Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

枝野民進幹事長の不見識を嗤う

2016-06-19 11:57:31 | 国際・政治

梅雨定番の曇り空となった、今日の当地愛知。午後からは降雨も予想される様だ。怪しい天気と同様、海外では今、英国の欧州連合EUからの離脱か否かが注目され、現地の6/23(木)に国民投票実施の見通しだ。これに先立ち、EU残留側の英女性下院議員が反対勢力に斃されたのは遺憾だ。一言哀悼の意を申したい。

基本、どんなに見解の異なる相手であっても、暴力で斃してしまっては実行した側は当然ながら重罪に問われる。EU加盟国内では死刑には問われないものの、終身刑などの極刑を覚悟すべき。容疑者は、精神疾患の履歴もある模様とかで、その辺りがどう斟酌されるか?被害者の下院議員は、独国並みの寛容な難民移民の受け入れも主張していた様だが、唯一容疑者側に情状の余地があるとすればこの問題の辺りだろう。

難民移民問題の初期、前世紀末、我国の平成初期の頃、難民移民の主な出身国が北欧や東欧の辺りだけだったら、被害下院議員は無辜の方であり、容疑者はほぼ全面的な罪責を負うべきだ。だが今は違う。難民移民の大半は中東やアフリカの出身者で人数も桁違い。しかも文化の全く異なるイスラム教徒らも多い。以前と変わらない寛容(過ぎる)で安直な受け入れ姿勢では、これら難民移民の必要を超える定住を許し、将来雑婚などで欧州の人種構成が根底から変わってしまったり、又、欧州固有の文化を蝕む大規模なイスラム化の可能性だってあり得よう。顕在化する治安悪化の問題も大きくある。英国の内政問題につき、多言は控えるが、こうした難民移民に対しては、年月を要しても、出身国を平定して経済を立て直した上で帰国願うのが最善ではないのか。

下院議員殺害まで踏み切った容疑者の犯行動機には、こうした事への危機感が大きくある事にも留意せざるを得ない。斃された事は「あってはならない」のは事実だが、この辺りが、政治家の追悼に関しては、複雑な想いを禁じ得ない所。最後の所まで「それはそれ、これはこれ」との複線思考を通す事こそ、遺された我々の努めかも知れない。

前置きが長くなった。本題へ。前述の殉職下院議員に対し、英国の政党は、与野党の差を超えての弔意を寄せたが、これが果たして我国だったら疑問符がつかないだろうか。舛添東京都知事の、政治資金を巡る不祥事を巡っても明るみに出た事だが、あらゆる事共に関し、我国の政党は「国益の為に」与野党が手を携えて事に当たろうとする文化がない様だ。

つい昨日も、舛添知事の辞任に伴う次期東京都知事候補の選定につき、民進党のドタバタ劇が報じられていた。来月の参院選を目指す、蓮舫議員を都知事候補に推す動き。まあ取って付けた様なお粗末さだが、同議員があくまでも国政を志す姿勢を改めて表明したのに対し、枝野民進幹事長は、事実上の都知事選出馬を促したのだそうな。何とまあ、責任野党と言われる大政党の最高幹部にあるまじきお間抜けか。

蓮舫議員には、国政への志と共に、東京都の組織に関する見通しもあったものと思われる。つまり、人気を背景に当選が叶ったとしても、都議会の多数勢力は現与党の自由民主・公明の両党だ。都政運営に当り、都議会の円滑な理解協力が得られる環境には程遠い。又、現与党との交流が深い、東京都庁の官僚勢力も、民進党知事に進んで胸襟を開くとは思えない。ここ二代の猪瀬、舛添両知事も、任期半ばでその座を去る事となったが、原因こそ違え、蓮舫議員が、本人に落度がなくても同じ運命を辿るだろう事は目に見えていると言って良い。そんな事なら、初めから関わらない方が良いに決まっているではないか。

枝野幹事長は、こうした状況がある事を分り切っているにも関わらず、蓮舫議員を次期都知事候補に推そうとした。全く不見識としか言い様がない。動機としては、かつての小沢元民主代表同様「ただの権勢志向」だろう。とに角、当選さえすれば良く、その後の事など関知せずとの無責任姿勢。これは他の事共にも当てはまる節がある様に思えてならないのだが。

5年前の2011=平成23年発生の東日本大震災に関連しての東電福島第一原発事故に際し、初期段階で原子炉心溶融メルト・ダウンが生じていたにも関わらず、その後ほぼ2ヵ月に亘ってその事実が伏せられていた事につき、電力側は「当時の首相官邸の指示によった」との報告をした由。当時の首相官邸は、言うまでもなく菅~枝野ラインだ。菅元首相共々、当時内閣官房長官の要職にあった枝野幹事長も「その様な指示はせず」などと全面否定に終始しているが、それではその裏付けとしての、文書などの確証を全国民の前に明らかにする義務があろう。

それさえ果たす事もせず「そんな指示はせず」などと口述だけしていても、我々は信用などできないと言うものだ。その事を知らなかったら、不見識の一言だ。信頼など初めからなかった菅~枝野ラインのこの不届きを、我々日本人は長きに亘って糾弾して行かなければならない。福島県下をメインに、何万もの方々が死傷し、又、甲状腺癌を初めとする深刻な放射線疾患に苦しむ方々も多いのだ。東電共々、当時の政権党、民進の罪責は絶対に問われなければならない。

以上の様に見て参ると、枝野幹事長の思考回路も、結局は小沢元代表同様「ただの権勢志向」でしかない。旧維新の江田憲代表代行も、結局は似た様なもので、俺は同代行を「汚沢2号」と呼んで軽蔑と警戒をしているが、枝野幹事長はその次を行く「特急 汚沢3号」に見えて仕方がない。昂じて、今の岡田民進執行部を構成する人物は、そんな猿レベルばかりではなかろうか。しかも、何かと言えば力で脅す元過激勢力とも通じ、その方向を放棄しようとしない日共とも通じようとしている。こんなチャランポ政党に、初めから夢や希望を抱く事の方が無理だろう。

今回画像は、先年の春先の朝、濃霧の多治見市内にて迎えた、中央線長野方面への貨物便の様子。霧の日は大変珍しいが、何やら今の我国の置かれた状況を表している様な気もします。紹介中の、渡辺貞夫さんの今回楽曲は「マイシャ(Maisha)」。下記アドから視聴可能。最近では余り聴かれない、フルートによる演奏です。

https://www.youtube.com/watch?v=I4qXz9lxSL8

 

コメント
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