Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自動車離れは 本当か?

2007-10-28 13:54:00 | インポート
コナサン、ミンニチワ!

久し振りに見事な秋晴れに恵まれた、当地名古屋であります。今朝は悪友の1人とJR名古屋駅の近所へ写真撮りに参りましたが、日曜日のせいもあって、都心と言えど普段より空気が清清しかった様な気がします。

さて今、首都圏にて2年に1度の自動車の祭典「東京モーターショー」が開催中ですね。今朝の様な清清しい環境とも、そして未だ多い交通事故を抑止する安全とも上手く折り合いをつける事を厳しく求められている自動車。今回はそうした面での適応力をも身につけてのコンセプト車両の展示が多い様で、叶う事なら生で見てみたいのは山々の所です。
実はこの催し、来月前半までの会期を終えると次は同月下旬に当地名古屋にて展示され、間近に見る機会がある訳ですが当日は生憎別件が入る可能性があり、拝見できるかどうかは誠に微妙な所であります。

次に報道によると、昨今は我が国内における新車の販売が伸び悩んでいる由。
数年前より排気量の少ない軽自動車以外は頭打ちとなり、特に近年は減少傾向がはっきりしていました。伸びていた軽自動車も今年に入って息が切れ、僅かではあるものの前年を下回った模様です。

芳しくない理由は出生減による若い人口の減少が1つ。もう1つはその若者層において、自動車に一時程の関心が向けられなくなったのが主因だと言われています。曰く
「インター・ネットや携帯電話、旅行などの出費が多く、車の購入まで資金余裕が回せない」とか「遠方への旅行には、飛行機や列車の方が良い」などなど・・・。
勿論それ以外にも、思い当たる節はありますね。後を絶たない凄惨な交通事故や、街中へ乗り入れた時の走り難さと駐車場所の苦労など、便利そうな車での外出にも負の部分があるのは事実であり、我々はそうした面も念頭に入れて対応する必要があるかと思います。
更にこの所の一般国民の所得伸び悩みも影響している事でしょう。
税金や社会保障費用がかさむ一方で自由にできる可処分所得は減り続け、更に今年に入って顕在化した燃料費高騰が追い討ちをする形となり、その事が特に燃費の面で不利な普通車の販売不振に繋がっている様です。

自動車の販売不振は再建途上の我国経済に暗雲を投げかける悪材料となり得る反面、道路混雑の緩和や交通事故の頻度減少など好ましい所もあり、又人的、物的にも鉄道など他の交通機関に輸送が転移する所謂「モーダル・シフト」と呼ばれる現象も生じ、地球環境の悪化抑止には一定の貢献となっているのも事実です。
現に時折JRや名古屋鉄道の列車に乗り込んでみますと、一時より混雑している様な印象を受ける事もあります。
又、主要幹線鉄道では貨物列車が増便されている気配もあり、あるいはこれが、トラック万能の陸上物流に一石を投じる可能性もあり、今後はこちらも注目する価値がありそうです。

と、ともすれば負の部分が強調されがちな自動車ですが、「操る楽しみ」を持つ機器である事は各位ご存知の通り。その楽しさはかく申す私も一応は自覚しています。
その為には更なる安全の向上の為、車両、道路の両面での必要な整備を息長く続ける事、販売価格の適正化もさる事ながら最近普及し始めた短時間カーリースなどを更に進め、「利用し易い車」を目指す事、などが必要かと思います。
当初は道路整備の為だけに創設され、高い税率のまま見直される事のない自動車諸税のあり方も、再検討されるべきでしょう。
P.S 今月の拙日記は、以上です。*(車)*
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