国内外共、一言では済みそうもない弔意とお見舞いの意を申さねばならない状況だ。一つは依然続く ロシア国の対ウクライナ国侵略による東欧戦禍。国際法違反が大きく疑われる複数の病院や学校、原子力発電所や 果ては明らかに民間人多数が集まる避難施設まで長距離ミサイル攻撃の標的にするとは言語道断。
北大西洋条約機構 NATOとの向き合いなどについて ウクライナ国側に一定の不適切があるにせよ、露国側のこの出方は許容できるものではない。停戦へ向けた当事両国交渉も進められてはいる様だが、欧米メインで我国も加わる 各種の重い制裁が科されるのはやむなき事だ。その一方で、避難を図る宇国側避難民各位への人道支援は最大限の配慮が行われなければならない。我国でも入国管理面をできるだけ簡素化したり 来日後の生活支援などが考えられている様だが、少しでも戦禍の恐怖が和らげられる事を切に祈念したい。
もう一つは、先日の東北地方メインの強い地震だろう。懸念されていた複数の犠牲を生じ、東北新幹線列車脱線に伴う長期運休や、首都圏などの一時大規模停電も伴った。その煽りで冷凍保管不能となった 新型コロナ・ウィルスワクチンが廃棄のやむなきとなったケースもある様だ。こうした事態の回避に向けた行動も一定は執られた様だが、大きな課題を残したのも事実。外国からの避難民を含む移住各位にも、災害との闘いという新たな課題に見舞われる。我々日本人が有事の際 こうした各位とどう連携して災禍を乗り越えるべきかも考えられるべきかも知れない。
前置きが長くなったが本題です。前述 2つの事共を含め、これからの我国は これまでより「有事」と呼ばれる事態との向き合いが増える事が予想される。依然流行が収まったとは言えない 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症対応が代表例だし、沖縄・尖閣に代表される島嶼部をメインに、何処とは申さないが 外国による対日脅威も増すのではないか。何よりも、震災や水害など 自然災害との闘いを、引き続いて行わなければならない。
それに関連して、国会衆院憲法審査会において やむなき場合の議員任期を一定延長可能にする為の議論に入るべしとの主張が複数会派から発せられ、なる程この方からの日本国憲法見直しも必要かと思わされたものだ。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。
「国会議員任期延長、5会派が議論求める 衆院憲法審」
与野党は 3/17の衆院憲法審査会で、前回の憲法審でオンライン国会に関する見解をまとめたことを受け、今後の議論のテーマについて意見を述べた。7会派中 5会派が、大規模災害など緊急事態に「国会議員の任期延長」を可能にする改憲について議論を進めるよう主張した。
任期延長について、自民党の新藤義孝氏は「どんな事態が起きても国会機能を維持しておくことは国の根幹であり、最優先で具体的な議論を行うべきだ」と述べた。日本維新の会、公明党、国民民主党、無所属議員会派「有志の会」も議論の必要性を訴えた。
一方で立憲民主党は、国民投票運動時の CM規制といった国民投票法改正のための議論を優先すべきとした。共産党は改憲貴議論自体に反対した。憲法審査会に先立つ幹事会で、与党側は 来週の定例日の 3/24は緊急事態対応に関する集中審議を実施するよう提案した。引き続き野党側と協議する。(引用ここまで)
冒頭に触れた様な事案事象が重なって生じたりした場合、やはり「平時前提」の日本国憲法規定は 一部であっても見直さざるを得ない所があろう。議論に加わる 5会派は、まず国民の生活安定と その為の国益を念頭に置いて議論に臨んで欲しい。有事の時 まず任期延長を要する頻度は衆院の方が多かろう。その意味で、衆院憲法審での議論開始は理に叶ったものと心得る。ただ、余り日数の猶予はないのではないか。短期間に 有意義で濃い内容の議論を重ね、必要な改憲への下地づくりの為の見解に達して頂きたい。
他方 もう記す必要もないかもだが、日共に代表される「日本国憲法見直しの為の議論さえも 一寸たりとも認めない」風な左派容共の出方は論外と見做して良かろう。どの途 皇統を頂く我国の「国のあり様」を根底から否定する一方、相変わらずの組織防衛に汲々としている不良意図が露骨に感じられ、大いに不興の念を覚えるもの。近い立場の社民、れいわ新撰組の各会派も 基本姿勢は似た様なものだろう。「言及さえさせない」思考停止にはいつまでも付き合っていられないのも事実である。
立憲民主党・泉執行部が忌み嫌う「初めに改憲ありき」の議論が全て良いと申しているのではない。現実に必要な所から、徐々にしっかりと見直して参りたいという事だ。今回画像は、先日 当地近隣の春日井市内で見かけた JR中央線の新鋭在来線列車「315系電車」の様子をもう一枚。左様、議論の進行さえ認めぬ思考停止勢力には「変わらずにいるためには 変わっていかなければならない」の一言でも見舞う事としますか。