高い価値を守る事にも繋がると愚考するのだが。

今回画像は、JR名古屋駅を通るコンテナ貨物便の様子。日によっては、勿論白外装の冷凍もしくは冷蔵コンテナが載る事もあります。掲載中の、拙HP読み物ブログ中の「N市中央駅」のモデルでもあります。晴れの画像と行きたい所だが、やはり梅雨空になってしまいました。苦笑 先導する電機EF64(1000代No,1046)は、JR貨物関西支社・広島支店オリジナルの外装で、2機しかいない内の1機。紹介中の渡辺貞夫さんの今回楽曲は「ティップ・アウェイ(Tip away)」下記アドから視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=uMh0cu1D9VM

 

コメント (2)
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