Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「希望の党」は、本気で支持拡大努力をしているか

2017-10-09 14:09:21 | 国際・政治

今回の衆院選公示が、明日に迫った。与野党共、街頭遊説などの選対行動に入ったが、安倍内閣総理大臣の遊説には、相変わらず過激勢力の野次が付き纏っている様だ。半分は、安倍大臣の自業自得かも知れないが、野党側敵対勢力のスパイが、安倍大臣の行程探りなどの暗躍をしているらしいとの指摘も聞いた。基本は「スルー」が一番だが、公示前にこの様な芳しからぬ事態があった事は留意したい。勿論、公示後のこの様な挙動は公職選挙法違反であり、露骨で安全面に欠ける様な行動に出た者、関与した者は逮捕されるべきである。

本題に入ります。安倍自公政権の大きな対抗勢力として、小池東京都知事が主宰の「希望の党」が立ち上がった・・のは良いが、これまでの推移を見ると、どうも「本気度」と言うのか、本気で国民的支持を勝ち取ろうとしているのか?の基本姿勢が疑われる所が大きくある。これにつき、昨日の地元紙 C新聞記事を引用して、見て参ろうと思う。

「見えぬ『希望』の政権像~首相候補、過半数擁立 不透明」

政権選択選挙の衆院選で、政権を目指す政党は、公約と首相候補、過半数を獲得できる候補者数を有権者に示さなければならない。政権交代を掲げる「希望の党」は、公約は発表したが、首相候補と過半数の候補者は示せていない。

「希望の党」代表の 小池百合子・東京都知事は 7日、東京・銀座で結党後初の街宣に臨み、夜にはネット番組で、他党の党首らと討論。しかし、同党の首相候補は、この日も明らかにしなかった。前原・民進党代表は同日の民放番組で「小池代表が、首相候補で闘うのが分り易い」と、尚 同代表に立候補を促す考えを表明。しかし、小池代表は、一貫して立候補しない考えを示している。

小池代表は、6日の記者会見で、衆院選前に首相候補を明らかにするかどうか訊かれ「整理がつき次第公表する」と、明示しない可能性に言及した。幹事長など 主な役職も決まっておらず「国民に分り難い(菅[すが]内閣官房長官)」と糾されている。小池代表が いつまでも首相候補を示さないことから「希望の党」が他党から首相候補を担ぐのではないか?と言う憶測も流れる。

①(仮に)自民党が 大きく議席を減らして 安倍首相が退陣する場合、国会での首相指名で、自民党の新たな首相候補に乗り、与党の一角となる。

②衆院選後、自民党を割って出た 安倍首相に批判的な勢力と連携して首相指名を制する・・・などのシナリオだ。

具体的には、自民党内で安倍首相と一線を画す 石破 茂(いしば・しげる)元幹事長、小池代表と親しい 野田現総務相の名前が挙がる。両氏の選挙区に「希望の党」は、現時点で候補者を擁立していない。小池代表との連携について、石破元自民幹事長は「選挙前にそんな話をするのは、極めて不謹慎」、野田総務相は「小池知事とは、親しい時も、そうでない時もある」と話す。

「希望の党」には民進党から多くの前職が合流したが、立候補予定者は現在 200余人。衆院定数の過半数(233人)に届いていない。公認を辞退したケースもある。小池代表が、一部の民進党出身者排除に言及したり、同党の政策と大きく異なる政策協定書の署名を迫ったりした事への反発が影響していると見られる。

「希望の党」は公示までに比例単独候補などを積み増す方針。一方、前原民進党代表は同番組で「無所属が 30人以上いる」として、連携可能な野党系無所属も加えれば、過半数の候補者を確保できるとの見方を示した。 (引用ここまで)

国政選挙などの重要な事共につき、新聞などの報道メディアに、判断の全てを頼るのは危険かも知れない。それは分っているつもりだが、前記の C新聞記事は「希望の党」の現状につき、概ね妥当と言える見方をしており、拙的には「一応合格」レベルとするものだ。「政党の顔」とも言える首相候補を、早めに明らかにする事は、その政党の政権公約と同様の重さを以て語られるべきではないのか。選挙公示日が明日に迫る状況下で尚、その所が明らかにされないのは、有権者たる国民市民から、不審の目で見られても、仕方がないのではないか。

それは転じて、国民市民の大きな支持を、本気で手に入れようとしているか否かの、党運営姿勢にも繋がる事だろう。とに角、このままでは「希望の党」の支持は、肝心の選挙公示期間に息切れし、大きく下げる事にもなりかねない。現に、世論調査の中には「希望の党」支持率は、先月末より数%ダウンの模様、との数字もある様だ。小池都知事は、この様な「後のない」状況に留意して、選対に臨んで頂きたい。先年の都知事選、そして先般の都議選とは、様相が異なる選挙となるのは間違いないのだから。今回画像は、先年の今頃訪れた、三重県南部の山里の様子。JR紀勢線が、伊勢湾沿いから山間に入る辺りで、対向の上り便に、懐かしの旧国鉄車がまだ頑張っていましたね。現在は、後継車両と交代、引退した事と思います。この山間の峠向うに、熊野灘に面した、優れた景観が待っていると言う寸法です。

コメント (2)
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