今日の当地愛知は、如何にも梅雨らしい降雨。この時季定番の空模様だろう。以前から申しており、雨がちのこの時季は仕方のない事だが、世界的に増えている大きな水害に繋がらぬ、恵みの「慈雨」である事を祈るばかりだ。又、こうした天気の下では交通事故などが生じ易い。各位どうかつつがなくお願いしたい所だ。
芳しくない所を承知しているが、米合衆国で、又も発砲事件が発生。今度は、分っているだけで犠牲50人、負傷被害50人超の凄惨な事態となっている様だ。犯人は警官隊との銃撃戦の末討伐された様だが、例の中東過激勢力 イスラム国ISの精神的影響を受けていた模様との情報もある。未だ捜査中の故、これ以上の言及は控え、まずはその直前に起きた女性歌手射殺事件と共に、犠牲各位への弔意と、被害各位へのお見舞いを表しておく。事件の舞台となった娯楽施設は、同性愛を認める人々の人気スポットだった様だが、今はその事の是非には言及しない。イスラム国IS絡みの暴力事件が事実なら、要は大勢の集まる所を、無差別に攻撃するだろうから。ただ、今月はイスラム教下の所謂「ラマダン」と言われる断食月。これに因む形で、世界各地のイスラム過激勢力の動きが活発になる事態が予測し得ただけに、何らかの用心ができたのではとの疑問が残るのも事実である。
本題に入る前に、それに関連する事に一つ触れたい。先週末の事だが、気鋭の歌舞伎俳優夫人が癌に見舞われ、入院治療に臨まれる事になった。この事にも一言お見舞いを申したい。ただ、この事に関する報道、特に民放TV局の反応は異常だ。当日の朝、拝見していると、何と民放TV5局中4局が、この報を、何とまあ40分以上をかけ、同一時間帯に放送していたのである。本当に「バカじゃねぇの」の一言。他の項目との放送順序を変えるとか、別番組で取り上げるとかして、視聴者の選択幅に配慮すると言う姿勢が全く見られなかった。遺憾な事だが、こうした他人の苦労まで視聴率競争のネタに利用されるとは、決して健全な報道、放送の図とは言えないだろう。先般の、神奈川県下にてのヘイト・デモ行進反対行動の折にも見られた事だが、健全な言論、表現、集会の自由が軽視されている様に思えてならない昨今である。一種、視聴者を本当の重要項目から目をそらさせようとする「印象操作」の疑惑も付き纏う。
「印象操作」なる芳しくない事態が一番罷り通るのが、政治の世界。参院選直前の、最悪のタイミングで明るみに出た、舛添東京都知事の政治資金問題。違法性はなくとも大いに不適切な使途は、それは究明されて良く、同知事は詳しい説明を実行した上、進退につき民意を問うのが筋だろう。ただ、この問題についても、続く参院選に絡んで与野党の泥仕合が繰り広げられている印象が強いのも事実である。
「印象操作」とは、例えば米合衆国の大統領選に代表される様な国政レベル選挙などで、相手候補の不届きな所を攻撃してイメージを落とす「ネガティヴ・キャンペーン」に代表される、自勢力に有利な印象や雰囲気、空気を創りだす運動操作の事だと言われる。安倍政権と与党各勢力も、それは選対に動いていらすとは思うが、野党、特に日共、社民、小沢生活と民進左派の露骨に繰り広げる印象操作を、まだ軽く見ている所はないだろうか。石破地方再生相は、この事態にいち早く着目、日共などの情宣共々、決して軽く見てはならない旨、警戒すべきを表明されたが、この事は留意されて良いだろう。
枝野民進幹事長、辻元同役員室長、山尾同政調会長、蓮舫同議員など、民進だけでも名うての挑発上手、情宣上手、そして印象操作だけは達者と言った面々が多くある。昨日、TVなどで見かけたこの連中、悉く与党側の一方的不備を指弾、いかにも極悪な所業に仕立てる言動を繰り広げていた。勿論、公正な言動でなければ真に国民市民の立場に立つ言動でもない。例えば枝野幹事長は、安保法制の情報開示不十分を問題視したが、これは第一次安倍政権からの施策の方針をきちんと正視していない証左だろう。安保法制構想は、もう10年前から明らかにされており、その事から目をそらし続けた結果を晒したに過ぎないのではないか。それらの事共に触れる同幹事長の表情は、明らかに往年の極左過激勢力のそれと瓜二つであった。辻元室長も似た様なもの。昨日のTV討論番組に関しても、与党幹部の言葉不足を捉えて、不当とも言える難癖をつけていた。こう言う事から「言論封じ」は昂じて行くのである。
混沌とした状況下のまま、参院選に突入しそうな気配だが、有権者の我々は、今の野党勢力が、故意に与党政権の陥れを図って、前述の様な印象操作などの露骨な作戦行動の挙に出ている事に、改めて留意する必要があるだろう。そして、その様な行動に対し、与党勢力が案外鈍感で、呑気に構えている事もだ。その事を意識して投票日を迎える心がけをしないと、本意ではない選挙結果を招く事ともなりかねない。今からでは遅いかもだが、本当は、新規に選挙権を得る、18、19歳の若い有権者にこそ、そうした啓蒙が必要な所なのだろう。
今回画像は、過日捉えた、当地名古屋都心に近い、雨のJR鶴舞(つるまい)駅構内の模様。当地にては「つるま」なる読み方もありまして。降雨の細かい様子もきちんと捕捉できるのが、デジカメの長所ではあると思います。数年前のこの頃は、長年主戦だった電機EF64の原型が引退期に差し掛かり、川端康成の名作「雪国」の舞台となった上越線より同機の後期型、1000代機の当地への引越しが本格化し始めた頃ですね。渡辺貞夫さんの今回楽曲は「マンハッタン・パウリスタ(Manhattan paulista)」下記アドから視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WHB0nJHINIk