Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

酒税見直しに思う事

2016-12-17 19:20:11 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!今年末の大きな目玉だった、日露首脳会談が無事終わった。冒頭、プーチン露大統領の到着が二時間半余り遅れ、日程への影響が懸念されたが、安倍総理大臣以下、我国関係各位の尽力により、一応は予定通りだった様だ。

最大の懸案、北方領土の帰属問題については、少なくとも表面上は、著しい進展が見られなかったのが遺憾な印象もありはするが、我国の法的立場を損ねない形での、旧島民の自由往来や共同開発整備などへの道筋が描かれ、長期的には一定の解決に繋がる可能性もあるだけに、現状限界まで尽力した安倍総理の対応を一応評価したいし、自国側の立場を譲らずも、決して露骨な出方をしなかったプーチン露大統領の姿勢も、まずは静観したく思う。勿論、北方領土は我らが固有領で、年数を要しても、正当な帰属を主張すべき事共であり、拙者も、引き続き正面から向き合って参りたく思います。

国内では、2009=平成21年秋に島根県下で発生した、女子大生殺人事件の容疑者が、事件直後に山口県下で自動車事故死していた事が判明。難しいのは分るが、やはり捜査手法に課題を残す事となったのは事実だろう。当該男性容疑者の死亡事故は、焼死並びに不自然な車両焼失など、偶発にしては不審点が多く、ブレーキ痕がない事や、火災事故となった出火原因究明にも、詰めるべき所がある様に思われ、書類送検のみ可能としても、少しでも全容に迫る事が、被害者への霊に報いる道ではないだろうか。容疑者は又、近親者に「大変な事をした」旨述べていた様だが、その時点で警察に情報が伝われば、状況が変わった可能性もあるのではと心得る。捜査のあり様と共に、その時点で出頭を促さない事に、やはり現代日本人の「劣化」を感じずにはいられないものがある。

前置きが長くなったが、本題へ。その、人の劣化の一因ともなりかねない酒類に課せられる酒税のあり様が見直されようとしている。特に、ビール関連の税率が大きく見直される様だ。真性ビールが、現行の350ml当り約77円、発泡酒の同約47円、所謂第三のビール塁同約28円の所、改正後は350ml当りほぼ55円に一本化されそうだと言う。真性ビールが少し値下げされる一方、発泡酒は僅かに、第三のビール類に至っては、同ほぼ50円の値上げになって、発泡酒との差が殆どなくなる事となりそうだ。

聞いた所では、発泡酒は麦芽25%以上含有を要するが、第三のビール類は、麦芽を含まなくても良く、材料の自由度も広い様だ。メーカー側の言い分では、ビール関連酒税の見直しは、第三のビールを苦心して開発した企業努力を無にするもので、承服できないとの立場である。確かに尤もではあるが、市中に出回る飲料の実勢を見ると、例えば安価な第三のビール類は、主な食品スーパーなどでは、350ml缶が平均100円前後(消費税は別途)で出回っており、これは自販機などで扱うコーヒー飲料などより安い。

酒税のビール類税率は、欧米よりかなり高いとされ、自動車燃料のガソリンや軽油と並び、消費税との二重課税の弊害も指摘される所であるのは分るが、それにしても、特に第三のビール類が、非アルコールのコーヒー飲料などより安く出回る実態は、やはりおかしいのではないか。一部の格安自販機と比べても、一缶100円前後では、殆ど差はない。コーヒー飲料を少し値下げして、格安自販機の価格に一本化。第三のビール類は、最低でもそれより少し上の価格帯に設定し直すべきだ。企業の開発努力は、それは尊重されるべきなので、財務省も、ビール関連酒税の無理な一本化にこだわらず、350ml当り、65円前後と45円前後の二段階でも良いのではないだろうか。

酒税見直しではもう一つ、日本酒の税率が引き下げられる可能性もある。各地、特に日本海側のの秀逸な日本酒が、再評価され、消費を広められる好機とする事もできよう。生産各位の頑張りを期待すると共に、海外でも評価の高まり出した、上質な日本酒の、これからの飛躍を希望したいものであります。今回画像は、数年前に捉えた、福島・西会津の晩秋の様子。熟し柿と、橋上を行く蒸機の列車のコラボが好い感じでした。この辺りも米どころ。秀逸な日本酒が名を連ねる所でもありますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする