Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

大阪人の気骨

2008-07-13 22:46:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

昨日今日の当地名古屋は、梅雨明け後を予感させる様な猛暑に見舞われました。本日々中の最高気温は実に35.5℃。夜に入っても気温低下は鈍く、悪くすれば今年初の熱帯夜の可能性すらありますね。私はこれが、夏一番の嫌いな状況でありまして、来る梅雨明けの後には少なくとも盆の時期まで約1か月は続く事を想うと、今から憂鬱な気分を禁じ得ない所であります。

さて今夏前、大阪の和食の名店だった「船場吉兆」の不適切な食材使用が露見した事による廃業騒ぎは拙ブログにても記し、大変な憤りを感じたものでしたが、今月も同じ大阪の歴史ある名店が残念ながら終止符を打つ事となりました。先週閉店した「くいだおれ」の事であります。

戦後の混乱期に創業した同店、和・洋・中とジャンルを問わない料理を手掛け、又玄関を守る傑作キャラクター「くいだおれ太郎」が人気を呼び、1970=昭和45年の大阪万国博覧会の頃が全盛期だった様ですが、平成期、そして今世紀に入って業界の競争激化や食文化の多様化などで業績は低迷、遂に先日の閉店に至ったとされます。

閉店の翌日、太郎は「暫く自分探しの旅に出ますねん」とのメッセージを残して姿を消す一方で、経営者一族の方がTV取材に応じていらっしゃいました。
やはり閉店の決断には断腸の思いがあった様ですが、その様な大変な状況下でも希望を失う事なく、次の事をお考えになっている様であるのには心打たれるものがありました。
転んでも、その事を糧にする位の強靭さ・・・なる程、これが大阪人の気骨か?と気付かされた瞬間でもありました。最後にその方は「太郎とは又いつか、必ずお目にかかれる日が来ます」と力強く仰っていました。そのお言葉を今は信じたいものであります。
食の街大阪・・・今は財政難で行政運営も大変な様ですが、そうした話を伺うと「まだまだ、大阪も捨てたもんじゃない」との想いを新たにさせられるものがあるのも事実です。

実は私は、先月下旬に大阪道頓堀を訪ねていて、その折にくいだおれ太郎との面会も果たしています。流石に報道にて取り上げられる様になってからはその人気も全国区のものとなり、記念撮影に勤しむ各位の人数も相当なものでした。
聞く所では、くいだおれ太郎と道頓堀河畔のグリコ看板、それにすぐそばの「かに道楽」の動く蟹看板の3体を合せて「浪速の3点セット」と呼んでいるらしいですね。今回何とかその3体をどうにか撮影できました。又後日ご紹介したく思います。笑

当日は尼崎市にて、3年前に生じたJR福知山線大列車事故現場をも訪れ、犠牲各位への弔意も表して参りましたが、その事も又後日詳しく触れる事と致します。*(ウニ)*

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