Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

民進党=選挙互助会の証明

2017-09-20 12:56:17 | 国際・政治

今週に入り、突如 衆議院解散・総選挙が間近である事が明らかにされた。今月下旬の、臨時国会冒頭にも行われる見通しだと言う。直接には、自民三衆議の急逝に伴う補選を避ける意味もあったのだろうが、第一野党 民進党の不良な内部事情や、小池東京都知事に近いグループが結成予定の、新党の態勢が整う前に選挙執行の方が、与党にとっては有利との判断からとの指摘もある。

衆院解散総選挙は、内閣総理大臣の専権事項につき、多言は控えるが、各党共、この事共を視野に入れた動きが活発になっている様だ。所謂「森加計問題」の、明白なケリをつけてからにして頂きたい気持ちも、それはあるが。先日の、全国経済紙 K新聞が、社説にて、小池都知事に近いグループの新党結成の動きに触れていたが、それには民進党の現状も当然関連しているので、以下に見て参る事としたい。

「新たな選挙互助会では 支持は得られない」

小池百合子・東京都知事に近い 若狭 勝衆議が主宰する政治塾が、初会合を開いた。塾を踏み台に旗揚げする新党は、政界の台風の目になりそうだ。気がかりなのは、どんな政策を進めたいのかが、まだよく見えないことだ。新たな選挙互助会づくりになってしまっては、有権者の支持は得られまい。

政治塾「揮照塾」の初会合には、約 200人が参加した。若狭氏は「日本の未来図を、悲観から希望に変える」、講師として参加した小池氏は「必要なのは評論家ではなく、プレイヤーだ」と訴えた。

若狭氏は既に政治団体「日本ファーストの会」を発足させ、民進党を離党した 細野豪志参議らと会合を重ねている。政治塾を通じて発掘する新人候補を含め、次の衆院選に向けて、近く新党を立ち上げる意向だ。

現時点では、有権者の関心度はさほど高くない。K新聞と TV 「T」の最新世論調査によると、日本ファーストの会に「期待する」(42%)は、「期待しない」(48%)を下回っている。

新党といっても参加が見込まれた議員のうち、元自民党は若狭氏だけだ。逆に目立っているのが 細野氏や長島昭久衆議といった 民進党離党組である。

民進党では離党ドミノが起き始めており、さらに多くの議員がなだれ込んでくる可能性も取り沙汰される。「第2民進党」との印象を与えていることが、ブームになっていない最大の理由だろう。

もう一つの理由は、政策の旗が見えないことだ。若狭氏は「一院制の実現」を打ち出した。統治機構改革は重要なテーマだが、それをもって自民党との対抗軸とするのは無理がある。

外交・安保・経済再建・税・社会保障など、国政の重要課題にどう取り組むのかを明確にしてもらわなければ、有権者も支持してよいものかどうかを判断できない。

初会合のあと、記者団に具体的な政策プランについて訊かれた若狭氏は「それはまだ」と語るにとどめた。何のための政党かをはっきりさせ、それに合わない議員の参加は断るぐらいでなければ、選挙互助会のそしりを免れない。

小池氏が、国政にどう関わるのかも知りたい。地方発の政党としては、既に日本維新の会があるが、責任の所在がわかりにくいなどの問題が指摘されている。(民進党と)同じ轍(てつ)は踏まないようにしてもらいたい。(引用ここまで)

この記事を通読して感じるのは、それがそのまま、第一野党 民進党の芳しからぬ現状をそのまま反映し、小池東京都知事に近い、若狭衆議に向け「お願いだから、民進党の失敗だけはせんといてくれ!」との、哀願に近い要望となって表れている様に見受けられる事。拙者は今でも、決して安倍自公の「独裁」状態になる様な事態は望まないし、その意味でも、若狭衆議には、本当の意味で「周到に頑張って頂きたい!」と願うものだ。

前代表 蓮舫女史の時にも感じたが、昨今の民進党は、急速に「旧社会党化(それも、旧社会主義協会影響下の左派)」して来ており、先日就任の、前原新代表の言動姿勢も「左に」ブレ始めている印象を受ける。これは、有田芳生参議、枝野幸男、辻元清美両衆議を中心とする同党左派が、脅迫的姿勢を以て、党全体の方向性に影響力を行使している事が、一つにはあるだろう。この連中は、対日共連携にも積極的で、慎重姿勢の前原代表も、悪くすれば押し切られる可能性も大きくある。又、以前代表だった、小沢現自由代表に似て、大変権勢志向が強く、「選挙勝利の為、悪魔とでも手を組む」との、容共的危険姿勢も見逃してはならない所だろう。

民進党は、以前の民主党から改組された当初から「ただの選挙互助会」との批判と揶揄を、度々受けて来た。そうした見方に、岡田、蓮舫の歴代執行部は、満足に回答して来なかったのではないか。このまま行けば、次は前原執行部が同じ轍を踏み、更なる離党者増を招き、遂には党分裂と言う、最大の危機に直面する事態に至る可能性が大きくある。参議院廃止による国会一院化構想は、拙者も心より支持だが、小池都知事、若狭衆議、細野参議ら新党の中枢にある各位は、そうした民進党の「末路」とも言えるあり様をよく見極め、決して不良な所の真似だけはされぬ様、切に望む所である。

今回画像は、先年夏、年に一、二度は訪ねる 新潟・福島両県を行く、JR磐越西線で保存運行される、蒸機列車の乗務訓練走行の模様。主に、年間営業運転直前の春先に、機器の機能の確認と、乗務訓練を兼ねての試運転がよく行われるが、必要に応じ、夏場の平日に実施される事も、まれにはある様です。最近は、栃木県下の東武鉄道の様に、新たに蒸機運転が行われる予定路線もあり、今後増えるかどうか、注目される所です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする