Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

守り~パノラマカーの視点より

2008-12-11 00:08:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!
今夜もパノラマカー先頭席の「走る夜景」の鑑賞は他の愛好者各位に任せ、私は続く中間車内より、拙日記を綴る事と致します。

4名もの方が一度に受賞する快挙となった今年のノーベル賞授与式が執り行われる一方で、昨日は歴史的事件、現金3億円奪取が強行された日でもありました。1968=昭和43年の年の瀬でありました。これをきっかけに、給与賞与の銀行振込みが普及したのは有名な所であります。

さて現金に関するセキュリティの陰には、関係各位の「守り」への厳しい姿勢がある訳ですが、国の安全保障についても同じ事が申せるのではないかと思います。
先月の拙日記にても触れた、航空自衛隊幕僚長の前任、田母神(たもがみ)俊雄さんの著された論文は、歴代の政府見解と異なった箇所もあって賛否両論ある事は承知していますが、最近緊張の度合いが増す我国周辺の安全について警鐘を鳴らし、独自の自衛力を確立する必要がある事については一定の説得力があると私は見ています。

先日、あるCafe会員の方が、田母神さんの論文要旨を簡潔にまとめて下さっていましたので興味深く拝読して参りました。
それによると、戦前我国の旧軍が中国大陸及び朝鮮半島に駐留していたのは条約に基づく権益保護の為で、決してその全てが侵略ではなかった事、日中戦争の陰には共産主義勢力の暗躍があり、為に戦局が深刻化して中国々内の被害が増した面がある事、戦後の極東国際軍事裁判は、我国に戦争の全責任を転嫁する目的で行われた事、自衛隊はもっと主体的に動ける様制度整備をすべき事、などの主張が述べられています。特に、俗に東京裁判とも呼ばれる極東国際軍事裁判の経緯についてはほぼこの記述通りであり、私も共感を覚えます。

田母神さんは同時に、歴史上の主な紛争の解決は戦争によって行われたとの主張もなさっている様ですが、これには一定の歯止めが必要かとは思いますね。
日米開戦に慎重だったかつての海軍大将、井上成美(しげよし)さんが主張なさっていた「戦争はあくまで最終手段。外交や対話などのあらゆる平和的手段を尽くすべき」との姿勢は当然堅持すべきでしょう。

その上である程度、田母神さんのご構想にもあるやや強化された自衛隊とする事が最も望ましいと思いますね。同時に国民各位の、防衛への理解も必要。それが疎かだった為に、多くの被害者ご家族が今も苦しむ朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件を防げなかった訳でもあるのですから。
又、中東のアラビア近海における海賊対策への海上自衛隊や海上保安庁の更なる関与も模索されて良いと思います。
10月の外交評論家、岡本行夫さんの論文にもあった様に、既に我々の便利な生活を支える我国の原油タンカーが襲われた時、その海賊掃討の為に尊い同盟国の人命が失われている事実を決して忘れてはなりません。

我国の国会にては本日、中東にての多国籍軍艦船向けの海上自衛隊給油活動に関する改正法律案が成立の見込みとか。まずは良かったと思います。

余談ながら、パノラマカーの先頭席周りの窓に、最近の主流たる局面ガラスは採られていません。
技術そのものは勿論あったのですが以前の品質では強度に難があり、万一の列車事故などから乗客の安全を守る為、見送られたやに聞いております。
事実とすればここにも「守り」の思想が生かされている訳ですね。*(日本)*
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