仏パリ五輪大会が開幕した。大会史上初といわれる メイン競技場外で持たれた開会式も話題だが、仏市民革命に因む描写が閲覧注意レベルではないかとの物議も醸している様だ。拙者には、セーヌ川の川面(かわも)に浮いた歴史的名画「モナ・リザ像」がちと気になった。勿論 コピーか複製のいずれかとは思うが。
もう一つ、これは朗報といえるだろう。国連教育科学文化機関ユネスコに世界遺産登申請されていた 佐渡金山が全会一致で登録承認された事。まずは一言の祝意を。
この話は以前からあったものだが、委員国中 大韓民国が戦中の同国人労働の取り上げを巡って、これまで不同意だった所を我国側善処の確約を取り付けて認知と相成ったとも聞く。想えばこの問題、文 在寅(むん・じぇいん)前同国政権下でこうした指摘があったにも心得るが、尹 錫悦(ゆん・そんにょる)、岸田文雄の両国現政権の歩み寄り努力の一つである事は、拙者は認めたい。但し 保守側から妥協のあり様を問題視する声もある様で、そこは留意をとも思う所だ。
本題です。今秋任期が終わる 与党自民総裁。現職は勿論 岸田現総理だが、後任人事を巡り 党内で色んな綱引きも行われている様だ。その内 保守側の期待する候補が不利益を被っているのではないかとの観測もあるのは事実。以下 先日の夕刊フジ・ネット記事を引用して、みて参る事に。
「自民総裁選、高市早苗氏 ”出馬封じ” 報道 選管委メンバー選び、候補の推薦人になれない・・「岸田派ゼロ」の異様 無派閥から最多 5人」
自民党は 7/26、岸田文雄首相の党総裁任期満了(9/30) に伴う総裁選を統括する選挙管理委員会を事実上発足させた。メンバー 11人は 岸田首相が指定し、同日の総務会で報告された。
この顔ぶれについて、高市早苗・経済安保相の ”出馬封じ” との報道が出た。事実なら、岸田自民党から離れた「岩盤保守層」のさらなる怒りを招きそうだ。
◇岸田派ゼロ
「総裁選管、半数が無派閥」「メンバー選出、地域を考慮」「推薦人と両立できず」「高市氏側『出馬封じ』」
日本経済新聞は 7/27朝刊に、このような見出しの記事を掲載した。
選管委メンバーは以前、派閥のバランスに配慮して均等に人選されていた。ところが 今回は派閥裏金事件を受け、無派閥から最多の 5人を選出し、最大派閥だった安倍派から 3人、麻生、茂木、二階派から各 1人を選び、岸田派の起用は見送った。
メンバーは、中立性の観点から総裁選候補者の推薦人になれない。11人の中には、前回 2021=令和 3年総裁選で 高市氏の推薦人だった 黄川田仁志氏と 片山さつき氏が選ばれており、日経新聞は「高市氏に近い議員は『出馬封じ』と反発している」と伝えた。
これに対し 党幹部は「そんなことは意図していない」と禁論しているという。ただ 保守層に根強い支持があり、全国各地で開催している講演会が毎回大盛況という高市氏に近い議員が 2人も選ばれ「岸田派ゼロ」というのはやはり異常だ。
ヴェテラン議員は「岸田首相は再選に執念を燃やしているが、内閣支持率は危険水域に低迷し、党内からの『退陣圧力』も強い。菅 義偉(すが・よしひで)前首相ら非主流派は動きを活発化させ、裏金事件で ”粛清” した 安倍派議員の協力も期待薄だ。この人選では『高市潰し』の疑惑が持たれて当然だ」と語る。(引用ここまで)
今回自民総裁選には、かねて話題の 石破 茂・元党幹事長、河野太郎・現デジタル相、小泉進次郎・元環境相らの他。茂木敏充・現党幹事長の出馬も取り沙汰されている様だ。又 岸田現総理も内閣支持率が上向かぬ中、再選を目指す意向も聞こえてくる。
