Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

やはり現状、野党連携での政権交代は不可だ

2024-01-25 14:04:34 | 国際・政治
今通常国会の開会が明日に迫ったのに先立ち、元日生じた 能登半島地震こと北陸能登震災の救援と復興に関する国会閉会中審査が進行中だ。

それは良いのだが、被災地の地形などの理由から 自衛隊の初動や規模面の遂次投入などを巡っての、杉尾秀哉・立憲民主参議の質疑は正直「愚問」の域ではないか。

杉尾参議は、保守側にも知られた立憲民主党左派である。この勢力の前身は、いわずと知れた旧社会党。往年の第一野党だった前世紀後半は、自衛隊違憲の見解を振り回す一方で 中朝など旧共産圏との黒繋がりが指摘され、北鮮の政治工作資金が流れていた疑惑もある。今も皆無ではないだろうが、北鮮工作が目立った時期には、警察による工作員拘束の折には その都度旧社会党から抗議の連絡があった模様との話も聞く。

そんな政治勢力の流れを汲む様な輩に「熊本震災時にできた、自衛隊の速い初動や一気の大規模投入をすべき!」などと喚かれた所で、むしろ国民市民の不信感を増大させるだけではないのか。杉尾参議は 或る意味でもう引き返せない「ルビコン河」を無意識に渡り、埋め戻せぬ墓穴を掘ったのではないか。

そうした輩を政界に入れた某長野選挙区の有権者や 所属の立憲民主党にも相当な責任があろうが、こうした野党参議は他にも多数いる様だ。そんな有様が改善も改良もできない・・というより行う意思がないなら、もう参院自体を葬送して我国会の一院化を真摯に考えるべきだろう。その方が余程「日本及び日本人」の利益に適(かな)うと愚考する者だが。

昨今の政治資金問題など 与党側の有様も芳しくないのは事実だが、その一方 敢えて野党側の不良を糾す論調を表にするのも 報道メディアの健全なあり方だろう。一昨日表された 読売新聞ネット記事などはその一例か。以下 引用してみて参る事に。

「野党連携 給付増と負担減が『使命』とは」

給付の拡充と負担の軽減を言い募るだけでは、野党への支持は集まるまい。財源の裏付けのある現実的、建設的な政策の立案が欠かせない。

立憲民主党(以下「立民」と略記の場合有)の泉代表が、野党各党に「ミッション(使命)型内閣」構想を提唱した。各党で一致できる施策だけを共通政策として掲げ、その実現に絞った連立政権を組む という構想だ。次期衆院選に向けて、野党勢力を結集するのが狙いだという。

日本維新の会(以下「維新」と略記の場合有)は、教育無償化を掲げている。国民民主党は、ガソリン税を一時的に下げる「トリガー条項」の発動へのこだわりが強い。立民を含む 3党はいずれも、防衛力強化のための増税に反対している。泉氏はこれらを「ミッション」として例示した。

現状では、次期衆院選に向けた野党間の協力の機運は高まっていない。維新は、泉氏や立民の岡田幹事長などの選挙区にも積極的に候補者を擁立する方針だ。このままでは、野党同士で共倒れとなる可能性が指摘されている。立民の連立構想の提唱には、野党候補を一本化したいという思惑もあるのだろう。

「多弱」の状況を打開するため、野党が選挙協力をすることは、一般論としてはあり得る。

だが、泉氏が掲げた共通政策が給付に偏っているのは問題だ。教育無償化や防衛力強化の財源はどう手当てするのか。政策実現に向けた根拠や手立てを明確にしなければ「選挙目当ての人気取り」と言われても仕方ない。

泉氏はまた 共通政策以外については自民、公明両党の政権の政策を踏襲する、としている。野党勢力が政権を取っても 外交、防衛、社会保障などの基本政策は継続するので心配ない、と強調したいのだろうか。今の政策を維持しつつ、給付だけ増やすというのは 単なる要求の羅列にすぎず、政権構想の名に値しない。

岸田内閣の支持率は発足以来 最低水準を記録しているのに、野党は国民の支持を集められていない。その理由は何か?野党各党の執行部は 虚心に考えるべきだ。安全保障環境の悪化や人口減少といった課題について、説得力のある処方箋を示す必要がある。

泉氏は、共産党にもこの連立構想への参画を呼びかけている。共産主義・社会主義の実現を目指す共産党と、立民や維新などとは 理念も基本政策も異なるはずだ。そうした政党間の協力は「野合」と言わざるを得ない。(引用ここまで)

泉立憲民主執行部がどの様な政党間連携構想を目指そうが、それは基本的には日本国憲法許容の「政治活動の自由」の範囲だろうし、支持者でもない拙者は批判も擁護もするつもりはない。又 他報道によれば、岡田党幹事長は 日共にも近いとされる所謂「市民連合」との往来を認知しているとも聞く。

しかしながら、立憲民主党など複数野党の大口支持母体・連合こと日本労働組合総連合会からは 過度に日共など左派野党に接近せぬ様要請をも受けているはずだ。その大いなる意向に逆らったり無視したりしての連携や協力ががどの程度可能なのか?少なくとも拙者には疑問だ。これは結局、泉同党執行部のみならず 誰が党代表、そして党執行部を担っても同じ事だろう。

他の左派野党・社民やれいわ新選組にしてもそうだが、決して外交安保を含む我国の現実面を真摯に直視し、向き合っているとは思えない。そんな姿勢で 左傾メディアと共に「政権交代!」を叫んだ所で、心に響くものは何もない。せいぜい今回の読売記事を少なくとも一読位して「出直して来い!」とでも申しておこうか。

今回画像も振り返り恐縮。当地東郊、大曽根辺りの JR中央本線沿いに咲く寒椿と、この時期最も忙しい 三重県下と長野県下を結ぶ燃料専用貨物便の共演の模様を。因みに今冬の見頃は過ぎた様な。
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