「民進は オワコンですか そうですか」前原民進党代表が、大きな困難に見舞われている様だ。同氏は、日本新党時代の1992=平成4年と 1999=同11年の二回、北鮮こと朝鮮民主主義人民共和国への渡航歴があるそうだが、二回目に 現地女性と懇ろにしている様子が、昨日出た老舗週刊B誌に画像共載った由。現民進党代表にして 当時国会期間中だった折の渡航とは、大いに不適切は事実。
同党は今、複数国会議員の離党など 難しい局面だけに、過去の事とは言え、こうした履歴は決して好感される事はないだろう。そう言えば、民進党初め、野党女性両院議員や、一部報道関係者などは「初めに騒擾(そうじょう)ありき」の好感できぬ挙動の人物が多過ぎやしないか。各自の言動は、もう「語るに落ちる」レベルなので、余り詳しく記す気もしない所だが。今回は、同じ老舗週刊S誌に連載をお持ちの随筆家 高山正之(こうやま・まさゆき)さんの記事を拝借し、この困った問題を、少し見て参りたい。
「変見自在~女と革命」
「朝日新聞の北京支局長は、大連(ターリェン)だかにマンションを買って、女を囲っていた。北京政府のお気に入りなると、そういうこともできるらしい。そうではない産経新聞の記者たちは、随分住みにくいと聞く。先日、その北京から帰任した矢板明夫記者は、現地の銀行に預けていたカネを下ろせなかったと、どこかに書いていた。預金は、八年間の給与やボーナスの余りで、ほんの100万円ちょっと。なのに人民元で下ろすのは良いが、外貨の日本円ではダメだという。
中国大陸は、実をいうと威張れるほど外貨備蓄がない。備蓄の半分は、温 家宝とか高官連中が、海外に持ち出してしまった。残りは、弱い人民元を外為市場で買い支えるため無駄にできない。だからどんな小口でも、そう気安く外貨を出す気はないのだという。まして、トヨタやパナソニックなどが中国大陸で稼いだ億兆単位のカネも、外貨では持ち出せない。あっちに置いたままが実情だという。国際通貨基金IMFの引き出し権を持つとかいっても、実態はおもちゃのお札でしかない。
そんな中国大陸に「私、新しい工場を出しました」という中小企業主に会った。稼いでも、同国から出せない。そんな所で頑張る日本人に、何と言っていいか、言葉に詰まった。企業主はそこまでは悩んでいないようで、ただ「デモ屋には難渋しています」という返事だった。デモ屋とは、日系企業を見つけては、従業員を焚きつけて待遇改善、賃上げのデモを打たせる仕事師のこと。企業が折れて、何%か給料を上げると、それに見合った成功報酬を取って、次のカモとなる日系企業を求めて立ち去っていく。
デモ屋のルーツを辿ると、小倉寛太郎(おぐら・ひろたろう)というダンディ東大生に行き当たる。彼は駒場で学生運動を立ち上げると、東大生のまま、どこかの会社に潜り込んでは、ストライキを打たせて会社を潰して歩いた。中に三越があった。彼は格好いい。女心を鷲掴みにする特技で、女子従業員をストに駆り立てた。1951=昭和26年暮の三越争議がそれだ。ライオン像のある正面玄関に女店員がピケを張り、警官隊と衝突を繰り返した。小倉は、中国大陸のデモ屋と違い、カネは取らない。企業を潰し、世情不安を拡散して、日本を破綻に追い込めば良い。日本共産党の本分だ。
小倉は、次に日本航空JALに入った。連合国進駐軍GHQに潰された「航空ニッポン」の再建拠点として、政府肝いりで設立されたばかりの会社だ。小倉は、東大卒の幹部候補生を装って、労組委員長に就任すると、三越で使ったテクニックそのままに、まず女子社員を誑(たら)し込んだ。銀座の大通りで、スチュワーデス(今のCA)を並べてデモ行進までやらせた。
航空再建に賭ける、社長の松尾静磨は足許の乱に驚き、小倉を説得したが、彼は聞く耳を持たなかった。パンストをタダでよこせ、生理休暇を一週間にしろとかの、アホな要求を並べ立て労使の対立が頂点に達したとき、松尾の娘が白血病で重篤になった。小倉はそれに付け込んだ。徹夜の団体交渉を続けて、松尾を追い詰めたが妥協のないまま夜明けを迎えた。ために松尾は、娘の死に目に会えなかった。スチュワーデスたちは、それを知って泣き、小倉の下を去った。日本のデモ屋は女を使いきれなかった。
小倉の日本騒擾のアイデアは、朝日新聞の中江利忠が引き継いだ。彼は、植村 隆に慰安婦の嘘を書かせる一方で、民主主義は、二大政党が形だと、無知な読者を煽った。それで土井たか子がブームに乗り、社会党が政権に近づいたが、土井と北鮮の関係がばれて潰れた。
朝日新聞は次に民主党を担ぎ、強力な野党が政治を健全にすると訴えた。結果、目論み通り、日本は未曾有の混迷に嵌(はま)った。朝日新聞は、日本騒擾の仕上げに民進党を選んだ。上に蓮舫を飾り、下に辻元清美と山尾志桜里を配した。そしたら、蓮舫が台湾人とばれ、辻元は国有地払下げ問題で尻に火がつき、山尾は絶倫過ぎた。革命と女は結構、反りが合わない。(引用ここまで。文中人物は 敬称略)
「変見」を自認されるだけあって、高山見解は、全てが公正妥当と言う訳でもないのは分っている。が、しかし同氏の「騒ぎ立てる輩が、一番悪い」のお言葉もある。政治家だろうが、民間報道人だろうが、国民市民やメディアの読者や視聴者を、騒ぎ立て煽ろうとする女達のあり様を見る時「当たらずと言えども遠からじ」を感じるのは、拙者だけではないだろう。故・土井たか子、謝 蓮舫、辻元清美、山尾志桜里の各位共、高山さんの見方が、立場こそ違え少しずつ、かなりの所で当てはまっている様に思えてならないのだが。似た立場の連中は、趙 春花(通名・福島瑞穂)、森ゆうこの両参議、報道陣筆頭は、菅官房長官会見荒らしで不評の 望月衣塑子・東京新聞記者辺りである。
後述三人の言説や行状は、最早記す気もない「語るに落ちる」レベルであり、他の各位のブログ記事や、利用価値ある新聞雑誌やWEB記事をご参照頂ければ幸いに存じます。今回画像は、先年夏 当地近所の JR金山駅にて捉えた、長野県方面への、中央線燃料列車の様子を。夏場は少ない荷動きも、灯油が需要を迎える秋以降は増便や油槽車増結などもあって、次第に活気を帯びて来る時季ではありますね。