岸田現総理続投は頂けず、依然不振の経済テコ入れなどに本気で向き合う強い意思があれば誰でも良い・・とは参らないだろう。大きな一つが、総人口減のあおりをも受けているのでは?の声も聞こえる 安定的な皇位継承のあり方に対する向き合いだろう。
専門部会の方向性として、女性皇族の結婚後も皇室残と、終戦直後に連合国進駐軍GHQ(当時)の強い指導で離脱を余儀なくされた 旧宮家複数の皇室復帰案である。拙者も後者を支持する者だ。
詳しくは聞こえてこないが、高市経済安保相を除く次期総裁候補は 多くが女性宮家に肯定的だとか。現状は否定的な岸田現総理も、仮に再選が叶えば以後は分からないだろう。何しろ性的少数勢力LGBT の理解増進関連法案を無理に通したとの声が大きく聞こえる。皇位継承問題にしても、どう変節するかは見通せない。要注意だ。
引用記事にもある様に、与党自民はこうした問題につき 多くを語る事はしないだろう。背後に控えるは 勿論岸田現総理である。恐らく同氏は、高市経済安保相が次期自民総裁に選ばれる事を快く思わない事は想像がつく。が しかし・・。
「党益より国益」「我国の国柄をも含む 国家の国際的地位の保全」をより盤石にする為には、高市経済安保相が最適任というのが拙主張だ。高市大臣の自民総裁出馬を妨げる様な要因があるなら、それは取り除かれるべきだろう。
正当に執り行われた総裁選の結果でもない限り、我々はこうした「総裁選出馬潰し」の様な策動とは毅然と対峙すべきではないか。今回画像は昨秋、新潟市郊外の五泉市内にて、雨を突き 福島・会津方面へと向かう JR磐越西線・蒸機列車の様子をもう一度。以下に 佐渡金山の関連記事をリンク致します。「NHK 7/27付」
「雨を突き 福島・会津方面へと向かう JR磐越西線・蒸機列車」
力強い列車の姿に、見惚れました。
国民を牽引する自由民主党も、列車の姿を見習ってほしいと思いますね。
内部では揉め事があっても、国民のための政治を忘れず、困難な国際社会を走る列車の機関士に誰を選ぶか、正しい結論を出して欲しいと思います。
今回、私が持っている疑問が二つあります。
1. 石破、河野、小泉の3氏は国民から嫌悪されているのに、菅元総理が強力に応援している。
2. 既に立候補している青山氏について、党内で無視している。
これでは、「再生する自由民主党」は、期待できません。もしかすると菅氏は、大方の国民が嫌っている3氏を支援することによって、岸田首相の再選を応援しているのではないのかと、そんなことを考えたりします。
ちなみに私は、孤軍奮闘している青山氏を応援しています。
自業自得とはいえ、低迷の与党自民には 拙者も貴方
と同じ言葉を投げかけたく思う所です。
貴指摘の 3次期自民総裁候補は、決して国民から支持
されている訳ではないのに 菅前総理が強く応援して
いるとの話は、やはり拙者もおかしいと思います。
一方で「本当は望ましい」高市経済安保相と、貴方
の推される青山繁晴参議が疎外されている印象付き
纏うのも おかしな話です。
党内民主主義が生きているなら、この方々にも自民
総裁選を堂々と戦える環境を提供しなければならな
いはず。そうはなっていない所には、強く声を上げ
る必要がありましょう。拙者も 青山参議の戦意を
称えたく思います。
画像の方も一礼です。新潟と福島会津を結ぶ JR磐越
西線を 主に冬場以外の土休日運行される蒸機列車
の雄姿にはかねて唸らされてきましたが、学生時分
の同級生に大ファンがおり、最近はこの者と共に
年に 1,2度は参観に訪れております。強い味方が加
わったという感もありまして。まずは お礼まで。